いよいよ一週間と目前に迫った『第19回日本祭り』――。同祭のなかで毎年最も人気を博しているのは、何と言っても47都道府県が自慢の料理を持ち寄る『郷土食広場』だ。福井県の「越前おそしそば」、昨年4000枚を売り上げて無敵の売り上げを誇った和歌山県の「お好み焼き」など、普段は食べられない料理が目白押しだ。行列必須のブースも多数。気 ...
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自伝小説=月のかけら=筑紫 橘郎=(27)
「実は近々、もう一か所、種鶏場を新設する事にしたが、岩田さんがどうしても年齢的に自分は無理だと引受けてくれない。そこで岩田さんが、ミランドーポリスで実績のある君に決めて、住宅を用意した。君が来てくれれば、岩田さんも仕事ができる。どうだい、岩田さんは期待している。知らない中じゃないだろう」 これでは否応なし。太郎は目の前がパッと ...
続きを読む »仏壇に供える朝一番のコーヒー
文協で「移民の日」に行われた開拓先亡者法要では、今年はお供え物が餅からコーヒー豆に変わった。これは、仏教連合会内の準備会議で、コレイア教伯会長が発案したとのこと。 コレイアさんにその理由を尋ねると、「初期移民はコーヒー農園で働くための渡伯でした。開拓者先亡者慰霊法要ということで、その想いを偲ぶには、もちろんお米、お餅も良いです ...
続きを読む »【2016年移民の日特集号】ごあいさつ
移民の日に思うことブラジル日本都道府県人会連合会会長 山田 康夫 ブラジルの日本移民は今年108年、戦後の移住が再開されて63年になり、戦前、戦後を通じてブラジルに移住した日本人の数は25万人余、そして現在では190万人余といわれる日系人の中に占める日本人の数は3%を下回るといわれています。 しかしながら108年前に、コーヒー園 ...
続きを読む »自伝小説=月のかけら=筑紫 橘郎=(24)
そして「今日はおばさんいるかな」と文雄君が家の中を覗いている。すると返事もしないで顔を出した娘がいきなり、「まあ文ちゃん、今日はなにごと?」「ちょっと通りかかったもんで、声を掛けてみた。おばさんは?」「ここだよ。まぁー久し振りじゃないの。文ちゃん。お母さんやお爺ちゃんは元気かい?」と誠に親しみのありそうな会話に、太郎は親しみを ...
続きを読む »日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(12)
兵譽は通行許可書(枢軸国の移住者には必携だった)をもっていなかった上に、そのころ、禁止されていた日本語のパンフレットの包みを抱えていた。 通行許可書はオレンジ色の手帳で、その所有者がどこからどこへ行くのかを書き込むスペースがあった。手帳の裏表紙には通行を許可する行動範囲が書かれている。(1)本手帳の所持者は一定の区間、並びに期 ...
続きを読む »五輪にまつわる興味深い話いろいろ
「日本移民の日」108周年記念の五輪特集号別冊が本日出るにあたり、オリンピックに関わるうんちく、興味深い話を集めてみた。リオ五輪では「206カ国・地域」から選りすぐりの「1万500人」が参加する。大会に参加する馬の数だけで315頭、使用されるテニスのボールは2万5千個にもなる▼今回のノビダーデ(新鮮味)のある競技は二つ。92年 ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(893)=富重久子 選
コチア 森川玲子
身を縮め朝の着替へや冬の入り
【ブラジルの歳時記では五、六、七月が冬季になっているので、六月はまさに冬季の真っ只中である。
私もこの句の様に、朝は床から出て着替える時身を縮めて大急ぎで重たい衣服を身につけるが、それだけ年老いたのであろうかと思ったりする。季語の「冬の入り」が柔らかく一句を包むように詠まれている】
自伝小説=月のかけら=筑紫 橘郎=(19)
入ってまずビールを注文。「何かおつまみは」とガルソンが聞く。奥地のフランゴ(若鶏)のから揚げを注文した。昼間の余りにも美味しい味に釣られたのである。でも、出てきたから揚げは、鶏は鶏でも鶏の味が違う。これが当たり前の味なのだ。 グイグイ遣っていたら、ガルソンが遣って来た。「セニョール(貴方)はどこから来たか」と聞く。「サンパウロ ...
続きを読む »大耳小耳
少々コーヒーにこだわりのある耳子は、来伯してこの10カ月の間、いろいろ探しまわった。だが、なかなかお気に入りのコーヒー店が見つからず、ひそかに悩んでいた。ところが先日、サンパウロ市プラサ・ダ・アルボレ駅近くにあり、日系人が経営の「Hokkaido」(R. Pitangueiras, 66)で飲んだ有機栽培コーヒーに感激した。香 ...
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