一.自ら活動して他を動かしむるは水なり 二.常に己の進路を求めて止まざるは水なり 三.障害にあい激しくその勢力を百倍し得るは水なり 四.自ら潔うして他の汚れを洗い清濁併せ容るるは水なり 五.洋々として大洋を充たし発しては蒸気となり雲となり雨となり、雪と変じ霰(あられ)と化し凝(ぎょう)しては玲瓏(れいろう)たる鏡となりたえるも、 ...
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黒木ナルト「笑顔を届けたい」=コロナ禍中4月にデビュー=4日「新・BS日本のうた」出演
「一番の夢、目標はたくさんの人に元気になってもらうこと、そして何より笑顔を届けることです」¯¯このパンデミックの真っ最中に日本でメジャーデビューを果たした黒木ナルトこと黒木ニコラス成人さん(なると、三世、21歳)。今後の目標や夢についてメールで訊ねると、そう日本語で書いてきた。「実力をつけて演歌の魅力を世界に発信したい」と展望 ...
続きを読む »援協福祉部=無料法律相談を再開=電話やワッツアップで
サンパウロ日伯援護協会(与儀上原昭雄会長)の福祉部が、毎週水曜日と金曜日に行っていた無料法律相談が、ワッツアップや電話の形で再開した。 告知のため福祉部の長尾マリウザ春美部長(58歳、2世)と共に弁護士2人が来社した。コロナ禍で3月に相談会が中止となってから、半年ぶりの再開となる。 対面での相談を行っていた際は、古藤ウイル ...
続きを読む »新日系コミュニティ構築の“鍵”を歴史の中に探る=傑物・下元健吉(33)=その志、気骨、創造心、度胸、闘志…=外山 脩
人物は底をついた! 以上、下元健吉の生涯と事業を概観した。 それを終えた後、強烈な光を発しつつ、筆者の心に残ったのは、その志、気骨、創造心、度胸、闘志…である。 日系の血の継承者が、彼に学ぶものがあるとすれば、このスピリットであろう。 話は一寸それるが、30年ほど前(1989年)、当時、南米銀行の会長であった橘富士雄が「 ...
続きを読む »新日系コミュニティ構築の“鍵”を歴史の中に探る=傑物・下元健吉(30)=その志、気骨、創造心、度胸、闘志…=外山 脩
最後の失敗 下元健吉の最期は、いかにも彼らしい劇的な幕切れであった。 しかし、これは、その生涯に於ける最後の失敗でもあった。自身の健康管理を怠り、なすべきことをやり残したまま逝ってしまった――という失敗である。 なすべきこととは、例えば、自分の…つまり専務理事の後継者=経営実務の采配者=を用意していなかったことである。 ...
続きを読む »新日系コミュニティ構築の“鍵”を歴史の中に探る=傑物・下元健吉(28)=その志、気骨、創造心、度胸、闘志…=外山 脩
波頭の上に… 1955年のコチア青年の導入開始後、組合員の出荷総量は伸び続けた。下元の目論見は当たったのである。 1957年4月、コチア産組は創立30周年を記念して――ジャグアレー区に入手した土地で――農業展覧会を開催した。農業関係の機械類、生産物、同加工品、写真、農村生活の模型品を展示した。 生け花まであった。生け花は、 ...
続きを読む »新日系コミュニティ構築の“鍵”を歴史の中に探る=傑物・下元健吉(27)=その志、気骨、創造心、度胸、闘志…=外山 脩
謎の奇策二件(下) 次に、もう一件の新政策であるが――。 コチア青年の導入が始まった1955年、下元はジャグァレー区の肥料・飼料工場に隣接する6万平方メートルの土地を購入しようとした。 それを聞いた人間が、自分の耳を疑ったほど不可解な買いモノであった。そんな広大な土地は必要なかったし、要する資金は莫大な額だったからである。 ...
続きを読む »新日系コミュニティ構築の“鍵”を歴史の中に探る=傑物・下元健吉(26)=その志、気骨、創造心、度胸、闘志…=外山 脩
謎の奇策二件(上) 1950年代、コチア産組専務理事・下元健吉は、新政策を二件、打ち出した。いずれも誰も予想しておらず、理解もできなかった――という意味で奇策であった。 一件は日本からの大量の青年移民導入、もう一件はジャグァレー区の6万平方メートルという広大な土地の購入である。 前者、つまりコチア青年の導入から話を進める。 ...
続きを読む »新日系コミュニティ構築の鍵を歴史に探る=傑物・下元健吉=その志、気骨、創造心、度胸、闘志=ジャーナリスト 外山脩=(1)
今、コロニアは消えつつある。残り火はわずかでしかない。 新たな日系コミュニティ(コムニダーデ)形成の流れは存在するが、まだ水勢は弱い。強くしなければならない。そのための効果的な方法、つまり“鍵”を発見するためには、歴史を振り返ってみると効果的である。 幾つかの鍵が発見できるが、先ず百十余年の日系社会史上、「傑物」の筆頭と言 ...
続きを読む »総領事公邸で天皇誕生日祝う=立錐の余地なし、420人が盛大に
天皇陛下が2月23日に60歳の誕生日を迎えたことを祝って、聖市モルンビー区のサンパウロ総領事公邸で、天皇誕生日祝賀会が20日正午から行われた。招待客約420人が参列し、公邸内は立錐の余地がないほどに満杯になった。 野口泰総領事が一人ひとりとあいさつを交わして記念写真を撮り、地方名産物のプレゼントを受け取った。続いて日伯両国旗 ...
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