コーヒー
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どこから来たの=大門千夏
どこから来たの=大門千夏=(28)
この家の母親が園長先生で、大学を出たばかりの大層美しい娘が手伝っていた。ご主人は影が薄くて時折見かけるくらいだった。そしておばあちゃんもいた。もうとっくに八〇歳を超えていて、家の前のベランダで、小さ
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どこから来たの=大門千夏
どこから来たの=大門千夏=(16)
彼の細工場は街の中央の古いビルの中にある。このビルに入ると大理石を敷き詰めた丸いホールがあって、正面の壁には細かいタイル細工でコーヒー園の様子が描かれている。よく見ると右下にかの有名なニーマイヤのサ
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ブラジル国内ニュース
《ブラジル南部》「死の高速道」車線の拡大工事が完了=事故多発地帯の安全性高まるか
7年間に及ぶ工事の末、19日にロドヴィア・レジス・ビッテンクールの車線拡大工事の最終区間の工事が完成したと20日付現地各紙が報じた。 ロドヴィア・レジス・ビッテンクールは、ブラジル北東部セアラー州
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日系社会ニュース
89℃コーヒー・ステーション=東洋街に丸海グループ新店舗
丸海グループ(グオ・ジョニー社長)は、喫茶店「89℃コーヒー・ステーション」(Praça da Liberdade, 169)を19日、サンパウロ市のリベルダーデ広場に開店した。日本の喫茶店をイメー
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どこから来たの=大門千夏
どこから来たの=大門千夏=(10)
相変わらず馬鹿正直でうんざりすることは度々あったが結婚生活は平穏に続いた。 いくら金儲けが上手でもケチでお金に汚い男ではどうにもならない。これでいいんだ。私の分相応な夫なのだと自分を慰め慰めてのあ
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どこから来たの=大門千夏
どこから来たの=大門千夏=(1)
第一章 大きい事は良いことだ 私たちの結婚式が済んで三ヵ月経った。荷物も片付き家の中も落ち着いた。一九六五年のある朝、コーヒーを飲みながら夫は「結婚記念に絵を買おう」と言った。 「賛成」。結婚の思
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樹海
リオから大統領が生まれないその理由は?
ブラジルの政界用語の中のひとつに「カフェ・コン・レイテ(コーヒーと牛乳)」という言葉がある。これは「カフェ」がサンパウロ州、「レイテ」がミナス・ジェライス州を、それぞれの特産品に喩えたものだ。これは
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回想=渡満、終戦、そして引き揚げ=浜田米伊
回想=渡満、終戦、そして引き揚げ=浜田米伊=(11)
苦しみや悲しみにうち沈んでいる内に時が経ち、翌1975年7月18、19、20日の3日間、朝に大霜が降り、コーヒーの木は全滅。この時はさすがに私でも希望を失い、元気もなくなってしまいました。 この頃
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回想=渡満、終戦、そして引き揚げ=浜田米伊
回想=渡満、終戦、そして引き揚げ=浜田米伊=(10)
コーヒーの木が小さい時は間作といって、その間、色々な雑穀を植えるのです。米は中へ4通り、フェジョン、大豆、ミーリョ(とうもろこし)と色々な種を蒔きました。どこの家もポルコは太らせて売りますから、ミー
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回想=渡満、終戦、そして引き揚げ=浜田米伊
回想=渡満、終戦、そして引き揚げ=浜田米伊=(9)
すると思いがけなく、そこの地主の国井さんという人が、こちらが払った分をそっくり持ってきて返して下さったことには、みんなが驚きました。こちらがやめたものだから、そのお金を返してもらえる等とは誰一人思っ
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