「日本人移住の日」を迎えるに当たり、皆様に心よりお祝いを申し上げます。 最初の日本人移住者を乗せた笠戸丸がサントス港に到着した原点の日、6月18日を迎える度に、日本人移住の苦闘の歴史に想いを馳せざるを得ません。初期の移住者の方々が筆舌に尽くせない艱難辛苦を乗り越えてブラジル社会に確かな足場を築くとともに、後に続く世代の方々が ...
続きを読む »笠戸丸 関連記事
移民の日行事に若い人も参加してもらおう!
「年々参列者が減ってきている」―。今年で109周年目を迎え文協で開催された「開拓先没者追悼法要」で、参列者からはそんな寂しい声が漏れ聞こえた。 参列者の顔を見れば各日系団体で要職に就いている言わばお馴染みの顔ばかり。若者の姿は指で数える程度で、コロニア中枢の人のみが参加する儀式となっている印象が否めない。 法話を説いた杣山 ...
続きを読む »「日本移民の日」に寄せて=内閣総理大臣 安倍晋三
本年もブラジルにおいて「日本移民の日」を迎えるに当たり、日系社会の皆様に心からお祝いを申し上げます。 ブラジルへの最初の日本人移民を乗せた笠戸丸がサントス港に到着して、本年で109年目を迎えました。今日めざましく発展している日伯関係を振り返ると、移住された方々の足跡の歴史的意義と、その後の計り知れない御苦労が改めて思い起こさ ...
続きを読む »《ブラジル》移民109周年=先人の勇気を思い起こせ!=文協で開拓先亡者追悼法要
最初の移民船「笠戸丸」がサントス港に到着し、日本人移民がブラジルの地を踏んでから109年―。今年も「移民の日」を迎え、ブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)とブラジル仏教連合会(佐々木良法エドアルド会長)共催による『開拓先亡者追悼法要』が、18日午後2時から文協大講堂で開催された。日系諸団体の代表者らを中心に約150人が参列 ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第三部=リベイラ流域を旅する=外山 脩=(15)
ジュキア線 本稿②で記した様に、リベイラ流域の邦人の開発前線は、移植民会社が造った植民地と自然に生まれた集団地によって、構成されていた。前者については、前項までに概説した。 後者はジュキア線(の駅の周辺)にできた。筆者は、現地を取材したかったが、残念ながらできなかった。ために資料類を参考に、ごく簡単にまとめて ...
続きを読む »『百年の水流』開発前線編 第三部=リベイラ流域を旅する=外山 脩=(3)
桂植民地(Ⅱ) 周知のことであるが、日本の対ブラジル移植民事業は1908(明41)年、高知県人水野龍によって始まった。しかし、最初の笠戸丸移民は失敗した。原因は多々あったが、その一つが「実態をよく調べず、カフェー園の労務者として、移民を送り込んだこと」にあった。 この、いわゆる「カフェー園移民」を始めから否定、別の ...
続きを読む »■ひとマチ点描■結婚式のあでやかな着物展示
ブラジル日本移民史料館では、文協ビル3階にあるショーケースで「結婚式の着物」の企画展示をしている。見学は無料。平日と土曜の史料館事務所の営業時間帯のみ見学できる。普通は入れない場所にあるため、3階でエレベーターを降りてすぐにある事務所で申し込みを。 さらに特別企画として、水野龍が運行した第1回移民船「笠戸丸」が、神戸港を出発 ...
続きを読む »《ブラジル》東洋街「リベルダーデ・ジャポン」に=ACALが市に申し入れ=広場とメトロ駅の改名を
「日本移民の功績を遺すため、リベルダーデ・ジャポン広場(Praça da Liberdade / Japão)に改名を」―。日本移民110周年を目前に、リベルダーデ文化福祉協会(以下、ACAL)の池崎博文会長を中心にサンパウロ市のリベルダーデ広場改名への動きが高まっている。17日正午、同広場を訪れ、主要日系団体代表者に迎えられ ...
続きを読む »大耳小耳
◎ サンパウロ市の文協ビル7階から9階にある「ブラジル日本移民史料館「(Rua São Joaquim, 381 – Liberdade)が、特別企画として水野龍が運行した第1回移民船「笠戸丸」が神戸港を出発してサントスに着くまでの期間(4月28日から6月18日まで)の日曜日だけ、特別に入場を無料にしてい ...
続きを読む »ブラジル力行会の略史=百周年記念誌編纂委員会=〈1〉古賀捷則
ブラジル力行会は、今年2017年で創立100周年を迎えます。その間、日本力行会の南米開拓講習所で、移住教養とキリスト教の教育を受けて、ブラジルへやって来た力行会会員は、戦前506人、戦後1294人、合計1800人にのぼります。キリスト教精神によってつくられた海外移住奨励の団体である力行会とは何か。ブラジル力行会の歴史に触れる前 ...
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