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《ブラジル》選挙高等裁判所=テメルが大統領の座守る=ジウマとのシャッパは当選に=4判事の強引判断に国民不満=ジャノーとの争いは激化か?

TSEのジウマール・メンデス長官(José Cruz/Agência Brasil)

 【既報関連】9日に高等選挙裁判所(TSE)で行われた、2014年大統領選でのジウマ/テメルのシャッパの当選無効を問う裁判は、判事投票4対3で「当選有効」が成立した。だが、その裁判のやり方を巡る国民の不満は大きく、今週中にテメル氏を起訴する予定のロドリゴ・ジャノー検察庁長官と大統領の攻防も激化の様相を見せそうだ。10~12日付現 ...

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サンパウロ市=薬物汚染地帯一掃作戦再び決行=底冷えの日曜の朝に機動隊突入=「密集させない」とサンパウロ州知事

11日のプリンセーザ・イザベル広場一掃作戦の様子(Mastrangelo Reino/A2img)

 【既報関連】サンパウロ州政府とサンパウロ市は11日、サンパウロ市セントロのプリンセーザ・イザベル広場に密集していた禁止薬物常用者の一掃作戦を行ったと、12日付現地各紙が報じた。  サンパウロ市は今後、市内中央部ではいかなる場所でもテントやバラック小屋を建てるのは禁ずるとしている。

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《ブラジル》経済動向調査フォーカス=経済成長率を下方修正=JBSの供述も大きく影響

 中銀が行う金融機関に対する経済動向の予想調査「フォーカス」が、17年の国内総生産(GDP)とインフレ率を0・41%と3・71%に下方修正したと12日付現地紙サイトが報じた。  GDP成長率は6日発表の0・5%から、インフレ率は同3・90%から引き下げられた。GDPは、食肉大手のJBS社主らの報奨付供述の内容漏洩後、連続して下方 ...

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テメルの進退決める裁判劇=ピアーダのような裁判の構図=乗り切ったが次の嵐がそこに=サンパウロ市在住  橘 馨

「有効」を押し通したメンデス長官(Foto: Roberto Jayme/Ascom/TSE)

 空は晴れたが寒くなりましたね。この気候につられるのか、ブラジル政界も中々厳しい日々が続いております。先週6日から9日まで、ブラジリアの選挙高等裁判所(TSE)で現テメル大統領がその職を失うか否かの審理、判決がなされました。  それは2014年末に行われた大統領選挙で選ばれたジウマ大統領/テメル副大統領シャッパ(立候補チーム)の ...

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《ブラジル》ジャノーVSテメルの攻防はこれからが本番

ロドリゴ・ジャノー連邦検察庁長官(Foto: Marcelo Camargo/Agencia Brasil)

 「裁判官として、墓地の穴掘り人の役割は拒否する。通夜に足を運んでもよい、だが、棺桶をかつぐ気はない」。注目のジウマ/テメル・シャッパ裁判で無効を強弁したヘルマン・ベンジャミン報告官が語った、この言葉は実に興味深い。棺桶の中に横たわっているのは「司法」そのものを示唆している気がする▼対するジルマール・メンデス選挙高裁(TSE)長 ...

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《ブラジル》労働法改正案=上院経済委員会を14対11で通過=変更加えず大統領の拒否権で対応=本会議採決まで、まだ2つの委員会通過が必要

6日の、上院経済問題審議委員会の様子(Marcos Oliveira/Agência Senado)

 【既報関連】5月23、30日と再三延期されていた労働法改正法案が、6日の上院経済問題委員会(CAE)で審議され、賛成14、反対11で可決されたと7日付現地各紙が報じた。  同法成立を目指す与党は、今週中にも上院の社会問題委員会(CAS)で報告書を読み上げて、来週は採決と承認、憲法法務委(CCJ)と進んで、議会が休みに入る前に上 ...

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《ブラジル》テメル大統領、継続か無効か=6日からTSE審理開始=司法の独立強調のメンデス=ロウレス逮捕の影響は如何に?

「証拠再検討が必要」との結論となった、今年4月のTSEの様子(Antonio Cruz/Agência Brasil)

 【既報関連】2014年大統領選挙で、選挙期間中に政治的、経済的権力の不正な行使があったとして、当時の野党、民主社会党(PSDB)がジウマ/テメルシャッパの当選無効を訴えていた裁判の審理が、6日より選挙高等裁判所(TSE)で再開される。それを直前に控え、4、5日付現地各紙・サイトが審理の行方を解説した。  14年には盟友だったジ ...

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《ブラジル》じわじわと追い詰められるラヴァ・ジャット作戦

ラヴァ・ジャット作戦を指揮するデルタン・ダラニョル連邦検察官(Foto: Luis Macedo/Camara dos Deputados)

 昨年来、ラヴァ・ジャット作戦の対象に首都の政治家が入るようになり、「激震の発信地」がクリチーバとブラジリアの両方になった。最近特にジャノー連邦検察庁長官が「台風の目」としての存在感を強めてきた。その暴風に抵抗するためにテメルを中心とした「アコルドン」(大同盟)が裏で形成されている▼「テメル、ルーラ、FHC、サルネイ、ジルマール ...

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《ブラジル》社会保障制度改革=「ミニ改革」だけでもやむなし?=与党内に広がる大幅妥協案=課題は次政権に先送りか

ロドリゴ・マイア下院議長(民主党・DEM)(Alex Ferreira/Câmara dos Deputados)

 【既報関連】〃5・17JBSショック〃以降、政界の混迷の度合いが深まる中、連立与党内に、社会保障制度改革は当面、年金の受給開始年齢を高めるだけの「ミニ改革」にとどめ、さらなる改革は18年総選挙の後、19年に発足する新政権に任せるべきとの声が上がり始めていると30日付現地紙が報じた。  現政権が進めている社会保障制度改革は憲法改 ...

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《ブラジル》労働法改正案成立を急ぐ政府=拒否権確約の項目も存在

30日の上院経済問題審議委員会の様子(Marcelo Camargo/Agência Brasil)

 【既報関連】23日の上院経済問題審議委員会(CAE)で意見書が読み上げられるはずだったが、野党の労働者党(PT)や持続ネット(Rede)などが強引に阻止しようとしたために中断されていた労働法改革案の審議が、30日に開かれる委員会で仕切りなおされると30日付現地紙が報じた。  JBSショック以降、大揺れの政府だが、ミシェル・テメ ...

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