7月1日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙三十日】上院は二十九日、十月の地方選挙で選出する市会議員を八千五百二十八人削減する選挙高等裁(TSE)決定を承認した。これで現在の市議定員六万二百七十六議席は、〇五年から五万一千七百四十八議席となる。下院は市議削減を小規模にし、五万五千二百十四議席で可決していた。上院ではこれを承 ...
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今、勢い YOSAKOIソーラン(7)=日系社会の求心力になるか=踊って日本との接点 集団による達成、感動呼ぶ
6月24日(木) YOSAKOIソーラン。名前ぐらいは聞いたことあったが、それがどのようなものなのか知らなかった。ビデオで初めてヨサコイを見たが、「これは日本文化でも何でもない」、そう思った。 ヨサコイとは、日本文化なのであろうか。誰が、何のためにやっているのか。そこから、この取材が始まった。 ◎ ◎ 日系医 ...
続きを読む »今、勢い YOSAKOIソーラン(6)=日系社会の求心力になるか=日本人の美点伝えたい 「平成」、子ども達が興味持つように
6月23日(水) 日系人は、どんな時に日本人の血を引いていることを感じるのだろうか。 「仏壇に線香をあげるとき」「どこかに入るときに靴を脱ぐとき」「箸でご飯を食べるとき」、平成学院(浜崎みゆき校長)に通う子ども達はこう答える。 矢倉晴美さん(39・三世)。彼女は平成学院二チームの振り付けを担当、自らも踊る。以前バレエの先 ...
続きを読む »今、勢い YOSAKOIソーラン(5)=日系社会の求心力になるか=メンバー35人中日系は1人 カストロ子ども達が振り付けも
6月22日(火) 香川公宏さんがヨサコイに参加するのは、「ヨサコイは日本の伝統的な文化を破壊し、新しい文化の創造に挑戦している」と考えるからだ。 カストロ市は、パラナ州の南部に位置する。標高が一千メートルほどあり、とても空が近く、雲は早く流れる。市の中心部にはイアポ川が流れ、丘の上からキリスト像がせせらぎを覗く。また、昼の暑 ...
続きを読む »今、勢い YOSAKOIソーラン(4)=日系社会の求心力になるか=礼で始まり礼で終わる=グルポ・V・アルテ爽やかな春の感じ
6月19日(土) 「何で参加しようと思ったの」。 「ダンスの勉強になるし、それに見てる人が喜ぶから!」。 こう答えたのはジャナイーナ・クリスチーナちゃん。九歳の子どもが「人が喜ぶから」という言葉を口にしたのには驚いた。 Grupo Vida e Arteの指導者は簾田武志さん。二〇〇一年バトントワリングのブラジル代表監 ...
続きを読む »今、勢い YOSAKOIソーラン(3)=日系社会の求心力になるか新しい文化の創造 弓場チーム「ソーラン節」にこだわって
6月18日(金) フェイジョン畑の草刈りをしながら見上げる空は、日本の空と少しも変わらなく見えた。弓場農場は日本よりも日本的なところだ。 練習はバレエの基本動作から始まった。小原明子さん(ユバ・バレエ団代表)が手を叩くのに合わせ、列の先頭が走りだす。手と足を広げ上半身を反らせながら中空に舞う。弓場バレエチームのヨサコイダン ...
続きを読む »今、勢い YOSAKOIソーラン(2)=日系社会の求心力になるか=日本人の気持大切に バストス踊り手の平均年齢60歳余
6月17日(木) 朝八時、バストス日系文化体育協会(真木勝英会長)を訪れると、もう練習は始まっていた。 三十二人のご婦人方が両手を高く上げ、汗を光らせ踊っている。バストス市婦人会チームの平均年齢は六十を越える。最年少五十歳、最高齢七十六歳! 六月に入ってからは、月曜日から土曜日まで毎日練習だ。「もー、年だし、練習に通うのも ...
続きを読む »今、勢い YOSAKOIソーラン(1)=日系社会の求心力になるか=カンポ・グランデ色鮮明に 子供たち自身の意思で踊る
6月16日(水) 日本で十三年前に始まり、急速に拡大して行ったYOSAKOIソーラン(以下ヨサコイと略す)。その勢いは、ブラジルにも伝わり、七月十一日には第二回大会が開催される。一体、この勢いはどこから来ているのだろうか。二回目にして、参加チーム数二十一。踊り手七百名。日本では、若者の情操教育によい点と、村起こし的な要素が注目 ...
続きを読む »YOSAKOIソーラン大会=さぁ本番を待つのみ=参加団体、ロゴなど決まる
6月9日(水) 第二回ブラジルYOSAKOIソーラン大会(飯島秀昭実行委員長、七月十一日開催)の全体会議が六日、サンパウロ市で開かれ、参加が決定している二十一チームの代表者ら約四十人が集まった。 当日のプログラム、上演順番が決定。入場者から集められる食料品の寄贈対象団体や、ブラジルYOSAKOIソーラン大会独自のロゴマークも ...
続きを読む »■ひとマチ点描■日本への憧れ伝わる=バルゼア・アレグレの3人娘
6月3日(木) バルゼア・アレグレ入植四十五周年記念祭に行ってきた。マット・グロッソ州カンポ・グランデから、バスで四十五分。大草原をひたすら走った。 一九五九年、九家族が入植、二、三年間は何も作物が取れない時期が続いたという。その後、養鶏に活路を見いだし、牧畜、柑橘類の栽培なども盛んだ。日系居住者は約二百二十人。 記念祭会 ...
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