本日付本紙でも報じたように、ジェラウド・アウキミン・サンパウロ州知事にオデブレヒトとの汚職疑惑が浮上した。これまではそうした噂が比較的少なく、10月のサンパウロ市市長選ではジョアン・ドリア氏の後ろ盾となって圧勝させたことで、「18年の民主社会党(PSDB)の大統領選有力候補」との声が大きくなり始めた矢先だった。政権を追われた労 ...
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ブラジルの今年の顔は?=テメル大統領やモロ判事ら表彰
グループ・イストエが6日夜、サンパウロ市のシティバンク・ホールで「2016年のブラジル人」の表彰式を行った。 政界を代表して表彰されたのはミシェル・テメル大統領で、トレス出版社のカコ・アウズガライ社長からトロフィーを受け取った大統領は、「この賞は同出版社が現政権に対して持っている信頼の証だ」と評した。 また、今年、最も活動 ...
続きを読む »《ブラジル》 下院が移民法改定案を承認=外国人の滞在合法化へ道筋=上院での承認や裁可も確実か
ブラジル連邦下院本会議で6日夜、移民法改定案が承認されたと7日付現地紙が報じた。同法案は、1980年に制定された、軍政時代の外国人法に取って代わるものだ。 同法案は、移民の権利と義務、ならびに外国人の入国、滞在に関する規定を定めるものだ。その中には、現在国内に居住し、就業している外国人の滞在を合法化するための書類取得を容易に ...
続きを読む »最高裁、おまえもか?
気になる妙な動きが二つ、立て続けに起きた。4日のパウリスタ大通りのデモに関して軍警が発表した参加者人数と、7日の最高裁大法廷〝玉虫色〟判決だ▼パウリスタ大通りのデモ参加者数を軍警が「1万5千人」と過少発表したのは実に腑に落ちなかった。今年8月までは、実際に現場を見た感じでは、逆に多めに発表していたからだ。何が変わったかと云えば ...
続きを読む »一気に流動化した政局
2日、エスタード紙経済面にオデブレヒト社の謝罪広告が出ていた。それを見ながら考え込んだ。「司法取引が成立したワケだ。これで政局は次の局面に移った。これからがテメル政権の本当の正念場、〝浄化の時〟だ」と実感した。200人とも言われる汚職政治家の名が来年早々にも暴露され、次々に逮捕されるだろう。この難局を乗り越えるまで、政局は安定 ...
続きを読む »トカンチンス州知事公邸に強制捜査=汚職と資金洗浄の疑いで
トカンチンス州のマルセロ・ミランダ知事(民主運動党・PMDB)と、シケイラ・カンポス前知事(元民主社会党・PSDB)、セルジオ・レオン現社会資本整備局長が11月28日、汚職と資金洗浄の疑いで連警の捜査を受けたと同月28、29日付現地紙サイトが報じた。 ミランダ知事と、カンポス前知事は強制出頭を命じられ、レオン局長は期限付き拘 ...
続きを読む »テメル大統領の決断
日曜(27日)昼、ラジオを聞いていたら突然、テメル大統領らの臨時記者会見の生中継に切り替わって驚いた。下院議長、上院議長を横に従えて「Caixa2(二重帳簿)の恩赦法案が来ても私が否決する。その件に関する上院、下院との合意ができた」と発表した。その理由として「私は『ヴォス・ダス・ルアス(街頭の声)』に従う」と説明したのに、ほぅ ...
続きを読む »東西南北
ここ連日のジェデル・ヴィエイラ・リマ大統領府総務室長官のトラブルが、遂に自身にも飛び火してしまったテメル大統領。今回のカレロ前文相への圧力疑惑で、野党側からは早速「罷免を!」と叫ぶ声があがっている。PTをはじめとした野党勢力からすれば「ジウマ氏を罷免に追いやった仇」と言いたいところだろう。ただ、「圧力か仲裁か」は意見の分かれる ...
続きを読む »企業家版「ブラジルのトランプ」が大統領選出馬を希望?=同系列番組出身のジュストゥス氏
ブラジル有数の成功したビジネスマンとして知られるロベルト・ジュストゥス氏が、同じ系列のリアリティ・ショーに出演していたアメリカのドナルド・トランプ氏の大統領当選に続けとばかりに、18年の大統領選への出馬を考え始めたことが明らかとなった。 ジュストゥス氏はブラジル広告界の大物だが、同氏は、トランプ氏が出演していたことで知られる ...
続きを読む »カブラル逮捕=リオ州のみならずブラジルに衝撃=政治腐敗で崩壊した州財政=ジウマはかつての蜜月否定も=PMDB内にも打撃確実
17日のセルジオ・カブラル前リオデジャネイロ州知事の(民主運動党・PMDB)逮捕は、リオ州ならびに国政に大きな波紋を投げかけている。18日付現地紙が報じている。 カブラル前知事の逮捕は、リオ州が財政破綻に陥っている状況下、衝撃を持って迎えられた。 2007~14年に同知事政権が行った連邦政府の資金による公共事業中、サッカー ...
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