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笠戸丸 関連記事

『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(67)

 マリオさんは、日本移民史の研究家でもある。だから、祖父の家は史跡として保存する目的もあった。筆者は、その家を訪れてみたが、当時の移民の暮しを知る上で、非常に参考になった。 外観は小さな感じだが、中に入ると広く、部屋数も多く、住宅としては申し分ない造りであった。当時の移民の暮らしを実感できた。煉瓦づくり、白壁という構造ではなく、 ...

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〃ナガサキ誓いの灯〃サンパウロ市到着=「平和への想い伝えたい」

〃分灯の使者〃手前から笠戸丸ともやすくん、〃ナガサキ誓いの灯〃を持つ歌手の井上祐見、中嶋代表

 「なんとか無事に到着しました」。日伯外交120周年を記念し、世界平和の願いを象徴する〃ナガサキ誓いの灯〃が9日朝、〃分灯の使者〃3人によって当地に運ばれ、午後にサンパウロ市内のブルーツリーホテルで「種火到着報告会」と記者会見が行われた。この事業を主宰する「ブラジル・日本平和の絆交流会」の中嶋年張代表は、そう胸をなでおろしながら ...

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『百年の水流』開発前線編 第一部=北パラナの白い雲=外山脩=(65)

伊予の放蕩児とカフェー景気 アサイの主作物の一つであった綿は、戦後、採算が芳しくなくなった。政府の為替政策の影響で、輸入品の農薬の価格が上昇したためである。それに代わって景気が出たのが、もう一つの主作物カフェーだった。 すでに何度か触れたことであるが、カフェーは、終戦の年から1950年代にかけて、世界的に需要が上昇した。「戦争が ...

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ラーモス移住地=ナガサキ誓いの灯初めて海外へ=小川さんの平和資料館に分灯=120周年記念、世界平和願う

11月30日付長崎新聞。分灯式で種火を受け取った井上祐見(左)と中嶋代表

 世界平和の願いを象徴する〃ナガサキ誓いの灯〃をブラジルに――日伯外交樹立120周年を記念して、サンタカタリーナ州ラーモス移住地の草分け、長崎の被爆者の故・小川和己さんが私財を投じて2010年に建設した平和の鐘公園にある「平和資料館」へ、長崎を最後の被爆地とする「ナガサキ誓いの灯」を分灯することになった。9日にはサンパウロ市内ホ ...

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「真珠湾攻撃が全てを変えた」=日系米国人、FIBで訴え

講演した小山さん

 ブラジル日本福祉協会(呉屋春美会長)主催の『第7回文協フォーラム(FIB)』が11月21、22日、文協貴賓室で行なわれた。22日には、日系米国人の俳優・小山ロージさんが米国日本人移民に関する講演を行った。 笠戸丸以前の1885年には、契約移民として900人が山口や広島県から東京丸でハワイに到着。もちろん永住ではなく、ほとんどが ...

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サンパウロ市議会で120周年式典=移民史再考セミナーも=新しい視点から見直す=人種偏見と勝ち負け抗争

聖市議会での120周年式典(10日)

 サンパウロ市日伯外交樹立120周年記念委員会(野村アウレリオ委員長)は10日、記念式典を市議会貴賓室で行い、画家の若林和男さん、在聖総領事館、市議会自ら等を顕彰した。翌日から2日間に渡って同議会内で日伯関係や日本移民史をテーマにした記念セミナー(平野セイジ元USP副学長企画)が開催された。11日午後6時、最初のセミナー「日本移 ...

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沖縄県人会Sアンドレ―支部=創立60周年等祝う記念式典=「移民史に新しい一章加えた」=「住み良い」高齢者101人も

 沖縄県人会サントアンドレー支部(儀間マリオ会長)は「創立60周年」「第35回敬老祝賀演芸会」「うるま婦人会45周年」「老荘会25周年」の記念式典を15日午後3時からうるま会館で開催した。会場を満杯にした約300人は、式典後、6時過ぎからは伝統芸能を夜9時半頃までゆっくりと堪能した。 会場の前半分は80歳以上の101人のための敬 ...

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赤嶺園子著『裔孫』が受賞=本紙編集、にっけい文芸賞に

授賞式の様子(前列右から4人目が赤嶺さん)

 ブラジル日本文化福祉協会(呉屋春美会長)の「2015年度にっけい文芸賞」(にっけい文芸委員会、浜照夫委員長)授賞式が14日午後1時から、文協ビル貴賓室で行われた。 日本語部門では本紙が編集した『未来へ継ぐ裔孫』(赤嶺園子著、沖縄タイムス刊)が受賞した。日語、ポ語部門の入賞者・代表者らが文芸賞を受け取り、集まった家族や友人200 ...

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大耳小耳

 本紙編集『未来へ継ぐ裔孫』(赤嶺園子著、沖縄タイムス刊)の日本語版はすでに当地では売り切れ、日本でしか手に入らない貴重なもの。でも、ポ語版(50レアル)はソール・ナッセンテ人材銀行(11・3208・2944)で販売中だという。沖縄県人会が総力を挙げて昨年発刊した記念誌『写真で見るブラジル沖縄県人移民の歴史』と別冊『笠戸丸沖縄県 ...

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なぜブラジルで本格派演歌歌手が誕生したのか!?

エドアルドさんから本紙に送られたデビューCD

 今回の編集部ブログでは、活躍が期待されるブラジル人演歌歌手を紹介します。  みなさんは、ブラジルに多くの日系人が住んでいることを御存知でしょうか?  ブラジルにはたくさんの日本人移民が来た過去があります。これは単なる移住ではなく、国策としての「殖民」と呼ばれるもの。  古くは1908年、笠戸丸という移民船でブラジルに渡った78 ...

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