ニッケイ新聞 2013年9月10日 コーロル大統領罷免の後、93年から同職を受け継いだのは副大統領のイタマル・フランコ氏だった。就任前は国民にほとんど知られていなかった同氏は、コーロル失脚のショック後ゆえにあまり期待されていなかったが、同政権はハイパー・インフレに苦しんでいたブラジルの経済を軌道に乗せ、任期の終わる94年後半に ...
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ブラジル政治の基礎歴史=(8)=13年待ちルーラ政権誕生=その影でメンサロン事件発覚
ニッケイ新聞 2013年9月12日 フェルナンド・エンリケ・カルドーゾ大統領(FHC、PSDB)が2期目の任期を終える直前、2002年10月に大統領選挙が行われた。与党のブラジル民主社会党(PSDB)は、カルドーゾ政権で保健相をつとめたジョゼ・セーラ氏を候補に立てて臨んだが、勝ったのは労働者党(PT)のルーラ氏だった。 ルー ...
続きを読む »CNT世論調査=ジウマが支持率盛り返す=大統領選でも再び優位に=マニフェスト後の公約奏功=医療政策で好意的反応も
ニッケイ新聞 2013年9月12日 全国運輸連合(CNT)の依頼でMDA研究所が行った世論調査の結果が発表され、ジウマ政権への評価と、14年大統領選でジウマ氏に投票する意向の人の数が共に上昇した。11日付伯字紙が報じている。 今回のCNT/MDAの調査は8月31日〜9月4日にかけて全国131都市の人を対象に行われたもので、誤 ...
続きを読む »ブラジル政治の基礎歴史=(9)=ルーラの活躍でブラジル躍進=新興国の代表的存在に
ニッケイ新聞 2013年9月13日 2005年に起こったメンサロン事件の影響もあり支持率を落としたルーラ政権ではあったが、2006年の大統領選でルーラ氏はサンパウロ州知事のジェラルド・アウキミン氏(ブラジル民主社会党・PSDB)を、決戦投票でかわして2期目の任期を迎えることとなる。 だが、この2期目でルーラ政権は躍進を遂げた ...
続きを読む »ブラジル政治の基礎歴史=(10)=ジウマ大統領の高い人気に陰り=国民から〃抗議の波〃勃発
ニッケイ新聞 2013年9月14日 ルーラ政権の高い人気を乗り移らせる形で、労働者党(PT)は後継者のジウマ氏を大統領に就任させることに成功した。ブラジル初の女性大統領という事実に加え、軍政時代は反体制の闘士だったという経歴も国際的に注目され、2011年の就任当時から高い人気をもって迎えられた。 ジウマ大統領は不正を嫌う性格 ...
続きを読む »PSBが明確に対立姿勢=カンポス出馬に〃第一歩〃=現政権の閣僚が辞任の意向
ニッケイ新聞 2013年9月20日 ルーラ政権時代からPT(労働者党)の連立与党だったPSB(ブラジル社会党)がPTと袂を分かち、来年の大統領選へのエドアルド・カンポス党首(ペルナンブコ州知事)出馬に向けた〃第一歩〃を踏み出したと19日付エスタード紙が報じた。 現政権には同党所属の閣僚が2人(国家統合相と港湾局長官)いるが、 ...
続きを読む »マリーナ=新党RS成立が瀬戸際に=2週間で5万票以上必要=「例外認めず」と選挙検察=大統領選の風向き左右も
ニッケイ新聞 2013年9月24日 2014年の大統領選挙への出馬が有力視されているマリーナ・シウヴァ氏の新党・持続ネットワーク(RS)が、新党登録手続きの最終締め切りまで15日を切った時点で5万票以上の署名が足りず、出馬可否の瀬戸際に立たされている。21〜22日付伯字紙が報じている。 マリーナ氏は現在、14年大統領選への出 ...
続きを読む »大統領選世論調査=ジウマが再選へ向け挽回=支持率が38%に回復=他候補の合計も上回る=マリーナは新党問題響く
ニッケイ新聞 2013年9月28日 世論調査統計機関(IBOPE)による2014年大統領選挙に関するアンケート結果が発表され、現職のジウマ大統領(労働者党・PT)が支持率を大きく伸ばした一方、2位で追っていたマリーナ・シウヴァ氏(持続ネットワーク・RS)が大きく落ち込み、「ジウマ氏再選」の様相を濃くした。27日付伯字紙が報じて ...
続きを読む »ブラジル政治の基礎歴史=(2)=サンパウロ州の大物マルフの敗退=サルネイの反発で形勢不利に
ニッケイ新聞 2013年9月3日 1985年の大統領選挙は1月15日に議会の議員投票によって行われ、タンクレード・ネーヴェス氏(民主運動党・PMDB)がパウロ・マルフ候補(社会民主党・PDS=軍政擁護政党ARENAの後進)を破って勝利した。得票の内訳はタンクレード氏が480票、マルフ氏が180票で、タンクレード氏の圧勝となった ...
続きを読む »ブラジル政治の基礎歴史=(3)=20年来の雪辱果たすも=タンクレード無念の急逝
ニッケイ新聞 2013年9月4日 1985年1月の選挙で当選し、軍事政権に終止符を打ったタンクレード・ネーヴェス氏は、当時すでに74歳の高齢だった。 彼は軍事クーデターが起きる1964年以前から大臣職を歴任していた重鎮だった。1950年代にはジェトゥリオ・ヴァルガス政権の内務相をつとめ、軍政前最後の民主政権であるジョアン・グ ...
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