中央銀行のアレッシャンドレ・トンビニ総裁が19日、同日発表された国際通貨基金(IMF)のブラジルの国内総生産(GDP)の予測を受け、異例の声明を発表した。これにより、19、20日開催の通貨政策委員会(Copom)で経済基本金利(Seic)が0・50%ポイント引き上げられるという、市場関係者の予想が実現する可能性は実質的になくな ...
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15年インフレは10%超=電気代、燃料代が牽引=Selicの上昇有力か=今年も目標上限達成厳しく
15年のインフレ率は政府目標上限の6・5%を大きく上回る10・67%を記録し、12・53%を記録した02年以来13年ぶりの高水準だった事が判明したと9日付伯字各紙が報じた。 8日にブラジル地理統計院(IBGE)が15年の広範囲消費者物価指数(IPCA)を発表して数時間後、アレシャンドレ・トンビニ中銀(BC)総裁はネルソン・バル ...
続きを読む »中銀=経済基本金利据え置き=来年のインフレ目標達成は=再来年は中央値に落ち着くか
ブラジル中央銀行(BC)の通貨政策委員会(Copom)は21日、経済基本金利(Selic)を年14・25%に据え置く事を発表したと22日付伯字各紙が報じた。 BCがCopom後に発表した文書によると、BCは16年のインフレ率を目標数値の4・5%に収める事を事実上断念した。 BC発表の文書は、具体的な期日は定めず、インフレ率が目 ...
続きを読む »経済基本金利0・5%上昇=インフレ抑止効果も限界か=当分上げずとBC示唆
政府による基礎的収支の黒字目標の大幅な下方修正発表から1週間後の29日、中央銀行(BC)は経済基本金利(Selic)を0・5%引き上げ、年利14・25%にしたと、30日付伯字各紙が報じた。 市場関係者の大半が予測していた通りで、14年10月以来、短期間で7回連続の引き上げとなった。06年7月時(14・75%)以来の高水準。 6 ...
続きを読む »基本金利13・75%に=失業率上昇中も引き上げ
中銀の通貨政策委員会(Copom)が3日、経済経済基本金利(Selic)を0・50%ポイント引き上げ、年13・75%としたと4日付伯字紙が報じた。 今回の引き上げ幅は市場関係者も既に予測していた。基本金利の引き上げは、現在は年8%を超えているインフレ率を16年末には政府目標の年4・5%まで下げるためとされている。 中銀は委員会 ...
続きを読む »基本金利年12・75%に=4月には年13%に到達か
中銀の通貨政策委員会(Copom)が4日、経済基本金利(Selic)を0・5%ポイント引上げて年12・75%とする事を決めたと5日付伯字紙が報じた。 ジウマ大統領再選後は4回連続の引上げで、第1期政権初年の11年8月に同金利を切り下げ始めた時の水準に戻った。 今回の基本金利引上げはドル高レアル安と電気代調整などでインフレ昂進中 ...
続きを読む »1月の物価1・24%上昇=12カ月累計は7・14%に=電気代値上げなどが圧力に
1月は政府の公式インフレ指数である拡大消費者物価指数(IPCA)が1・24%上がり、12カ月の累計も政府目標上限を上回る7・14%まで上昇したと7日付伯字紙が報じた。 1月の物価上昇はジョアキン・レヴィ財務相らも予想していた。12カ月の累計も当面は政府目標上限の6・5%を超える見込みだ。月間上昇率は2003年2月の1・57%以 ...
続きを読む »粟津幾太郎の孫アワヅ氏昇進=日系2人目の中央銀行理事=野村證券からも異例の抜擢
ジウマ第2次政権の新人事が続々と発表される中で、中央銀行でも日系人および日本企業関係者がより重要な役割を占めることが明らかになってきた。 横田パウロ氏以来、日系人で2人目の中央銀行理事であるルイス・アワヅ・ペレイラ・デ・シウヴァ氏(国際関係担当)が、この度、より重要な経済政策担当理事に就任することが発表された。 基本金利(Se ...
続きを読む »連邦政府=15年GDPは0・8%に=これまでの2%から大幅減=市場からの信頼回復優先=現実路線で臨む新スタッフ
連邦政府は4日、2015年の国内総生産(GDP)の予測を、それまでの2%から0・8%と下げた。これは、楽観的な予測を打ち出して目標を達成できなくなるよりも市場の信用回復を優先し、堅実に目標を守っていくという新しい路線によるものだ。5日付伯字紙が報じている。 連邦政府の新しい経済スタッフ発表から約1週間後、連邦政府が15~17年 ...
続きを読む »Selic=予想外の0・25%上昇=ジウマ再選のわずか3日後=インフレ上限内達成苦しく=為替抑制強化も避けられず
ジウマ大統領が再選を果たした3日後の29日、中央銀行(BC)で通貨政策委員会(Copom)が市場の予想を裏切り、経済基本金利(Selic)を0・25%引き上げて年11・25%とすることを発表した。予期せぬ金利引き上げは、インフレを年間目標の上限(6・5%)になんとかとどめたいという要因や、ドル高傾向が強まったことが理由と見られ ...
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