7日は上下両院と州議会の議員選も行われ、ジャイール・ボルソナロ氏の社会自由党(PSL)が大躍進して下院で2位になるなど、「ボルソナロ効果」が如実に現れた。8日付現地紙が報じている。 下院第一党は、14年と同じく、労働者党(PT)だが、議席は56人で、現状の62人より6人減った。
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10月総選挙=日系候補乱立で共倒れ懸念=下院選32人、サンパウロ州議選28人=下議最低10万票、州議5万
来月7日に投票が行われる総選挙で、サンパウロ州から連邦下院議員選やサンパウロ州議員選に出馬する日系候補者が乱立し、例年以上に混戦を極めている。下院議員選ではサンパウロ州だけでもアジア系も含む日系候補者は推定32人、サンパウロ州議員選も日系候補者が推定28人に上っている。前回選挙で補欠から繰り上がった日系下院議員も多いだけに、票 ...
続きを読む »安部順二氏、下議に復帰=マルフ下議失効で繰り上げ
ロドリゴ・マイア下院議長(DEM)が19日、ブラジリアのパプーダ刑務所に昨年12月22日より収監されているパウロ・マルフ連邦下議(PP)の議席失効を発表し、PMDB―PROS―PP―PSDの連立名簿で補欠第1位の安部順二連邦下議(二世、77、PSD)を、その代理の下議として召集した。本紙の電話取材に対し、本人が明言した。 安 ...
続きを読む »《ブラジル》連邦貯蓄銀行の4人の副総裁が一時停職処分に=特定政党に不正な便宜供与か?
ブラジル連邦政府は16日、連邦貯蓄銀行(CAIXA)の副総裁12人の内、4人を期限付きで職から解くことを決定したと16~18日付現地紙・サイトが報じている。 昨年末には連邦検察庁や連警が、汚職に関与の疑いありとして12人の副総裁全員の解任を求めていた。一旦これを拒否したテメル大統領だったが、ブラジリア連邦区検察や、中銀の勧め ...
続きを読む »「ルーラは第2のマンデラ」か?
今月24日から、南大河州ポルト・アレグレにある連邦第4地域裁(TRF4)で、ルーラ元大統領の収賄疑惑の裁判が行なわれる。同氏にとって2審目のこの裁判で1審どおり有罪となれば、フィッシャ・リンパ法適用により、10月の大統領選に出馬できなくなる▼だが、仮に有罪判決が出たところで、すぐにルーラ氏の出馬がとりやめになり、監獄に入ること ...
続きを読む »新年は「最終決戦の年」=LJの今後はいかに?=選挙の結果で左右される捜査=試される国民の理性や倫理
2014年3月17日に始まった連邦警察のラヴァ・ジャット作戦(LJ)も、4回目の年越しとなった。パラナ州クリチバでの捜査はその前に始まっており、5年越しの汚職摘発となる。 16、17年の動向は? 2016年は、最高裁のテオリ・ザヴァスキ判事が急逝し、後任のLJ報告官にエジソン・ファキン判事が選ばれた。クリチバ地裁のセルジオ・ ...
続きを読む »ブラジル社会面座談会=ざっくばらんに行こう!=大統領選挙の勝敗を占う=独断と偏見でズバリ!勝者はだれか=サッカーW杯との深い関係?
2018年は大統領選挙の年――。独断と偏見による激論で、ブラジル社会翻訳面記者と編集長が紙上座談会でズバリ勝敗を占った。ラヴァ・ジャット作戦が進展する中で、2015年末にはジウマ大統領の罷免審議がエドゥアルド・クーニャ下院議長(当時)によって始められ、2016年8月には罷免が決まり、テメル大統領が就任。その後は当のクーニャ議長 ...
続きを読む »今年のブラジル10大ニュース=1位はJBSショック=テメルの不人気と疑惑に揺れる=メンデス判事らも話題に
2017年最後の号ということで、今日はこの2017年のブラジル国内面をにぎわせた10大事件を編集部が独自に選んだ。ジウマ大統領の罷免やリオ五輪があった16年ほどではないが、今年もブラジルでは様々なことが起きた。 まず1位は5月のJBSショックだろう。テメル政権下で経済立て直しの様相が見えはじめ、社会保障制度改革案通過まであと ...
続きを読む »《ブラジル》エンブラエル社=米国ボーイング社と提携交渉=地域間旅客機部門が狙いか=ブラジル政府は拒否の構え=エンブラエル株は1日で株価22・5%上昇
米国の航空機製造会社ボーイング社とブラジルのエンブラエル社は21日、潜在的な提携に向けた交渉を進めていることを明らかにしたと21、22日付現地各紙・サイトが報じた。 一部のメディアは「合併」と報じているが、両社はまだ、「提携」の内容が何を指すのかを明らかにしていない。だが、連名で発表された文書には、「全ては協議の過程にあり、 ...
続きを読む »《ブラジル》メンデス判事が連警や検察の強制連行禁ずる=権利剥奪は違憲と問題視=PTやOABの主張通る=モロ判事には試練の1日に
19日、連邦最高裁のジウマール・メンデス判事は、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)を担当する連邦警察や検察が頻発に使っている、強制連行の上で事情聴取を行う「コンドゥサン・コエルシチヴァ」を禁ずる暫定令を出した。これでLJ捜査などに影響が出るのは必至となりそうだ。20日付現地紙が報じている。 メンデス判事の判断は、労働者党(PT)と ...
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