連邦検察庁は、テメル大統領に対して進めていた二つの容疑での捜査結果を一つにまとめ、ロドリゴ・ジャノー長官の任期の切れる9月半ばまでに告発する意向だと、25日付現地紙が報じている。 テメル大統領への最初の告発は、JBS社からの収賄疑惑に関するもので、この告発を受けつけるか否かの投票は8月2日に下院で行われる。「受けつける」とす ...
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《ブラジル》テメル大統領が燃料増税と支出削減発表=ガソリンの税額は倍以上に=企業家からは強い反発の声=それでも59億レの削減必要
テメル大統領は20日、今年の年末までに104億レアルの増収を図るべく、燃料に対する社会統合基金(PIS)/社会保険融資納付金(Cofins)の増税を発表した。それと同時に59億レアルの支出削減も発表したが、共に早くも強い懸念を持たれている。21日付現地紙が報じている。 燃料1リットルあたりのPIS/Cofinsは、ガソリンが ...
続きを読む »《ブラジル》テメル大統領が増税認める=財政目標に100億レアル足りず=燃料関連税は即引き上げか=燃料価格下落が衝撃を吸収?
政府は19日、今年の財政目標である、基礎的財政収支の赤字額を1390億レアル以内に収めるためには、100億レアルの不足が出ると判断し、その埋め合わせのために、燃料にかかる税を引き上げることを決めたと、20日付現地紙が報じた。 政府関係者によると、ミシェル・テメル大統領(民主運動党・PMDB)は、何としてでも財政目標を達成しな ...
続きを読む »《ブラジル》政界=テメルとマイアが下議の奪い合い=分裂危機のPSB不満分子巡り=告発逃れにPMDB増強か?=今や下院議長は脅威に
党内分裂の危機にあるブラジル社会党(PSB)の下議を自身の所属政党に取り込もうとして、テメル大統領(民主運動党・PMDB)とロドリゴ・マイア下院議長(民主党・DEM)が争っていると、19日付現地紙が報じている。 PSBは5月17日に起きたJBSショックを機に、テメル政権の連立与党を抜けた。また、与党が推し進める労働法改正や社 ...
続きを読む »《ブラジル》ジャノー検察庁長官=テメルへの告発急がず=「任期終了前に熟せば行う」=次回告発は新長官就任後か?=大統領は与党対策に奔走
ロドリゴ・ジャノー検察庁長官は17日、米国でラヴァ・ジャット作戦にまつわる捜査と司法取引に関する講演を行い、テメル大統領に対する新たな告発について、「新たな容疑に関する捜査が熟し、明確な証拠が挙げられたら、それが任期終了前日であっても告発するが、十分な証拠がなければ捜査中断を求める」と語った。18日付現地紙が報じている。 ジ ...
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ロドリゴ・ジャノー検察庁長官は、本面でも報じている講演会で、JBSのジョエズレイ・バチスタ氏に関する話も行った。それによると、ジョエズレイ氏がデラソンの依頼を持ちかけてきた際は「企業救済目当てのものだと思い、信用していなかった」ものの、他の企業関係者と違い、録音の証拠があったために注目したという。さらに同長官はジョエズレイ氏を ...
続きを読む »《ブラジル》テメル問題の憲政委員会=スヴェイテル氏の見解を却下=大半が大統領告発に否定的=下院全体投票は8月に延期=連邦政府の対策実る
下院の憲政委員会(CCJ)は13日、テメル大統領に対する告発を受け付けるか否かの委員投票で、「告発を受け付ける」としたセルジオ・スヴェイテル報告官のパレセール(見解)を反対40対賛成25(棄権1・委員長)の多数決で却下した。また、告発受付の最終判断を行う下院全体の投票は8月に持越しとなった。14日付現地紙が報じている。 連邦 ...
続きを読む »《ブラジル》労働法改正=議会通過から2日で裁可=急がれる微調整の暫定令発令=「議論不十分」と労働検察局は批判
【既報関連】11日に上院が可決した労働法改正案が、13日にテメル大統領(民主運動党・PMDB)によって裁可されたと14日付現地地が報じた。 従来の労働法に100項目以上の修正を加えた法案は、裁可から120日後に施行となる。政府は新法により、雇用者と労働者の関係がより柔軟になり、雇用促進に繋がることを期待している。
続きを読む »《ブラジル》労働法改正案=上院本会議で大差の可決=野党議員が一時議長卓占拠=法案は大統領の裁可待ち
【既報関連】労働法改正法案の上院本会議採決が11日に行われ、賛成50、反対26、棄権1の賛成多数で可決したと、12日付現地各紙が報じた。 同日の上院本会議は、午前11時の開始早々、採決阻止を試みる野党のグレイシー・ホフマン上議(労働者党・PT)、ヴァネッサ・グラッツィオッチン上議(共産党・PCdoB)らが議長卓を占有し、エウ ...
続きを読む »《ブラジル》連立与党がテメル告発を全力で阻止=CCJでは見解発表マラソン
下院憲政委員会(CCJ)でのテメル大統領への収賄容疑での告発受け入れ阻止のため、連立与党の主要4党が全力を挙げて対策を練っている。12日付フォーリャ紙が報じている。 テメル大統領は11日、自身への告発に関する下院での判断がどういう結果でも、「それに従う」との見解を述べた。
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