州都パウマスは南緯10度、朝からじわじわと汗をかく暑さだ。 ガイドに案内されて最初に向かったのはプラッサ・ドス・ジラソイス(ひまわり広場)。57万1千平米という南米最大の面積を誇り、「世界でも2番目」と自慢する。 パウマスの町は、計画都市の大先輩ブラジリアをモデルにする。ヒマワリ広場は三権広場に相当し、州政庁を中心に両側に ...
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《ブラジル》労組=メーデーも各地で大規模集会=労働法、年金改革に反対し=更なるゼネスト実施を示唆=テメル大統領は動画で理解呼びかける
労働者の日(メーデー)の5月1日、ブラジル各地で、労組が労働者の権利保護を求めるデモを行ったと2日付現地各紙が報じた。 1日のデモは4月28日に各地で行われたゼネスト同様、現在議会で審議中の労働法改正と年金制度を中心とした社会保障制度改革反対を主な主張に掲げた。
続きを読む »《ブラジル》上院が「フォロ・プリヴィレジアード」(FP)廃止の憲法改正法案(PEC)初回承認=ラヴァ・ジャット政治家の裁判にも影響=職権濫用法案も同時に進行
上院で26日、二つの投票が行われ、三権(司法・立法・行政)の要職者の裁判での特権などを保障した「フォロ・プリヴィレジアード」(以下FP)廃止と、検察官や裁判官なども含む公職者に対する「職権濫用禁止法」の二つを可決した。27日付現地紙が報じている。 FPとは、連邦議員や連邦裁判所、連邦政府の要職に就いている人たちが裁判に巻き込 ...
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本面でも報じているように、ルーラ元大統領にまつわる疑惑のひとつ、アチバイアの別荘問題に関して、オデブレヒト社側から疑惑を後押しする証言が相次いでいる。それにも関わらず、18年大統領選での同氏の人気は依然、高いままだ。イボッピが20日に発表した大統領選挙のアンケートによると、「ルーラ氏に票を確実に入れたい」という人がまだ30%も ...
続きを読む »《ブラジル》ラヴァ・ジャット作戦=オデブレヒト社絡みの捜査対象の約半数で贈収賄=選挙での裏献金のみならず=主な事業契約の疑惑の人物は?=PSDB党首のアエシオ・ネーヴェス上院議員は2件で問題に
最高裁の管轄で行われるラヴァ・ジャット作戦関係の捜査76件(対象は98人)の内、40件は、選挙時の裏献金と共に、政治家の側から賄賂を求めてきた贈収賄に絡むものであったと、14、17日付エスタード紙が報じている。 17日付エスタード紙によると、昨年12月に行われたオデブレヒト社関係者78人の報奨付供述(デラソン・プレミアーダ) ...
続きを読む »《ブラジル》ラヴァ・ジャット=オデブレヒト社の報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)映像も公開=前日の政治家名公表に続き=オデブレヒト社マルセロ元社長らはルーラ元大統領を語る=テメル大統領やアエシオ・ネーヴェス議員への言及も
最高裁での捜査の対象となるラヴァ・ジャットの疑惑の政治家ら98人の名前が明らかになり、ブラジルに激震が走った翌日の12日、今度はオデブレヒト社の幹部たちが報奨付供述(デラソン・プレミアーダ)を行う映像が公表されはじめ、様々な疑惑が公に語られた。13日付現地紙が報じている。 12日にテレビやネットで流れたデラソンの映像は、マル ...
続きを読む »《ブラジル》連邦最高裁がラヴァ・ジャットの政治家ら98人の捜査許可=現テメル政権の閣僚8人、上院議員24人、下院議員39人など=アエシオ・ネーヴェス議員とロメロ・ジュカー議員は5件で=歴代の大物たちの名前並ぶ
連邦最高裁のラヴァ・ジャット作戦報告官、エジソン・ファキン判事が、昨年12月に行われたオデブレヒト社78人の報奨付証言(デラソン・プレミアーダ)を基にした捜査要請の内、最高裁管轄となる政治家98人に対する捜査の開始を許可したことが11日に明らかとなった。そのリストには、現・元閣僚、上院・下院の現・元議長、政党党首らの名前が並ん ...
続きを読む »《ブラジル》労働法改革草案まとまる=100項目以上の変更含む=「労働法を近代化」と報告官
12日に発表される予定の労働法改革案の報告官である、ロジェリオ・マリーニョ下議(民主社会党・PSDB)が10日、「ブラジル労働法(CLT)の近代化を行っている」と語り、100項目以上の変更を提案すると明かしたと、11日付現地紙が報じた。 変更の中には、年間30日与えられる有給休暇を3回に分けて取る事が出来ること(1回分は2週 ...
続きを読む »《ブラジル》県連故郷巡り=「承前啓後」 ポルト・ヴェーリョとパウマス=(6)=巨大なサントアントニオ発電所
3月17日午後、サントアントニオ(SA)発電所を見学した。その際、ガイドのマウロ・バスコンセーロさんは「ここがアマゾンで最初のダム。4500万人分の電力、3568メガワッツの発電能力がある。タービンは50本あり、うち6本分の電力はロンドニア州とアクレ州で使用しているが、残りの44本分は国全体の電力システムに供給している」と説明 ...
続きを読む »「無効と間接選挙」=ポルト・アレグレ在住 杉村士朗
3月9日付リオ・グランデ・ド・スル州ポルト・アレグレ市発行の日刊紙「ゼロ・オーラ」の寄稿頁欄に「無効と間接選挙」と題された弁護士・選挙法教授アントニオ・アウグスト・マイエル・ドス・サントス氏の寄稿文が掲載された。 我々の正しいブラジル理解への一助として、その仮訳を紹介したい。 よく知られているように、2014年大統領選挙で ...
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