ブラジルの主要な輸出製品であるコーヒーの輸出が、それまでには見られなかったほどの減少ぶりを示し、一度に売れなくなってしまった。さらには、砂糖、とうもろこし、綿、牛肉といった輸出の牽引役ともなっていた農産物のすべてが、同じように総崩れになっていった。 一九二0年代の後半には、ブラジルもそれなりの経済成長を遂げて、国内市場もかな ...
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自分史寄稿=「移り来て六十年」=サンパウロ市在住 村上佳和
戦前移民19万人、戦後移民6万人とか7万人と言われる。日系190万人、海外最大の日系社会である。1957年から1962年の5年間が戦後移住者のピークで、1964年の東京オリンピックを機に日本は高度経済成長期に入って移住者が激減し、新しく移住してくる人が途切れて50年。戦後青年移住として一番多勢のコチア青年2500名、今では平均 ...
続きを読む »中島宏著『クリスト・レイ』第99話
「それとも、よほど鈍感だったのかということでしょうね。私の見るところではどうも、そのどちらにも原因があったということのようね。でもね、マルコス、そんなことよりも、私はもっと大事なことが、そこにはあったというふうに解釈したいわ」 「もっと大事なことというと?」 「つまりね、二人ともが相手のことを考えて、心配し、できるだけ自分のこと ...
続きを読む »ウィーン名物シュトュルーデルならここ!=「ドッサリア・フィスシェール」(Doçaria Fischer)
ウィーン名物「アプフェルシュトュルーデル(Apfelstrudel)」をサンパウロで食べるなら、ここ! メトロのアウト・ド・イピランガ駅横のケーキ屋「フィスシェール」だ。ブラジル名「Bolo de Maca com Nozes」で売っている。 「シュトュルーデル(strudel)」とは、極薄に伸ばしたパイのこと。それで、甘く ...
続きを読む »【特別寄稿】コロナ明けに行きたい博物館=コーヒーの歴史と魅力堪能=サンパウロ・ヴィラカロン在住 毛利律子
案外難しいコーヒー作り ニッケイ新聞11月14日号に、カフェ・ファゼンダ・アリアンサ社の新商品「ドリップバッグ・コーヒー」のことが紹介された。私は幸運にも、この記事より一足先に商品を味わい満喫している。早速、その会社のネットサイト(https://cafefazendaalianca.com.br)をのぞき、興味深い話を見聞す ...
続きを読む »《ブラジル》衛星写真によるマッピング拡大=サトウキビやコーヒーの後は大豆
国家配給公社(Conab)と国立宇宙研究所(Inpe)が、衛星写真を使った大豆の生産管理(マッピング)を年内に始める意向を明らかにした。
続きを読む »中島宏著『クリスト・レイ』第76話
やっと手に入っても、満足するような量はなく、おまけにその価格は驚くほど高いものであった。しかし、背に腹は代えられず、とにかく入手できるものはすべて購入し、マラリアに罹った人々に与えた。それによって小康状態を保ち、徐々に回復して行く人々もいたが、それでも犠牲者の増加は後を絶たず、結局、このままでは大半の者が犠牲になりかねないとい ...
続きを読む »【特集】オンライン=日本移民シンポジウム初開催=「日本文化の継承への課題」等=原田清弁護士ら熱く討論
汎ソロカバナ日伯連合文化協会青年部と、国際NGO「国際キフ機構」ブラジル支部(KIFブラジル)が主催する「ブラジル日本移民シンポジウム」が、7日(土)午後2時から4時半までオンラインで初開催された。モデレーターの原田清弁護士を中心にして、現代における日本移民の歴史の意義や、どうやって日本文化を継承するかなどについて、古参二世の ...
続きを読む »ドリップバッグの新商品発売=カフェ・ファゼンダ・アリアンサ社
上品なパッケージから漂う香ばしいコーヒー豆の香り││「用意する時からワクワクします」とは、カフェ・ファゼンダ・アリアンサ社(石川レナト代表)が10月末に販売を開始した『ドリップ・コーヒー(Drip Coffee)』を淹れる際によく聞く感想だ。 『ドリップ・コーヒー』はカップオンタイプの便利なドリップバッグ。コップにかけられる ...
続きを読む »特集=文協とCIATE共催=「在日ブラジル人30周年」ライブ=日伯の人的交流を底支え=両国で活躍する新世代紹介=文協65周年、外交125周年
ブラジル日本文化福祉協会(石川レナト会長)のネットワーク・プロジェクト委員会と国外就労情報援護センター(CIATE、二宮正人理事長)が11月6日、7日、8日に「在日ブラジル人30周年」を記念し、日本での就労や教育、帰伯後のことなど、様々なテーマに焦点を当てたディスカッションを行った。この企画は例年「コラボラドーレス会議」として ...
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