気になる妙な動きが二つ、立て続けに起きた。4日のパウリスタ大通りのデモに関して軍警が発表した参加者人数と、7日の最高裁大法廷〝玉虫色〟判決だ▼パウリスタ大通りのデモ参加者数を軍警が「1万5千人」と過少発表したのは実に腑に落ちなかった。今年8月までは、実際に現場を見た感じでは、逆に多めに発表していたからだ。何が変わったかと云えば ...
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サンパウロ州=RP市の現職市長逮捕=局員の給与利用の収賄で
2日、サンパウロ州リベイロン・プレットのダルシー・ヴェラ市長(社会民主党・PSD)が収賄容疑で逮捕された。2日付G1サイトなどが報じている。 今回の逮捕は、連邦警察と市警の組織犯罪対策課(Gaeco)共同の「セヴァンヂージャ作戦」第2弾「ママエ・ノエル」によるもので、同市公庫から4500万レアルが横流しされたとされている。 ...
続きを読む »一気に流動化した政局
2日、エスタード紙経済面にオデブレヒト社の謝罪広告が出ていた。それを見ながら考え込んだ。「司法取引が成立したワケだ。これで政局は次の局面に移った。これからがテメル政権の本当の正念場、〝浄化の時〟だ」と実感した。200人とも言われる汚職政治家の名が来年早々にも暴露され、次々に逮捕されるだろう。この難局を乗り越えるまで、政局は安定 ...
続きを読む »トカンチンス州知事公邸に強制捜査=汚職と資金洗浄の疑いで
トカンチンス州のマルセロ・ミランダ知事(民主運動党・PMDB)と、シケイラ・カンポス前知事(元民主社会党・PSDB)、セルジオ・レオン現社会資本整備局長が11月28日、汚職と資金洗浄の疑いで連警の捜査を受けたと同月28、29日付現地紙サイトが報じた。 ミランダ知事と、カンポス前知事は強制出頭を命じられ、レオン局長は期限付き拘 ...
続きを読む »テメル大統領の決断
日曜(27日)昼、ラジオを聞いていたら突然、テメル大統領らの臨時記者会見の生中継に切り替わって驚いた。下院議長、上院議長を横に従えて「Caixa2(二重帳簿)の恩赦法案が来ても私が否決する。その件に関する上院、下院との合意ができた」と発表した。その理由として「私は『ヴォス・ダス・ルアス(街頭の声)』に従う」と説明したのに、ほぅ ...
続きを読む »東西南北
ここ連日のジェデル・ヴィエイラ・リマ大統領府総務室長官のトラブルが、遂に自身にも飛び火してしまったテメル大統領。今回のカレロ前文相への圧力疑惑で、野党側からは早速「罷免を!」と叫ぶ声があがっている。PTをはじめとした野党勢力からすれば「ジウマ氏を罷免に追いやった仇」と言いたいところだろう。ただ、「圧力か仲裁か」は意見の分かれる ...
続きを読む »企業家版「ブラジルのトランプ」が大統領選出馬を希望?=同系列番組出身のジュストゥス氏
ブラジル有数の成功したビジネスマンとして知られるロベルト・ジュストゥス氏が、同じ系列のリアリティ・ショーに出演していたアメリカのドナルド・トランプ氏の大統領当選に続けとばかりに、18年の大統領選への出馬を考え始めたことが明らかとなった。 ジュストゥス氏はブラジル広告界の大物だが、同氏は、トランプ氏が出演していたことで知られる ...
続きを読む »カブラル逮捕=リオ州のみならずブラジルに衝撃=政治腐敗で崩壊した州財政=ジウマはかつての蜜月否定も=PMDB内にも打撃確実
17日のセルジオ・カブラル前リオデジャネイロ州知事の(民主運動党・PMDB)逮捕は、リオ州ならびに国政に大きな波紋を投げかけている。18日付現地紙が報じている。 カブラル前知事の逮捕は、リオ州が財政破綻に陥っている状況下、衝撃を持って迎えられた。 2007~14年に同知事政権が行った連邦政府の資金による公共事業中、サッカー ...
続きを読む »サンパウロ市=17年にバス代値上げか?=ドリアの公約に早くも矛盾
次期サンパウロ市市長のジョアン・ドリア氏(民主社会党・PSDB)が、選挙公約に反して、2017年のバス代の値上げを検討し始めていると18日付現地紙が報じている。 17年にバス代値上げを行わないことはドリア氏の公約の中でも目玉の一つとなっていたもので、同氏は当選後もこの主張を通してきていた。 だが伯現地紙によると、ドリア氏は ...
続きを読む »LJがマルジナル・チエテにも=8950万レの横流し=サンパウロ市東部の第2区の建設で=深まるアサド氏への疑惑
10日の第36次ラヴァ・ジャット作戦(LJ)捜査の中心となっていた、興行師のアジル・アサド、弁護士のロドリゴ・タクラ・ドゥラン両容疑者が、2009~11年に行われたサンパウロ市を走るマルジナル・チエテの工事に関し、8950万レアル相当の横流しに関与した疑いがあるとして、連邦検察庁が捜査を進めていると、16日付エスタード紙が報じ ...
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