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笠戸丸 関連記事

「ブラジルよ、ありがとう」=戦後移住60周年で表彰=36の功労個人団体に=日本祭り開幕会場に500人

ニッケイ新聞 2013年7月20日  1953年、日本人移住が再開されてから今年で60年目を迎え、ブラジル日本都道府県人会連合会主催の「第16回日本祭り」が幕開けした19日午前、会場のサンパウロ市イミグランテス会場にあるホールで、「ブラジル日本 戦後移住60周年祭」が開かれた。主役の戦後移住者を中心に、日系団体や当地の日本政府関 ...

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大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年7月30日  ヴィトリア日系協会はツバロン製鉄所の建設が始まった70年代に、各地から集まっていた日系二世らを中心に創立された。当初は日本からの駐在員が持ってくる少年漫画誌『週刊少年サンデー』を回し読みしていたことから、〃サンデークラブ〃と呼ばれていたとか。野球などで日本人と日系人が交流した。ツバロンに6年 ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇前史編◇ (22)=実は身近なイグアッペ男爵=満漢政策が〃嫡子〃ならば

ニッケイ新聞 2013年7月24日  江戸時代の末期、笠戸丸のちょうど60年前の1848年10月12日、ブラジル帝国の若きドン・ペドロ二世は、イグアッペ米の生産で絶頂を迎えていたイグアッペの町の繁栄ぶりを顕彰し、「イグアッペ男爵」(Rua Barao de Iguape)という貴族称号をわざわざ作り、帝政に忠実に貢献するサンパウ ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇前史編◇ (21)=満を持して株式会社に=高橋是清日銀総裁も参画

ニッケイ新聞 2013年7月23日  桂首相兼外相は1913年1月13日に外相公邸へ渋沢栄一、高橋是清(日本銀行総裁)ら30余人を召集して「伯剌西爾拓殖株式会社」の創立委員会を行った後、3月10日には東京商業会議所で創立総会を開き、渋谷を議長にして会社定款を可決した。  最高顧問に大浦兼武、渋谷栄一、相談役に近藤廉平、中野武営、 ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇前史編◇ (20)=水野龍も記事で援護射撃=深く肩入れする渋沢栄一

ニッケイ新聞 2013年7月20日  水野龍は『時事新報』(東京)の1912(明治45)年7月6、7日に寄せた「伯拉西爾通信」(上、下)の中で、《契約を締結しても、日本在住者はあとは容易だと思うかもしれないが、実際はこれからが大変だ。青柳氏はここまでに1年半を費やしたが、その間にも政治状況は移り変わり、いろいろな利害関係から運動 ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇前史編◇ (14)=国策のような民間事業=国権論者からの太い流れ

ニッケイ新聞 2013年7月12日  《外交の見地より小村外相が反対せしため、閣議によって政府の方針を決定する事は不成功に終わったが、大澤幸次郎、濱尾新(はまお・あらた)、杉浦重剛、中野武営の諸氏の後援により、同志は自力を持って「東京シンジケート」を創立した》(『パ紙先駆者伝』5頁)。国策としての移植民は見送られ、民間の企業組合 ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇前史編◇ (13)=日露戦争大歓迎したブラジル=実は海軍籍だった笠戸丸

ニッケイ新聞 2013年7月11日  日露戦争後、米国で黄禍論が広まる一方、ブラジルはまったく違った様子で日本人に接した。  水野龍は「海外移民事業ト私」(国会図書館「ブラジル移民の100年」サイトより)の中で杉村濬が駐伯弁理公使に赴任した1905年4月当時のことをこう記す。  《日露の役は我か陸海軍の大勝利を以て終熄し、我が武 ...

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■ひとマチ点描■笠戸丸の〃戸籍簿〃

 笠戸丸研究家の宇佐美昇三さん=東京在住=から、人の「戸籍謄本」にあたる笠戸丸の船籍簿という貴重な記録データが送られてきた。  宇佐美さんが問題として指摘するのは、『移民百年史』第5巻の編纂委員長・醍醐麻沙夫さんが書いた「序章」2頁部分で、《笠戸丸に改名される以前の船名は「カザリン号」とか「カザン号」とかいわれているが、「アリョ ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇前史編◇ (10)=亜国が巡洋艦2隻譲る=日本海海戦で重要な働き

ニッケイ新聞 2013年7月5日  1903年12月20日、《在ブラジル公使館に小村寿太郎外務大臣から「アルゼンチンと装甲巡洋艦購入交渉を開始せよ」との訓令電報が入った》(『亜国移民史』16頁)。亜国海軍は隣国チリとの国境紛争に備えて、としては最先端の性能を誇る巡洋艦2隻「リヴァダヴィア」「モレノ」をイタリアのジェノバで建造して ...

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日本移植民の原点探る=レジストロ地方入植百周年 ◇前史編◇ (9)=知られざる南米国交の契機=日露戦争との隠れた繋がり

ニッケイ新聞 2013年7月4日  この時代、日本が朝鮮半島を支配して、ロシアが満州・蒙古(モンゴル)を支配するという利害均衡の問題を『満韓問題』と言った。  小村からすればブラジルへの移植民は、1823年以来の米国外交の基本方針だったモンロー主義、欧州に対する「アメリカ大陸縄張り宣言」に干渉することになり、最もことを構えたくな ...

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