サンパウロ州検察局が7日、サンパウロ市や周辺都市、リオ州内陸部の計12カ所で家宅捜索を行い、意図的にエイズウイルスを拡散していた犯罪組織を摘発した。 摘発されたのは、126人が参加する「クルーベ・ド・カリンボ」(捺印クラブ)と呼ばれるワッツアップのグループだ。捜査のきっかけとなったのは、被害者とみられる人物からの告発で、数カ ...
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《ブラジル》債務不履行が増加に転じる=感染再燃と支援金の支給遅れで
新型コロナの感染再燃と、連邦政府による緊急支援金支給の遅れにより、銀行から受けた融資などの返済が遅れる債務不履行が再び増加に転じた。
続きを読む »《ブラジル》大統領がワクチン接種加速化を約束=企業家たちとの晩餐会で=「財界との信頼回復」のため=接種状況は収束には程遠いが
ボルソナロ大統領は7日、サンパウロ市で企業家たちとの晩餐会を行った。この会合は、新型コロナ対策を不満とする財界の重鎮たちと一堂に会し、信頼関係を回復させるためのもの。ボルソナロ大統領はその場で「ワクチン接種の加速化」を約束させられた。8日付現地紙、サイトが報じている。
続きを読む »《ブラジル》コロナ禍で貧困3倍に激増=国民の半分が適切な食事とれず=9%が飢餓状態に
新型コロナの感染再燃と緊急支援金の支給再開の遅れ、物価高が貧困家庭をより困難な状況に追い込む中、貧困者が約3倍に増えた事が分かった。食の危機に直面する人が増える中、全国規模で救済キャンペーンも行われていると5~7日付現地サイトが報じた。 貧困者3倍増の実態はジェツリオ・ヴァルガス財団(FGV)の調査で明らかになった。同財団に ...
続きを読む »《ブラジル》最高裁が教会行事判断を持ち越し=白熱した議論を展開した末
最高裁で7日、カシオ・マルケス判事が3日に下した、信教の自由を理由に、信者が参加しての集会開催を認める仮判断に関する全体審理が行われた。白熱した議論が行われた末、報告官のジウマール・メンデス判事の反対票が投じられたのみで審理を持ち越した。8日付現地紙が報じている。 今回の審理は、復活祭の前日の3日にカシオ判事が全国での宗教行 ...
続きを読む »《ブラジル》ゲデス経済相が接種推進と構造改革強調=BRICS財相会議で
ゲデス経済相が6日、今年初となるBRICS諸国の財相・中銀総裁会議の場で、新型コロナのワクチン接種の推進と構造改革による経済活動の回復がブラジル政府の最優先課題との見解を表明したと7日付ブラジル国内サイトが報じた。BRICSの財相・中銀総裁会議は通常、G20の会議と並行して行われる。
続きを読む »東西南北
昨日付でも報じたように、サンパウロ州はワッツアップと組んで、コロナワクチン接種のための事前登録を受け付けている。7日の発表後、既にかなりの人が事前登録を行ったようだ。ワッツアップを利用したい人は、「+551195220-2923」に「Oi(こんにちは)」と書いて送ると、A接種日程、B事前登録などの選択肢を書いたメッセージが返っ ...
続きを読む »特別寄稿=ボケ予防手段としての金融投資=じっくり楽しもうマネーゲーム=不安定化する政治/経済局面=聖市在住 元週刊 FAXニュース代表 永井 忍=(3)
さてブラジルは今、部分的な内閣改造があったばかりの政治面では依然として要注意、経済金融面では政治リスク悪化の波紋と最高更新のコロナウィルス感染によって、経済観測悪化が続いて一段と悲観的そして不安定になっている。 政治面で要注意なのは、部分的な内閣改造が現政権の国会運営の支えであるセントロン(中道連合)との関係強化に沿ったもの ...
続きを読む »SC病院=新理事長に佐藤マリオ氏=拡張工事完成、研究強化掲げ
「将来的には日系医師の育成にも注力していきたい」――サンタクルス(以下SC)病院を運営するSC日伯慈善協会の新理事長に、先月就任した佐藤マリオ(二世、65歳)新理事長に今後の抱負を尋ねると、そう意気込んだ。同日伯慈善協会は3月15日に20年度定期評議会で石川レナト理事長が勇退し、第一副理事長だった佐藤氏が選任された。翌16日に ...
続きを読む »《記者コラム》「中道統一候補」は機能するか?
3月31日、前日に3軍の司令官たちを解任したことによって、1964年の軍事クーデター記念日に「軍を味方につけ、独裁制を興すのではないか」と噂され恐れられたボルソナロ大統領。 それに対抗して、22年の大統領選への出馬が予想される6人の政治家たちがボルソナロ氏に対し、「民主主義の遵守」を訴える声明を発表した。 この6人とはジョ ...
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