任期最終年を迎えたフェルナンド・ハダジサンパウロ市長(労働者党・PT)は今年、10月の選挙で再選を狙うが、連立与党の造反と、それに伴う議会運営の難しさに苦しむ事になるだろうと、6日付フォーリャ紙が予想している。 サンパウロ市議会でPTと連立を組んでいるのは民主運動党(PMDB)、民主党(DEM)、社会民主党(PSD)だが、市長 ...
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テメル=疑惑の港湾企業から献金=国に巨額負債のリブラ社=新港湾法で謎の恩恵も=PMDB内部で不審な動き
ミシェル・テメル副大統領(民主運動党・PMDB)の14年の大統領選の献金企業である港湾企業のリブラ・グループ(以下リブラ社)が、13年の新港湾法により、巨額の負債があるにもかかわらずサントス港の契約を更新できた唯一の企業であることが判明したと3、5日付エスタード紙が報じている。 リブラ社は1998年に、他社の10倍の額で入札し ...
続きを読む »新年占う編集部座談会2=ざっくばらんに行こう!《ブラジル社会編》=〃泥〃まみれの一年振りかえる
レヴィ辞任の意味するもの=3月からデモどうなる?=リオ五輪は本当に大丈夫か=「中国の成長率が下がるとサマルコのダムが決壊する」深沢正雪(編集長)=いやあ、2015年は凄い年だったね。ちょっと近年まれに見る大変動、ハラハラドキドキの年だった。 京都の清水寺が毎年12月、その一年を一言で表す《今年の漢字》を発表するけど、さしずめブラ ...
続きを読む »16年注目はデウシジオ証言=政党超えあらゆる不正と関係か=ルーラやジウマも戦々恐々=眠れない夜送る政治家多数?
2015年は、前年以上に「ラヴァ・ジャット作戦」の衝撃に襲われた1年だった。エドゥアルド・クーニャ下院議長(民主運動党・PMDB)の疑惑の証拠発覚や、事件の主舞台となったブラジル経済の要ともいえる国営企業『ペトロブラス』(以下、PB)の元幹部、国内の代表的建築会社の上層部の逮捕が、連日、伯字紙の見出しを飾った。新年は、捜査や逮 ...
続きを読む »政界洗浄は新年本格化へ=2度目の年を越したLJ=影響は大統領罷免問題まで
闇の両替商達が洗車場付のガソリンスタンド網を使って不正な金の受け渡しを行っているとの疑惑と、資金洗浄をかけて命名された連警の「ラヴァ・ジャット作戦」(LJ)。2008年に最初の告発があったとされる同作戦は、連警がアルベルト・ユセフ被告らを逮捕した2014年3月17日の第1弾以降、22弾まで進み、2度目の年を越し、いよいよ新年に ...
続きを読む »リオ州=瀕死の患者しか診られず=財源不足で荒廃の医療現場=基本的な医療用資材も不足=州都と連邦政府が資金援助
リオ州の州立病院が財政難のために、ゴム手袋、ガーゼ、絆創膏、薬などの物資さえ枯渇し、急患患者の診療さえできない状態に陥っていると、24~28日付伯字各紙が報じた。物資を供給している業者への負債は14億レアル(24日フォーリャ紙より)に上っているという。 各州立病院がほぼ1週間、実質的に閉鎖された状態となった後、23日にリオ州は ...
続きを読む »クーニャ派=憲政委員会であえなく敗北=倫理委の決定転覆狙うも=定数不足で会成立せず=運営委員会で強引逆転か
議会が年内最終日を迎えた22日、エドゥアルド・クーニャ下院議長(民主運動党・PMDB)支持派議員たちは、下院倫理委員会が同議長の議席剥奪審議の継続を認めた投票結果を無効にすべく、下院憲政委員会にかけあったが、定数不足でかなわなかった。だが、クーニャ議長らは議会が再開する2月より前に、倫理委員会の決定を無効化する可能性もあると2 ...
続きを読む »ダッタフォーリャ=大統領罷免にはまだ遠く=下院でまだ42%の賛成=議会内でも反クーニャ強まる=国民もPMDBに不信感
ダッタフォーリャが下院議員を対象に行った調査によると、ジウマ大統領(労働者党・PT)の罷免審議の開始を希望している議員は42%で、反対している議員の31%を上回ったが、この数ではまだ罷免基準には満たない。一方、エドゥアルド・クーニャ議長(民主運動党・PMDB)の議席剥奪については、6割が望んでいると答えた。21日付フォーリャ紙 ...
続きを読む »テメル氏にも500万レ?=裁判所への申告と食い違い
ロドリゴ・ジャノー検察庁長官が、15日に敢行された連警のカチリナリアス作戦のためにテオリ・ザヴァスキ最高裁判事に送った文書で、ミシェル・テメル副大統領もラヴァ・ジャット作戦(LJ)で有罪となったOAS社から500万レを受け取っていた事を示唆したと19日付フォーリャ紙や同エスタード紙サイトなどが報じた。 副大統領の名前がLJ絡み ...
続きを読む »最高裁でジウマ側が勝利=大統領罷免手続きの審理で=野党シャッパと無記名投票却下=審議の継続は上院が選択
17日、最高裁でジウマ大統領罷免の手続きに関する審理が行われ、下院が8日に無記名投票で決めた野党側のシャッパ(リスト)などが却下され、大統領側に有利な結果が出た。18日付伯字紙が報じている。 今回の審理は、8日に下院で行われた大統領罷免問題に関する特別委員会のメンバー選出方法を不服とする、大統領寄りのブラジル共産党(PCdoB ...
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