自然農法や有機栽培の支援や啓蒙活動を行っているブラジル岡田茂吉財団(ミゲル・ボンフィン理事長)は10日と11日、サンパウロ市イビラプエラ公園内ビエナーレ館で開催されている『ビオ・ブラジル・フェア』『ラテン・アメリカBIOFACH』で、有機栽培や健康食についての講演を行う。 このイベントは環境に配慮したものや、有機・自然栽培され ...
続きを読む »コーヒー 関連記事
自伝小説=月のかけら=筑紫 橘郎=(18)
どうやら朝のコーヒー(軽食)なのだ。何とテーブルの上には、大きなスイカとかマモン(マンゴ)とか、色ずいたバナナに、自家製らしいパンが山と出してある。果物、パンはさすがブラジル、上手に出来ていた。しかし牛乳とバターは匂いが強くて、手を付けられなかった。 さて長々と日本の家族の話をして、又井出利葉さんの移民人生「喜怒哀楽談義」を夢 ...
続きを読む »元代表監督、篠原が語る=メダリスト育てた武士道精神=(中)=三つのメダル手にブラジル凱旋=武道家・小川龍造との出会い
恩村に続けとばかり、12年ぶりの銅メダルの後は、重圧から開放されたように選手らが奮起する。ワルテル・カルモナ(86キロ級、銅)、ドウグラス・ビエイラ(95キロ級、銀)も続いた。1972年ミュンヘン五輪以来、3大会ぶりの快挙。柔道界が待ち望んだメダルを、一気に三つも持ち帰った。 しかも第2号は篠原道場出身の恩村で、正真正銘、「ブ ...
続きを読む »日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(6)
農園主が雇用者に対して行っている搾取はあきらかだった。彼らは自分たちの不正を隠そうとして、一九二九年にニューヨークの株市場で起きた世界大恐慌をたてにとって、安い賃金を支払いつづけていた。この世界大恐慌は主要銀行を倒産に追いこみ、アメリアの住宅システムの借財は膨れ上がる一方となり、富める国ほど生産に大きな支障をきたし、紙幣はたん ...
続きを読む »日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(5)
このようなわけで、日本人同士団結して農業組合を立ち上げる試みが行われた。成功したものもしなかったものもあるが、ともかく、今日でも新聞を広げると、当時の移住者が経験したのと同じようなことをいまだに継続されて、昔の「タコ部屋」の奴隷同様の農村労働者がおり、労働省の係員や連邦警官に救い出されたケースなどを目にする。 二〇一一年六月半 ...
続きを読む »日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(4)
この移民収容所は一八八七年に創設されたもので、一世紀にわたって六〇カ国余から移住者を受け入れてきた。もともと、移住者は奴隷の代わりに労働者として受け入れられていた。ところが、奴隷解放を謳った「アウレア法」が施行されると、奴隷は使用人になり、農場主は給金を支払わなければいけなくなった。その対策として移住受け入れが盛んになるのだが ...
続きを読む »ニッケイ歌壇(513)=上妻博彦 選
サンパウロ 水野 昌之亡国の汚職と不正にまみれたるジウマの政権崖っぷちに立つ土壇場なお強気の女大統領連立与党の三下り半受く大統領の休職議決の一瞬を国民待てり真夜中過ぎても贈収賄のすさまじかりし政界にとどめ刺すかに検察動く収賄で騒がれ果ては逮捕され道連れ増やす司法取引 「評」時事詠、国とは民、その代辯者達の ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(890)=星野瞳 選
アリアンサ 新津 稚鴎沈み行く月に妻恋鹿の鳴く横書きの文親しめず秋灯下生え広がり咲き広がりて秋桜引力に耐えて暮れゆくパイナかな除夜告げて我が家に古りし鳩時計 北海道・旭川市 両瀬 辰江これで終りと思わせて春の雪雲一つ無き空の画布鳥帰る薄ら氷を踏み蹴散らして登校児気がつけば流氷すでに去りしあと ...
続きを読む »日本移民108周年記念=囚人の署名 平リカルド著 (翻訳)栗原章子=(2)
善次郎は七年前に五人の子どもを引き連れて、神戸港からモンテヴィデオ丸に乗り、移民としてサントス港に着いたのだ。それは一九三一年のことだった。 ブラジルと日本の政府の合意により、多くの移住者がやってきて、ブラジルの農村地帯、特にコーヒー地帯の農園に配耕された。そのころのコーヒーは金のなる木だと喧伝され、その誇大広告に煽られて、農 ...
続きを読む »90周年迎える第2アリアンサ=鳥取村の記念式典7月23日=慶祝団が来伯、鳥居も建立へ
ミランドポリスの第2アリアンサ移住地(鳥取村=矢尾板暉埜会長、てるの)が今年、創設90周年を迎える。5年ごとに記念式典を実施しているアリアンサ移住地。創設時から関わりを続ける鳥取県からも慶祝団が来伯し、7月23日午前9時から記念式典が開かれる予定。 式典当日、サンパウロ市からはアリアンサ郷友会、鳥取県人会などの慶祝訪問団が訪れ ...
続きを読む »