2日、午前9時から下院本会議で、連邦検察庁が提出した、テメル大統領に対する収賄容疑での告発を受け付けるか否かの審議が行われ、同日夜の投票へと続いた。2日付現地紙サイトが報じている。 審理はまずロドリゴ・マイア下院議長による開会の挨拶からはじまり、その後、この日の手順に対する質問が行われた。
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《ブラジル》テメル大統領告発問題=きょう下院で全体投票=気になる野党側の出欠状況=最低342人の出席必要=実施なら阻止が有力も
今日2日は、連邦検察庁が行った、収賄容疑でのテメル大統領告発を受け入れるか否かの審議と投票が下院本会議で行われる予定だ。この日の内に決着をつけたい政府側は、予定通り投票を行えるよう、下議たちに出席を呼びかけると共に、下議から抜擢した閣僚たちを下院に戻し、投票させる予定だ。1日付現地紙が報じている。 テメル大統領の告発が下院で ...
続きを読む »《ブラジル》政界=テメルとマイアが下議の奪い合い=分裂危機のPSB不満分子巡り=告発逃れにPMDB増強か?=今や下院議長は脅威に
党内分裂の危機にあるブラジル社会党(PSB)の下議を自身の所属政党に取り込もうとして、テメル大統領(民主運動党・PMDB)とロドリゴ・マイア下院議長(民主党・DEM)が争っていると、19日付現地紙が報じている。 PSBは5月17日に起きたJBSショックを機に、テメル政権の連立与党を抜けた。また、与党が推し進める労働法改正や社 ...
続きを読む »東西南北
党の方針をめぐり、現在、分裂の危機にあるブラジル社会党(PSB)。元々が左翼政党でありながら、ビジネス界とのつながりも強いという、一見相反する要素を併せ持っていた政党だけに、このような事態を引き起こしやすくはあった。2014年の大統領選の際は、同党から出馬した故エドゥアルド・カンポス氏が、その「左翼でも保守でもない」という立場 ...
続きを読む »《ブラジル》テメル問題の憲政委員会=スヴェイテル氏の見解を却下=大半が大統領告発に否定的=下院全体投票は8月に延期=連邦政府の対策実る
下院の憲政委員会(CCJ)は13日、テメル大統領に対する告発を受け付けるか否かの委員投票で、「告発を受け付ける」としたセルジオ・スヴェイテル報告官のパレセール(見解)を反対40対賛成25(棄権1・委員長)の多数決で却下した。また、告発受付の最終判断を行う下院全体の投票は8月に持越しとなった。14日付現地紙が報じている。 連邦 ...
続きを読む »《ブラジル》マイア氏の大統領代行に期待高まる=テメルのCCJ準備の裏で=背後に財界や企業の存在=PSDB党首代行も支持
テメル大統領が連邦検察庁からの告発に対し、下院の憲政委員会(CCJ)での告発受理阻止に向けた準備を進める一方で、下院の中では、大統領が停職になった場合に最大6カ月間、代行を務めるロドリゴ・マイア下院議長(民主党・DEM)に期待する勢力が出てきていると、7日付現地紙が報じている。 昨年5月のテメル政権の成立以来、連邦政府に副大 ...
続きを読む »《ブラジル》テメル告発問題報告官は意外な“中立派”に=政界無名のスヴェイテル氏=連邦政府には思わぬ展開=今後の審理の行程は?
下院憲政委員会(CCJ)は4日、検察庁がテメル大統領を収賄疑惑で告発した問題に関する報告官として、セルジオ・スヴェイテル下議(民主運動党・PMDB)を選出した。テメル大統領と同じ政党ではあるが、連邦政府に対しては「中立の立場」とされており、展開の読みにくい結果となった。5日付現地紙が報じている。 スヴェイテル氏はリオ州選出下 ...
続きを読む »《ブラジル》連立与党もテメル告発阻止表明せず=PSDBの票獲得は困難に=マイアのDEMも微妙とも=望みがあるのはセントロン?
連邦検察庁からのテメル大統領に対する収賄容疑での告発に関する、下院憲政委員会(CCJ)での審議が始まろうとしているが、現時点ではまだ、いずれの連立与党も大統領への告発阻止で固まっていないと、2、3日付現地紙が報じている。 大統領に対する一般的な犯罪での告発を最高裁が審理するためには、下議全体の3分の2(342人)以上の賛成が ...
続きを読む »《ブラジル》PSDBが連立与党残留決める=アウキミンやドリアの意向強く=党内一致の結論にはあらず=政治不信が悪化すれば離脱も
12日、かねてから連立政権離脱がささやかれていた民主社会党(PSDB)が、とりあえず現状では連立に残ることを決めた。決断には同党サンパウロ州支部の思惑が大きかった。だが、この判断は状況次第で変わり得るもので、予断を許さない状況だ。13日付現地紙が報じている。 JBS社のジョエズレイ・バチスタ氏との間の贈収賄疑惑で上議停職とな ...
続きを読む »日系下議も不正献金受ける?!=JBS疑惑の余波広がる=「党からの資金、届出済み」
日系議員もJBS汚職疑惑の渦中か――世界的大手食肉会社JBS社の社主バチスタ兄弟の司法取引証言のなかで、テメル大統領がラヴァ・ジャット作戦の捜査妨害に関与し不正献金を受給していた疑惑が17日にグロボ紙に暴露され、政財界に激震が走った。同社は14年選挙で1829人の立候補者に不正献金をしていた疑惑が上がった。そのリストには日系議 ...
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