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コーヒー 関連記事

大耳小耳

 伯外務省サイトによると、東京都の在日ブラジル大使館にはエドゥアルド・パエス・サボイア氏が特命全権大使として就任する予定だ。同氏はボリビア国ラパスの伯大使館に勤めていた2013年当時、モラレス大統領と対立してブラジルへの亡命を求めていた同国上議を「人道的理由」からブラジルに受け入れた。当時のジウマ政権は、同じ左派政権だったモラレ ...

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県連故郷巡り=日本人ハワイ移住150周年=ホノルル・フェスタで交流=第2回=日布移民条約で移住許可

メモして明日からがんばろう

 日本からの移民は1868年から開始され、1902年にはサトウキビ労働者の70%が日本人移住者で占められ、1924年の排日移民法成立まで約22万人がハワイに渡った。  1885年(明治18年)1月、日布(ハワイ)移民条約が結ばれ、ハワイへの移民が公式に許可されるようになった。  これは官約移民と呼ばれ、1884年、最初の移民60 ...

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高齢化社会で始まった「長すぎる老後」への挑戦=(1)=一億総活躍時代の実現」の重圧=サンパウロ市在住 毛利律子

屋外の車椅子の男性と介護士(日本、フリー写真サイト「写真AC」より)

 第2次世界大戦後、世界の多くの国は超高齢化社会になり、各国が新たな課題に挑戦することになった。それは何かというと、「長すぎる老後」を、誰もが平等に快適な生を過ごせるか、ということである。  仏教で説く「生・老・病・死」、「四苦・八苦」。これらはまことに端的に、「人間の一生」を要約している言葉と言えよう。この本質は変わりようがな ...

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どこから来たの=大門千夏=(74)

「貴女の応接間に飾ってあげてほしいんだけど」と言うと、女はキョトンとした顔をして、首を少しかしげてエッ?と言ったようだった。 「これはお母さんの心、お母さんの魂よ。売ったりしないで。……お母さんを思い出してあげて」と心をこめて言うと、女は眼を大きく見開いてじっと私を見つめて、それからしばらくして眉間に小さなしわを作って下を向いた ...

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どこから来たの=大門千夏=(73)

 こんなところに一人で住んでいた? しかしここまで黒くなるには少々の年月ではないはずだ。雨漏りだろうか、それとも水道管か。今までよくも漏電しなかったこと。  階段の白い大理石の手すりは壊れたままで、その大きな破片は黄褐色になって階段の下に転がっている。すぐ近くに住む娘は左官を呼んでやることも、電球一つ取り換えてあげることもしなか ...

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どこから来たの=大門千夏=(72)

 残されたコレクション  長らく雨の降らない日が続き、埃っぽく、喉はイガイガする、眼は赤くなる、こんな四月のある日、派手な服を着た、どこか落ち着きのないブラジル人女性が私の骨董店に入ってきた。  母親が二ヵ月前に亡くなったので品物を整理したい事、生前、コーヒーカップを何年もかけてコレクションしていたので、ものすごい数があるから買 ...

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銃剣とブルドーザー=米軍に美田奪われた伊佐浜移民=(4)=強制接収から2年、ブラジルへ

戦中のことを語る屋良さん

戦中のことを語る屋良さん  サンパウロ市カーザ・ヴェルデ地区在住の伊佐浜移民、屋良朝二(やら・ともじ)さん(78)の一家は戦前、フィリピン・ダバオでマニラ麻の農園に従事していた。戦争が始まると敵性国民として追い立てられ、他の日本人たちとともに避難生活が続いた。まともに食べる物がないなか逃げ回り、みんな足を悪くしたり、病気になった ...

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《ブラジル連警》トイレットペーパーまで解析=DNAデータ照合で、パラグアイで発生した強盗事件の犯人突き止める

 ブラジルと国境を接するパラグアイのシウダ・デル・エステ市で、昨年4月24日未明に警備会社のプロセグール社襲撃強盗事件が発生した。  ブラジル連警はその後、犯罪集団が基地として使っていた家屋から、髭剃りやトイレットペーパー、ビール瓶、コーヒーカップや煙草の吸殻など、300個以上の証拠品を押収。これらに付着したDNAデータを解分析 ...

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銃剣とブルドーザー=米軍に美田奪われた伊佐浜移民=(1)=「男たちに任せておけない」

田里友憲さん、雪子さん夫妻

 終戦から10年目の1955年7月19日、「沖縄有数の美田」といわれた宜野湾市伊佐浜の土地、さらに家屋までが米軍によって強制接収された。土地を失った10家族が縁故のいない未知の国、ブラジルに移住したのはその2年後のことだった。「伊佐浜土地闘争」は強制接収に対する初期の抵抗運動として、その後の「島ぐるみ闘争」で象徴的に語られる史実 ...

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降りかかる伝染病や寄生虫=日本移民史に見る病との闘い=サンパウロ市在住 毛利律子

マラリア原虫の電子顕微鏡写真(By image by Ute Frevert; false color by Margaret Shear, via Wikimedia Commons)

 現在発行されている多くの移民史に目を通すと、必ず記載されている項目は「病との闘い」である。100年以上前、山紫水明の穏やかな自然環境に育まれた日本人が、約2カ月近くの長い航海を経て、南米ブラジルに移民として上陸した。しかしその道のりは想像以上に過酷なものであった。  『戦前移民航海物語・ヨースケ・タナカ』によると、戦前移民は3 ...

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