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リオ五輪で抗議行動は起きるか?=W杯で大統領が罵倒された理由=階級間憎悪のメカニズム

写真説明=2013年6月15日、コンフェデ杯初日の日伯戦前、聖市のセー大聖堂前で学生たちが行ったデモ

 2013年6月のサッカーのコンフェデ杯期間中、ブラジルの都市部では10万人規模の若き市民が街頭に出て「サッカー競技場より教育や医療に投資を」と訴える抗議行動を行った。「〝サッカー王国〟ブラジルで反W杯の抗議行動」という衝撃的なニュースは世界中を駆け巡った。先進国のマスコミには、同じ頃に起きていたエジプトやシリアの民衆蜂起と同列 ...

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リオ五輪で抗議行動は起きるか?=「ゆがみ」を直す「ゆがみ」とは=PB疑惑次第で弾劾裁判も?!

ジウマ大統領(Foto: Ichiro Guerra/Dilma 13)

W杯はゴネ時と見る一部過激派 2014年はW杯が6月に、大統領選挙が10月にあった。だからその直前の3~5月をゴネ時とみた組合の一部過激派が造反までした。たとえば5月20、21日にサンパウロ市民を大混乱に陥れたバス運転手と車掌のストは、組合の決議に従わない一部の過激派がやった。従業員組合はすでに企業主らと給与10%増で合意済みな ...

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リオ五輪で抗議行動は起きるか?=不発に終わったW杯での抗議行動

W杯開幕戦の観客席の様子(6月12日、Foto: Ricardo Stuckert CBF)

 いうまでもなくサッカー選手の大半は貧困層から生まれている。世界に誇る優秀な選手が輩出される裏には、教育が行き届いておらず、サッカー以外に社会上昇の手段があまりない、という格差社会の現実が前提としてある。  人口の大半を占める貧困層からスポーツの逸材をサッカーに集め、莫大な投資をしてエリート教育をする構造がある。例えばサントスF ...

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サンパウロ市=シャリッタ氏が教育局長に=ハダジ再選の副市長か=ルーラがテメルと画策=スカッフィやマルタを牽制

ガブリエル・シャリッタ氏(左)Beto Moussalli/FIESP (10/09/2014)

 フェルナンド・ハダジ市長(労働者党・PT)が2月以降、12年の市長選で同市長と争ったガブリエル・シャリッタ下議(民主運動党・PMDB)を教育局長に迎える意向であることが明らかとなった。これは2016年にハダジ市長が再選を狙うための対策とも見られる。9日付エスタード紙が報じている。 シャリッタ氏は、民主社会党(PSDB)在籍時代 ...

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連日サンパウロ市を襲う暴風雨=空港格納庫の屋根が崩落

 8日午後、2日連続でサンパウロ市を襲った突発性の暴風雨により、市内中心部の道では浸水が起き、市内公共交通機関は遅延した。また、コンゴーニャス空港ではエアタクシー用の小型機の格納庫の屋根が落下したと9日付伯字各紙が報じた。 コンゴーニャス空港では毎時85キロの強風により、Target社の格納庫の屋根が崩れ、少なくとも小型機1機が ...

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クーニャ=下院議長選に向け黄信号=LJで「疑惑の政治家」に=反ジウマ派の急先鋒も=本人は否定し出馬に意欲

渦中のクーニャ下議(Gustavo Lima/Câmara dos Deputados)

 連邦警察のラヴァ・ジャット作戦(LJ) の取調べで、ペトロブラスを巡る汚職疑惑「ペトロロン」に「関与した政治家」として、次期下院議長を目指し、「反ジウマ派」の急先鋒としても知られるエドゥアルド・クーニャ下議(民主運動党・PMDB)の名前があがったことが判明し、同下議への風当たりが強くなりはじめている。8日付伯字紙が報じている。 ...

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サンパウロ市東部=突発性の大雨で浸水発生=空港・鉄道にも甚大な被害

 7日の午後サンパウロ市を襲った大雨は、各地で浸水などを引き起こし、空の便にも影響を与えたと8日付の伯字各紙が報じている。 一番大きな影響を受けたのはサンパウロ市東部で、チクアチーラ川周辺では午後6時過ぎに川沿いを走る大通りが冠水し、車両・バスが水に浸かった。サンパウロ市非常事態管理センター(CGE)はペーニャ地区に警報を発令し ...

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レジ袋=2月より統一規格を使用=分別ゴミ回収に繋げたいサンパウロ市

 サンパウロ市のスーパーマーケットは2月5日より、統一規格のレジ袋を使わなければいけなくなり、消費者はゴミ出しの際、その袋をリサイクルゴミ用にしか使えなくなると、7日付の伯字各紙サイトが報じている。 現在流通しているレジ袋の使用は2月5日以降は禁止され、植物性繊維を使って作られた緑色の袋が使われる。 サンパウロ市は将来的には、茶 ...

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政権交代はなぜ起きなかったか=なりふり構わぬ選挙攻勢=反ジウマ派の勢いの限界

再選を祝うジウマ大統領とルーラ元大統領(Foto: Ricardo Stuckert/Instituto Lula)

 13年6月のコンフェデ杯時に世界を驚かせた全国的なマニフェスタソン、景気停滞、そして連立与党が絡んでのペトロブラス超大型汚職…。ここまでのマイナス要因がありながらも、労働者党(PT)のジウマ政権は選挙で再び選ばれ、継続することを決めた。特に13年の抗議行動に強烈な印象を持つ人は「なぜ、そんなことが」と思う人も少なくないだろう。 ...

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〃政界洗浄〃はいつの日か=ラヴァ・ジャットが暴き出す=世界でも稀な大規模汚職

 大統領選挙の年は毎回のように「ドシエー」と呼ばれる秘密文書が出回っていたブラジル。14年選挙ではドシエーこそ出てこなかったが、連邦警察のラヴァ・ジャット作戦(LJ)では、ペトロブラス(PB)を中心に、これまでブラジルで摘発されたどの事件よりもはるかに大規模で、最高裁判事が「世界でも類を見ない大型汚職」と言うほどの秘密が暴かれた ...

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