2018年は大統領選挙の年――。独断と偏見による激論で、ブラジル社会翻訳面記者と編集長が紙上座談会でズバリ勝敗を占った。ラヴァ・ジャット作戦が進展する中で、2015年末にはジウマ大統領の罷免審議がエドゥアルド・クーニャ下院議長(当時)によって始められ、2016年8月には罷免が決まり、テメル大統領が就任。その後は当のクーニャ議長 ...
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今年のブラジル10大ニュース=1位はJBSショック=テメルの不人気と疑惑に揺れる=メンデス判事らも話題に
2017年最後の号ということで、今日はこの2017年のブラジル国内面をにぎわせた10大事件を編集部が独自に選んだ。ジウマ大統領の罷免やリオ五輪があった16年ほどではないが、今年もブラジルでは様々なことが起きた。 まず1位は5月のJBSショックだろう。テメル政権下で経済立て直しの様相が見えはじめ、社会保障制度改革案通過まであと ...
続きを読む »《ブラジル》メイレレス財相=増税を完全には否定せず=「即座のブラジル国債の格下げはない」とも
エンリケ・メイレレス財相は21日、連邦政府は増税を避けるための代替案を模索していると語ったが、増税の道を完全には否定しなかったと、22日付現地各紙が報じた。 連邦政府は財政健全化のため、投資専用ファンドで得た利益に課税することを定めた暫定令(MP)を出した。これにより、来年度会計では推定60億レアルの収入が得られるはずだった ...
続きを読む »《ブラジル》メイレレス財相=政党放送で大統領選を意識=ルーラやボルソナロを牽制=社会保障改革も再度呼びかけ=景気回復で支持獲得狙う
18年の大統領選で連立与党からの推薦を受けることが有力視されているエンリケ・メイレレス財相が、21日に放送される社会民主党(PSD)の政党放送で、10分間中8分間登場し、ルーラ元大統領やジャイール・ボルソナロ下議にあてつける発言を行った。さらに同日昼にはメディア関係者を集めて、社会保障制度改革の話をするなど、大統領選を意識した ...
続きを読む »《ブラジル》オデブレヒト社とカマルゴ・コレア社がカルテル暴露=7州と連邦直轄区の規模で=主に州都の地下鉄工事が舞台=サンパウロ州PSDB政権に疑惑も
ラヴァ・ジャット作戦で主要な犯罪企業と目されている建築大手オデブレヒト社(O社)とカマルゴ・コレア社(CC社)が、経済防衛行政審議会(Cade)に対し、サンパウロ市地下鉄をはじめとする7州と連邦直轄区における事業に関し、長期にカルテルを組んでいたと証言していたことがわかった。19日付現地紙が報じている。 両社がCadeに行っ ...
続きを読む »党の方針より大臣職の名誉?=以前に巨額退職金求め、話題の人権局長
党の方針で連立政党を抜けたら普通、その政党の大臣職は返上されるもの。だが、ルイスリンダ・ヴァイロス人権局長の場合は勝手が違った。 14日、ルイスリンダ氏は所属の民主社会党(PSDB)に突然、離党届を提出した。
続きを読む »《ブラジル》社会保障制度改革=来週の下院投票にテメル必死=承認には依然票が足らず=議員割当金など大放出も=最悪来年2月に持越しか
議会が休暇に入る直前の18~20日に下院での社会保障制度改正案の投票を実施することを目指し、連邦政府の動きが慌ただしくなっているが、現状では承認に必要な得票数にはかなり足りていない状況が続いていると、12日付現地紙などが報じている。 社会保障制度改革は財政健全化のための最優先かつ必須事項で、連邦政府は、年内に下院での審議を開 ...
続きを読む »アウキミン・サンパウロ州知事が民主社会党党首に正式就任=早速ルーラを徹底批判=テメル政権には柔らかな発言=最初の課題は社会保障制度改革
民主社会党(PSDB)が9日に全国党大会を開催し、予想通り、ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事が党首に就任した。アウキミン新党首の最初の大仕事は、連邦政府が進める社会保障制度改革に対し、根強い反対論を掲げる一部勢力の説得となりそうだ。10、11日付現地紙が報じている。 党首選そのものは、党員の473人中470人がアウキミ ...
続きを読む »東西南北
アウキミン・サンパウロ州知事が党首に選ばれた民主社会党(PSDB)の党大会では、党重鎮のカルドーゾ元大統領もスピーチを行った。元大統領はそこで、「私はルーラ氏が監獄に入るのを見るより、我が党候補が彼に大統領選で勝つ姿を見たい」と語った。これは、解釈の仕方によっては、ルーラ氏が現在係争中の裁判で有罪となっても、最後まで出馬を目指 ...
続きを読む »《ブラジル》最高裁投票=州議会で議員逮捕は覆せるか?=現時点では「できない」優勢=アエシオの件以後、問題に=検察は疑惑のリオ州議ら起訴
逮捕に直面した議員に対する司法の判断を州議会が覆すことが可能か否かの審理が、最高裁で7日に行われた。審理はまだ継続中だが、現状では「できない」が5対4で優勢という状況になっている。8日付現地紙が報じている。 この問題は、アエシオ・ネーヴェス上議(民主社会党・PSDB)が収賄容疑で職務停止となった際、最高裁が10月に「(議員職 ...
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