2005年12月22日(木) 私の派遣されたコロニアピニャールは、サンパウロ市より南西百七十キロの地点にあり、約六十世帯、四百人の人々が住む日系植民地である。村では主に、葡萄、びわ、柿、なしなどが生産されている。 私が初めて、ここの土を踏んだ五ヵ月前、ガタガタとゆれる車の中で、わたしはこれから始まる新しい生活にわくわくしてい ...
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JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(22)=池田玲香=マリアルバ文化体育協会=気づいた「日本人らしさ」
2005年12月15日(木) ブラジルへ来て十ヶ月が過ぎた。今では、派遣当初抱いていた不安や迷いもなくなり、ここで毎日楽しく活動している。これまで、日本へ帰りたいと思ったことも、自分の活動が無意味だと感じたことも、唯の一度もない。 ここへ来てからの思いは、とても書き尽くせないけれど、私の中で大きく変わったこと。それは、「日本 ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(21)=山崎由加里=特別養護老人施設あけぼのホーム=〃家族とのつながり〃
2005年12月08日(木) ブラジルに来て四カ月が過ぎた。日本にいた時と仕事は変わっていない、けれどこの四カ月で介護に関する考え方やお年寄りに対する気持ちが変わった。 ブラジルに来ると決まったとき、勤めていた施設の施設長がわたしに言った。「一世の方やその家族から日本人の気持ちを学んできてください」と。 わたしはその意味が ...
続きを読む »改善に向かうサンパウロ州の治安=サンパウロ市のトップは不動=ワースト25位内にわずか2市=誘拐のカンピーナス、汚名返上
2005年12月02日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】全国の都市別での自然死以外の死亡率(殺人や原因不明の銃器による死亡)が高いことから、サンパウロ市とリオデジャネイロ市は依然としてトップと二位に位置しているものの、減少傾向を示すとともに、グアルーリョス市などのサンパウロ州三市が十位以内から姿を消して、州内の防 ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(20)=中村茂生=バストス日系文化体育協会=百周年に移民展を
2005年12月01日(木) 私のように、日本からの一時的滞在者で、コロニア全体の流れといったものへの認識を欠き、かつ移民史に関心をもつ者にとって、移民百周年の柱のひとつは、当然移民史の総括だろうと思ってしまう。 そんな前提にたって史料館勤めをしていると、きっと二〇〇八年には大々的な企画展がブラジル各地の史料館合同で開催され ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(19)=加藤みえ=ボツカツ日本文化協会=ボツカツから笑顔の風
2005年11月24日(木) サンパウロ州ボツカツ市。サンパウロ市からバスで3時間。ボツカツとはインディオの言葉で良い風という意味だそう。そのボツカツへ日本からの新しい風を送ろう!と張り切って意気込んでやってきて約四ヵ月。ところがどっこい、新鮮で楽しく美しい心地よい素敵な風は、日本からやって来たちっぽけな私に毎日まいにち、やさ ...
続きを読む »ハチミツ、プロポリス=養蜂技術根付け=インジオに指導=МG州=保護区在津さんら意欲=「経済的自立に繋がれば」
2005年11月24日(木) マット・グロッソ州のインジオ保護区に養蜂技術とプロポリス作りの基本を伝えようと、EXPROプロポリス社代表・在津久さん(60)=サンパウロ州=ら「ブラジル有用生物資源研究会」の二人が十月末に同地に滞在し、指導を行なった。「ハチミツ、プロポリスの有効性に気付いてもらい、生活に役立ててもらえれば。いず ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(18)=中江由美=ポルトベーリョ日系クラブ=「時の流れもお国柄」
2005年11月17日(木) ポルト・ベーリョに来て八ヵ月が過ぎ、前よりも気持ちに余裕がでてきたが、逆にやらなければいけないことが増え、時間に余裕のない毎日を過ごしている。私の生活はあわただしいが、ポルト・ベーリョはとてものんびりした土地柄だ。暑すぎて走りまわる気にもなれないかもしれないが…。聞くところによると今年は五十五年ぶ ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(17)=加藤紘子=クイアバ・バルゼアグランデ日伯文化協会=パンタナールに漂う空間に出会って
2005年11月10日(木) 私の任地クイアバから車で二時間くらいのところに、パンタナールという大湿原がある。ブラジル、ボリビア、パラグアイの三国にまたがって存在していて、その大きさは日本の本州とほぼ同じ面積だ。ブラジルに来る前から、「パンタナールはいい所だよ」と言われていたが、その本当の良さは、やはり、訪れてみて初めてわかっ ...
続きを読む »JICA青年ボランティア リレーエッセイ=最前線から=連載(16)=宇都宮祐子=Escola Professora Josephina de Mello(マナウス)=料理アマゾナス風
2005年10月27日(木) ブラジルに来てもう八カ月が過ぎた。真冬の日本から真夏のマナウスに来た。来たときも暑かったが、今はより暑い。ところ変われば、いろいろ変わる。気候・生活・習慣、そして食。海っ子であるため、海が恋しい。そして、魚が恋しい。しかし、アマゾン河は魚が豊富でおいしい。予想外であった。 ある日曜日の早朝、一世 ...
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