6月26日に連邦検察庁が最高裁に提出した、テメル大統領(民主運動党・PMDB)への収賄容疑での起訴状が、6月29日に下院に届き、本人への通達も同日中に行われた。今後は、同院憲政委員会(CCJ)で起訴状を受理するか否かの審議がはじまる。大統領には最初の10回の審議の間、起訴された容疑に対する自己弁護の権利が与えられる。CCJはそ ...
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《ブラジル》労働法改正=上院憲政委を16対9で通過=法案内容の調整は暫定令で=来週本会議裁決の見込み
【既報関連】上院憲政委員会(CCJ)で29日の夜、労働法改正法案の採決が行われ、上院政府リーダーのロメロ・ジュカー上議(民主運動党・PMDB)の報告書が賛成16、反対9、棄権1で承認された。同改正法案は来週中にも上院本会議にかけられる見込みだと、29日付現地紙が報じた。 CCJが13時間に及ぶ審議の後、予想を上回る賛成票で同 ...
続きを読む »テメル=告発に怒りの釈明会見=検察とJBSの癒着を示唆=「イラソン」との皮肉も連発=ジャノー長官とは戦争状態に
27日午後、テメル大統領は26日に連邦検察庁が提出した起訴状の内容はフィクションだと強く否定し、さらには検察庁が元検察員から賄賂をもらっているのではないかとのほのめかしまで行って、物議をかもした。28日付現地紙が報じている。 記者会見は、テメル氏に近い上議、下議、閣僚たちも自発的に同席する形で行われた。
続きを読む »《ブラジル》18年大統領選は左翼盛り返しと極右の対決?=テメル大統領の危機的状況で
26日に、テメル大統領が検察庁から収賄疑惑で告発を受けたことは全世界的に衝撃を与えた。同大統領が昨年のジウマ前大統領の罷免で副大統領から正式に昇格して1年も経たない状況だったためだ。 テメル氏はジウマ氏が罷免の審議に置かれている最中から、「自分だけ裏切ってジウマ氏を追いやった」と解釈する国民が多く、就任した当時から支持率が1 ...
続きを読む »《ブラジル》「アエシオ氏はPSDB党首降りろ」=ドリア・サンパウロ市市長が主張
サンパウロ市のジョアン・ドリア市長(民主社会党・PSDB)は26日、アエシオ・ネーヴェス氏はPSDBの党首を正式に辞するべきだという考えを明らかにした。27日付現地紙が報じている。 これは、ドリア氏がラジオ局の一つのペルナンブカーナ局でのインタビューで明らかにしたものだ。ドリア氏はそこで「アエシオ氏のことは個人的に尊敬してい ...
続きを読む »《ブラジル》検察庁のテメル告発は不可避か?=「疑惑のテープ」は編集なし=既に対策の閣僚会議開催=カギを握る下院での投票
JBS社社主のジョエズレイ・バチスタ氏との会話が録音された「疑惑のテープ」が、鑑定の結果、「異常なし(編集・改ざんの跡なし)」と判断されたことにより、連邦検察庁によるテメル大統領告発は止めることができそうもなくなった。大統領はあらゆる対策を打つと見られるが、連立与党の支持基盤も弱まっていると24~26日付現地紙が報じている。 ...
続きを読む »東西南北
ダッタフォーリャが23日に発表した最新の世論調査によると、テメル政権を良い/最良と評価した人は前回調査をさらに下回る7%だった。この数字はジウマ前政権が16年4月に記録した最低評価の13%を大きく下回り、ハイパー・インフレだった1989年にサルネイ政権が記録した5%以来の、28年ぶりの低評価となった。現政権ではGDPが2年ぶり ...
続きを読む »《ブラジル最高裁》JBSのデラソンを有効と判断=午後5時前に6人賛成=ファキン判事が担当継続=「中身は裁判時に検証」か
最高裁で21、22の両日、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)におけるJBS社の報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)を有効なものとして認めるか否かの投票が行われ、22日午後5時までに6人の判事がデラソンは有効と票を投じた。22日付現地紙・サイトが報じている。 JBS社主のジョエズレイ・バチスタ氏らが行い、最高裁でのLJ報告官のエジソ ...
続きを読む »新移民法=一部項目拒否の末に裁可=恩赦や先住民国境移動は不可=反対運動やJBS騒動の影響?
5月24日は、ブラジリアで大規模反政府デモが発生し、デモに紛れた暴徒が官庁に投石、火を放っため、テメル大統領が軍も出動させるほどの大荒れの一日だった。この日は同時に、昨年12月に下院を、今年4月18日には上院も通過した「新移民法」の大統領裁可の期限日だった。5月17日の〃JBSショック〃以降、その火消しに躍起の大統領は、もはや ...
続きを読む »《ブラジル》労働法改正審議=上院の委員会で否決される=造反者が出て10対9の敗北=与党内の結束また揺らぐ=「本会議採決では勝つ」と大統領
【既報関連】テメル政権が早期成立を目指す労働法改正法案が20日の上院社会問題審議委員会(CAS)で採決され、賛成9票、反対10票で否決されたと21日付現地紙各紙が報じた。 与党側から3人の造反者が出て反対票を投じた事が逆転現象の一因となったが、政府は予定通り、同法案を憲法法務委(CCJ)から上院本会議へと進め、承認を目指す構 ...
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