上下両院が20日、連邦政府の経済スタッフが提唱する財政調整に不可欠な法案の審議を、26日以降に先延べした。失業保険の適用を厳格化する暫定令(MP)665や年金規制を変更するMP664は6月1日までに可決されないと有効期限が切れるため、財政調整が失敗に終わることを懸念する政府と議会との駆け引きはまさしく神経戦となってきたと21日 ...
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上院がファキン氏の就任承認=大統領にはほろ苦い勝利=信任投票は大差で可決も=米州機構常設委員は否決
上院は19日、ジョアキン・バルボーザ氏の辞任以来、約10カ月空席になっている最高裁判事に、ジウマ大統領が指名したルイス・エディソン・ファキン弁護士就任の是非を問う投票を行い、賛成52票、反対27票で承認した。 大統領指名の最高裁判事を議会が否決するという事態を避けるため、連立与党の党首たちは朝から各党内の引き締めを図っていたが ...
続きを読む »政府が与党に根回し計る=予算削減は800億レ?=財政調整法の採否懸かる
上下両院で予定されている財政調整法案の審議を前に、連邦政府は18日に連立与党党首との会合を持ち、民主運動党(PMDB)に複数のポストを与えることをにおわせつつ、予算削減規模は、財政調整法案の採否にかかっていることを明らかにしたと19日付エスタード紙が報じた。 連邦政府はこの席で、下院が暫定令665と暫定令664に変更を加えたこ ...
続きを読む »ジウマ政権に造反議員の壁=負担増生む修正案可決=財政調整のMP審議で=年金支給制度に改正
連邦下院が13日、財政調整のための暫定令(MP)664号の審議を行ったが、連立与党2大勢力の民主運動党(PMDB)や労働者党(PT)議員の造反もあり、基本条項承認後に行われた修正案の審議で、ジウマ政権が2回の挫折を経験したと14日付伯字紙が報じた。 MP664号は遺族年金や疾病手当などの社会保障給付の付与を制限する暫定令で、基 ...
続きを読む »上院委員会がファキン氏承認=11人目の最高裁判事=11時間の諮問の末に=20対7で賛成が上回る
上院の憲法法務委員会(CCJ)は12日、空席となっていた11番目の連邦最高裁判事にジウマ大統領が4月12日に指名したルイス・エジソン・ファキン氏(57)の諮問を行った。労働者党(PT)寄りと疑われている件もあり、11時間に及ぶ質疑応答の末、賛成20票、反対7票で承認した。 同委員会で2010年の統一選でPTの選挙キャンペーンに ...
続きを読む »ラヴァ・ジャット=ユセフ被告CPIで証言=「大統領府は知っていた」=証拠無く個人的意見と強調=下院議長への疑惑にも言及
下院のペトロブラス(PB)議会調査委員会(CPI)がパラナ州クリチバ市で11日に行った証人喚問で、闇ブローカーのアルベルト・ユセフ被告が「大統領府はPBの工事に絡む資金横流し計画を知っていた」との考えを明らかにしたが、「物的証拠はなく、あくまで私の意見、考え」と供述したと12日付伯字各紙が報じた。 ユセフ氏はほぼ4時間の証言の ...
続きを読む »財政調整案が下院通過=連立から造反で僅差の可決=与党から造反者制裁求む声
6日の下院本会議で最初の財政調整案の基本条文が賛成252、反対227の僅差で承認された翌7日、連立与党党首と大統領の側近は、ジウマ大統領にマノエル・ジアス労相(民主労働党・PDT)の更迭を求める事を決めた。 7日付伯字紙によると、PDT下議は6日、「失業保険受給のための就業期間を6カ月から12カ月に引き上げる暫定令(MP)66 ...
続きを読む »家庭内労働者の権利拡充=雇用者の負担も明確化=他業種との待遇差解消へ
家政婦やベビーシッター、料理人、庭師、運転手、高齢者介護員などの家庭内労働従事者の権利を規定する法案が6日の上院本会議で承認され、ジウマ大統領の裁可を待つのみとなった。同法案は裁可から120日後に発効となる。 2年に及ぶ議論の末に採択された法案には、国立社会保険院(INSS)に納めるFGTS(勤続期間保障基金)の雇用者負担額を ...
続きを読む »LJで下院議長の身辺揺れる=最高裁が執務室捜査認可=下院CPIにはコスタ被告=「献金に見返りは付き物」
【既報関連】テオリ・ザヴァスキ最高裁判事が5日、エドゥアルド・クーニャ下院議長の執務室への立ち入り捜査と同議長に関する捜査期間延長を認めた。また、ペトロブラス(PB)元供給部長のパウロ・コスタ被告は同日、下院PB議会調査委員会(CPI)で、「PBを巡る汚職はブラジリアが起源」で、事業を請け負った企業の賄賂は見返りを期待しており ...
続きを読む »LJ=下院議長への疑惑再浮上=三井などへの調査依頼=賄賂不払いで圧力かける?=本人は関与を否定するも
連邦警察のラヴァ・ジャット作戦(LJ)でペトロブラス(PB)などを巡る汚職摘発が続く中、エドゥアルド・クーニャ下院議長(民主運動党・PMDB)が、日本の多国籍企業の三井グループ(以下、三井G)からの賄賂が滞ったため、支払うよう圧力をかけていた疑惑が再浮上と28、29日付フォーリャ紙やグローボ紙サイトなどが報じた。 クーニャ氏が ...
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