2007年3月9日付け ブラジル日本移民百周年協会の理事会が三日行われ、ブラジル大手メディアから続々と提案が持ち込まれていることが報告された。マスコミ最大手のテレビ・グローボが今年九月から百周年キャンペーンを始め、出版社最大手のアブリウ社も週刊誌『ベージャ』や経済誌『エザメ』『クラウジア』などの傘下十六媒体を使って積極的に記事 ...
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■ひとマチ点描■韓国移民史に残る日系2世
2007年3月8日付け 現在編纂中の韓国移民史に1章をさいて紹介される予定の日系二世がいる。その名も下平尾哲男さん(二世)=写真=、大阪なにわ会会長として有名だ。 1963年2月12日サントス港着のチチャレンガ号が、韓国移民の〃笠戸丸〃だが、その一年前にきた先発隊の唯一の生き残りコー・クァン・スン(Ko Kwang Soon ...
続きを読む »08年を機に緊密化を=日伯経済合同会議=資源と環境の補完関係に=2大臣出席し盛り上がる=高まる経済連携への期待
2007年3月7日付け 「来年の日伯交流年(移民百周年)を契機に」とのセリフが、六日にサンパウロ市内ホテルで行われた第十二回日本ブラジル経済合同会議では、合い言葉のようにスピーチする要人から次々に語られた。特にブラジル側からはルイス・フェルナンド・フルラン開発商工大臣、ルイス・カルロス・ゲデス・ピント農務大臣が出席。日本側を合 ...
続きを読む »コラム 樹海
2007年3月1日付け 百周年記念誌がようやく動き出した。九十周年では編纂されなかったので、実に二十年ぶり。その間にデカセギブームも始まり、六世の誕生と最後の笠戸丸移民・中川トミさんの死、各地方の動き、それに百周年自体など記録すべきことは多い▼これは全伯団体が手を組んで取り組むべき事業であり、立案者の森幸一USP教授が言うよう ...
続きを読む »「乗船名簿に名前がない!?」=暫定=最古移民・大原さんの〝謎〟
2007年2月24日付け 最後の笠戸丸移民、中川トミさんが昨年亡くなったことを受け、本紙では「生存する最古の日本移民」として、一九一二年の第三回移民船、厳島丸で来伯した大原綾子(熊本県旧鹿郡中富村出身=現在山鹿市)さんを取材、本紙新年号で伝えた。 ブラジル日本移民百周年を来年に控え、もっとも長くブラジルに生活する日本人を明ら ...
続きを読む »知事表彰を伝達=汎ロ熊本県人会が総会
2007年2月23日付け 【ロンドリーナ】汎ロンドリーナ熊本県人会(中川芳則会長)は、十四日午前十時から、市内西本願寺会館で、総会を兼ね、潮谷義子県知事からの功労賞、高齢者賞、米寿賞の伝達を行った。サンパウロ本部から福田康雄会長が出席し、祝状、記念品の伝達をした。 清田勉副会長が司会、物故者への黙祷た捧げられたあと中川会長が ...
続きを読む »金城ウトさん
2007年2月22日付け 笠戸丸移民の夫婦から生まれ、日本移民二世第一号ではないか、といわれていたが、十六日、サンパウロ市で死去、翌十七日モルンビー墓地に埋葬された。九十九歳。 ウトさんは、宮平牛助さん、カメさんの長女。カメさんは笠戸丸乗船時に身ごもっており、サンパウロ州イツー・フロレスタに配耕された直後出生した。同耕地のア ...
続きを読む »大耳小耳
2007年2月16日付け 韓国移民にとっての笠戸丸は、六三年二月サントス港着のチチャレンガ号だ。その船名は日本移民にもなじみ深い。事実、その第一回移民船には、六十人近い日本人移民の同船者もいたという。六二年の先発隊十四人は、さしずめ日本移民史でいうところの〃神代の世代〃で、鈴木貞次郎やら隈部三郎のような存在か。同コロニア最高齢 ...
続きを読む »コラム 樹海
2007年2月16日付け 沖縄県人会には移民百周年事業実行委員会がある。笠戸丸移民が多かった。日本移民百周年は、即県人百周年である。委員会が組織されたのは、二つの百周年を記念するため。底流に「沖縄県人および子孫」と「母県」による、アイデンティティの強い意識がある▼委員会のリーダーたちは、すでに世代交代している。一世移民から二世 ...
続きを読む »コラム 樹海
2007年2月15日付け 昨日、二月十四日は最期の移民船「にっぽん丸」が横浜港を出航した日──ブラジルでも同船者以外に振り返ることのない日だが、同日の日本テレビの人気番組、みのもんたが司会する「午後は○○おもいっきりテレビ」の「きょうはなんの日」コーナーでは、同船の話題が十分間ほど扱われたという▼にっぽん丸のサントス着港は一九 ...
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