2月13日(木) 「昨年は十七回、アルファッセ(レタス)を収穫しました」。一回当たり二十一日間、かなりの数字ではないだろうかー―。 視察旅行二日目、朝七時半にホテルを出た一行は、最初の視察地イタペセリッカ・ダ・セーラ市の原農場に到着。出迎えてくれたのは原フミオ・オズワルド(三世、三〇)さんは水耕栽培の専門家だ。四千三百平米の ...
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日系農協活性化セミナー 先端現場を視察(6)=ビリチーバ・ミリン=12年連作で障害出ず=トマトとキュウーリを2期作
2月11日(火) 「今はタクシーぼられることないの? ほんと?」。アルゼンチンはラプラタからの参加者・海蔵寺幸治さん(メルコフロール花卉生産者共同組合組合長)は、見るからに楽しそうにブラジル側参加者に質問。「今はメーター通りだよ」と返事がくると、「なんせ何十年前だったかな、ブラジル来たのは」と豪快に笑う。 ガロア(小ぬか雨) ...
続きを読む »香文化普及へ=日本香堂=コーヒー、マラクジャも試験
2月8日(土) 今、お香はショッピングや道端で気軽に買うことができる。そのほとんどがインド産で十本前後の線香が入った袋が一~三レアルなどと廉価なため、リラクゼーションや雰囲気作りのため、利用する人も多い。 日本でお香、線香といえば抹香臭いとか仏壇などのイメージと重なりがち。 しかし、日本には古墳時代からの香の歴史があり、平 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
儀式や教義は異なるが、日本の「真言密教」に通じる面がある、と書いているのを見た。何かといえば、カンノンブレのことだ。いつだか、阿含宗の護摩法要が伯字紙に大きく取り上げられたのも、この辺の理由からだろう。 日本の高校社会の参考書(教育出版社)は九五年、「ブラジルのくらし」を特集。そのなかでファヴェラ、デノミネーションそしてイエマ ...
続きを読む »海外に広がる=下坂コーヒー=上海にカフェドカルモ
1月30日(木) 日本で発売されている『月刊まんがくらぶ』という雑誌に「寺島お仕事探検隊」というコーナーがある。毎回、職人や様々な仕事場を訪ねてマンガにしているのだが、今年一月号ににブラジルのコーヒーが取り上げられた。 ■ 現在、世界に流通するコーヒー豆の約三十パーセントがブラジル産、そのまた三十パーセントがセラードコー ...
続きを読む »スーパー、商品値下げ予測
1月18日(土) 【アゴーラ紙十七日】ブラジル・スーパーマーケット協会(Abras)のジョアン・C・オリヴェイラ会長によると、スーパーマーケット側とメーカー側との商品交渉で、値下げの動きが見られるという。 小麦粉や小麦粉加工製品、大豆油、コーヒー、砂糖などは、米国ドル単位で価格を決定する。現在ドルが下がっているため、これらの ...
続きを読む »刊行物
1月16日(木) 『火焔樹』一月号が発行された。目次ページ上「花コーヒー(九句)」(要一郎、その一句「コーヒー咲く息吹を止めし昼の沼」)、雑詠(要一郎選)、ハイカイ耕地うちそと(85)、「野分会一句百言」(ホトトギス転載)、ホトトギス七月号入選句(ブラジル関係中林俊二さんら十人、いずれも二句入選、中林さんの一句「五風十雨蒔きし ...
続きを読む »日本人画家たちが残すもの=―ブラジル美術の20~60年代―
2003年1月1日(水) サンパウロ市のブラジル銀行文化センター(アウヴァレス・ペンチアード街112)では十二日まで、「ファデウ・コレクションで見るブラジル美術」展が開かれている。今展は、この国の作家たちがどのようにして西欧の近代美術を消化し、後に「ブラジル」らしさを獲得していくか、その流れを一気に探れる絶好の機会となった。日系 ...
続きを読む »高拓生の足跡たどる
アマゾンに挑んだ若者たち-子孫は各地で繁栄 昨年十月に高拓生七十周年記念式典がアマゾナス州マナウス市で行われ、高拓生とその未亡人や子供、ほか関係者が集まった。高拓生とは、国士舘高等拓植学校または日本高等拓植学校で学び、アマゾナス州ビラ・アマゾニアにあったアマゾニア産業研究所で実習を行ってアマゾン開拓を目指した人々のこと。高拓生 ...
続きを読む »20世紀-コロニアの20人
日本人の海外発展史にあって、二十世紀はブラジル移住の世紀でもあった。移民前史からのほぼ百年をかけて二十五万人余が移住。扶植された子孫は百四十万人におよび、海外最大の日系集団地を築き上げた。この間、コロニアは各分野に多くのパイオニア、指導者を得て、裾野の広い活動を営んでくることができた。そこで今世紀最後の年にちなんで対伯移民史を ...
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