ボルソナロ大統領は来週中にも、新型コロナウイルスによる緊急援助金の12月までの支払い延長を定める暫定令(MP)を出すと予想されているが、その額は1回につき300レアルになるのではと報道されている。19日付現地サイトが報じた。
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《ブラジル》皇后陛下が見たいのに東宝社長が欲しくない映画
「どうしたら貴方の映画がみられるの?」――皇后陛下は山崎千津薫監督にそう尋ねたという。1996年3月、FHC大統領が国賓として日本を訪問した際、山崎監督は随行員に選ばれた。東京で両陛下に謁見した際、「ルッチFHC夫人から『日本移民の映画を作った監督』として私は紹介され、皇后陛下はそう尋ねられた」と振りかえる。 故ルッチ夫人は ...
続きを読む »血の契り
「血の契り(Pacto de Sangue)」――この言葉は、今年後半を騒がすキーワードになりそうだ。 「パロッシ元財相の司法取引証言がパラナ連邦警察に承認された」と4月26日にオ・グローボ紙で報道されたのを聞き、「ラヴァ・ジャット(LJ)捜査陣の反撃が始まった」とピンときた。
続きを読む »「選挙対策」としてリオ直接統治を見ると?
ここ1カ月のリオの動き、連邦政府による治安部門の直轄統治は、「選挙対策」として見ると興味深い。現政権が腕まくりして取り組んできた社会保障制度改革が、週明けの下院承認がムリだと噂され出した2月16日、テメルは突然、直接統治暫定令を出した。しかも、社会保障制度改革を通すために必要だった両院での賛成議員数をはるかに上回る票を得て、直 ...
続きを読む »《ブラジル》ジウマとFHCが証言台に=ルーラのアチバイアの裁判で
ルーラ元大統領がサンパウロ州アチバイアの別荘を介して収賄を行っていたとの疑惑の裁判で、パラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事が、ジウマ前大統領やカルドーゾ元大統領が証言台に立つ日程を定めた。8日付G1サイトが報じている。 パラナ州連邦地裁で行われる裁判は、ルーラ氏の名義ではないが、実際の所有者はルーラ氏とされるアチバイアの別荘 ...
続きを読む »ブラジル社会面座談会=ざっくばらんに行こう!=大統領選挙の勝敗を占う=独断と偏見でズバリ!勝者はだれか=サッカーW杯との深い関係?
2018年は大統領選挙の年――。独断と偏見による激論で、ブラジル社会翻訳面記者と編集長が紙上座談会でズバリ勝敗を占った。ラヴァ・ジャット作戦が進展する中で、2015年末にはジウマ大統領の罷免審議がエドゥアルド・クーニャ下院議長(当時)によって始められ、2016年8月には罷免が決まり、テメル大統領が就任。その後は当のクーニャ議長 ...
続きを読む »《ブラジル》民主社会党(PSDB)内でアウキミン・サンパウロ現州知事が勢力増す=タッソ解任の混 乱の中=カルドーゾ元大統領が中心的役割を期待=アエシオも連立離脱示唆
9日に党首停職中のアエシオ・ネーヴェス氏が党首代行のタッソ・ジェレイサッチ氏を解任して以降、激震 の続く民主社会党(PSDB)。同党内では、連邦政府からの離脱や、ジェラウド・アウキミン・サンパウロ州 知事を大統領選候補に擁立することを望む声が強まっていると11~13日付現地紙が報じている。
続きを読む »《ブラジル》「大統領の首」より大事な問題とは何か
ジウマ/テメル・シャッパの無効化を問う裁判で現状維持の判断が出て、当面はジャノー連邦検察庁長官による大統領告発が政局の焦点になっている。これも大事だが、労働者党(PT)前政権や現テメル政権の政策自体をもっと議論すべきだと常々思う。政策の良し悪しをきちんと総括しないと、同じ失敗を繰り返す▼人にたとえれば、「病気を治す」のが汚職撲 ...
続きを読む »《ブラジル》ジャノーVSテメルの攻防はこれからが本番
「裁判官として、墓地の穴掘り人の役割は拒否する。通夜に足を運んでもよい、だが、棺桶をかつぐ気はない」。注目のジウマ/テメル・シャッパ裁判で無効を強弁したヘルマン・ベンジャミン報告官が語った、この言葉は実に興味深い。棺桶の中に横たわっているのは「司法」そのものを示唆している気がする▼対するジルマール・メンデス選挙高裁(TSE)長 ...
続きを読む »《ブラジル》じわじわと追い詰められるラヴァ・ジャット作戦
昨年来、ラヴァ・ジャット作戦の対象に首都の政治家が入るようになり、「激震の発信地」がクリチーバとブラジリアの両方になった。最近特にジャノー連邦検察庁長官が「台風の目」としての存在感を強めてきた。その暴風に抵抗するためにテメルを中心とした「アコルドン」(大同盟)が裏で形成されている▼「テメル、ルーラ、FHC、サルネイ、ジルマール ...
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