ニッケイ新聞 2007年10月30日付け 十月十五日に奴隷労働の摘発再開が承認されてから二週間。二十九日付のフォーリャ紙が、摘発再開で、劣悪な労働条件下で奴隷のように働かされ、逃げ出すこともできずに苦しんでいた人々九〇人が保護されたと報道。コーヒー園やファゼンダに配耕された移民の方々の苦労を思い出させるような実態が今も続いてい ...
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大耳小耳
ニッケイ新聞 2007年10月26日付け ドキュメンタリー映画「笠戸丸移民物語」の撮影を進めている左藤さんによれば、「一番苦労した映像はカフェの花が満開になっているシーン」だという。ちょっと咲いているだけの場面はあっても、コーヒー園で一斉に花咲いた風景をカメラに収めるのは「三十年間で初めて」という。通常は二~三日しか保たず、ち ...
続きを読む »百周年記念でマナブ間部展=熊本=よしの夫人も会場訪れ
ニッケイ新聞 2007年10月25日付け 【藤崎康夫東京支局長】画家の故・間部学氏の生まれ故郷、熊本県宇城市不知火美術館で、ブラジル移民百周年記念として、マナブ間部展が九月十九日から十月二十八日まで開催されている。 明るく広々とした空間に、初期の具象画から始まり、鮮烈な色彩と躍動する感性溢れる「マナブ間部」の世界を堪能させて ...
続きを読む »東西南北
ニッケイ新聞 2007年10月10日付け キューバ革命時代の英雄チェ・ゲバラ。アルゼンチンに生まれ、キューバ革命をリードし、その後、ボリビアに潜入。大陸革命を理想に掲げたゲリラ戦士は、一九六七年十月九日にボリビア軍によって捕らえられ、翌日処刑された。先週金曜日から第二回世界チェ・ゲバラ集会のためボリビアに集まった人々は、八日に ...
続きを読む »米国共存が発展の近道=コスタリカは楽園=軍事費廃止、教育へ充当
ニッケイ新聞 2007年10月10日付け 【ヴェージャ誌二〇二六号】コスタリカのオスカール・アリアス大統領は、第二次政権も残すところ一年余りとなった。同国は十月、米国との自由貿易協定(TLC)を結ぶか人民投票を行う。同大統領はTLCが、同国を発展に導く絶好のチャンスだと思っている。同国は独立して四〇年、政変もクーデターもないラ ...
続きを読む »地元挙げ移住50年祝う=ピラールの川畑さん=市長ら4百人がつどい=日本からも親戚駆けつけ
ニッケイ新聞 2007年10月9日付け 一九五七年に鹿児島県の頴娃町からパラグアイへと一家五人で移住した川畑家。ピラール・ド・スール市へ移り住んで四十五年、今年で移住五十周年を迎えたことを記念して、六日、同市の川畑幸一さん(57)宅で祝賀の催しが開かれた。両親の幸吉さんと智恵子さん(共に故人)は、同市のピラール・ド・スール文化 ...
続きを読む »帝政時代からの長い闘争=3回も米国と国交断絶
ニッケイ新聞 2007年10月3日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】米国の覇権時代が終わりつつあると政治学科外交政策のルイス・M・バンデイラ教授が次のように講演をした。米国が退却しつつある領域を、ブラジルが占領するチャンスが到来している。それは、ラテン・アメリカの左傾化ではない。 ラテン・アメリカ諸国は過去におい ...
続きを読む »トレンド
ニッケイ新聞 2007年10月3日付け 肉牛ネローレ種ルアナの試験管ベビーFIVペルボニが七カ月目を迎え、一日当たり一・四キロ宛て肥育している。マルセロ・ペルボニ氏はウベラーバで、短期間に良質の肉牛を大量に生産するクローン牛の飼育に取り組んでいた。胚の移植と試験管受精は、牧畜の常識になりつつある。 ◎ 人工授精と精 ...
続きを読む »「こんなに集まるなんて感激」=最果てのキナリー植民地初めての出身者の集い=約半世紀ぶりの再会も、30人余が旧交温め=サンパウロ市
ニッケイ新聞 2007年10月3日付け アクレ州に開設されたキナリー植民地出身者の集いが九月二十九日、サンパウロ市内のレストラン「トライーラ」で開かれ、入植者やその家族など三十人あまりが出席した。サンパウロ市、近郊のほか、遠くはマナウスやポルト・ベーリョ、ゴイアニアからも参加。今もキナリーに住む入植者も訪れた。一九五九年の入植 ...
続きを読む »食料品価格が今年に急騰=インフレ平均の2倍超=背景に低所得層の購買力上昇
ニッケイ新聞 2007年9月27日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十六日】食料品価格の上昇が政府の今年のインフレ目標四・五%(広範囲消費者物価指数=IPCA)に迫る勢いを見せ、低所得者層を中心に消費者を脅かしている。 ブラジル地理統計院(IGBE)のデータによると、八月時点のIPCAは過去十二カ月累積で平均四・二%だっ ...
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