14年に始まった連邦警察のラヴァ・ジャット作戦(LJ)で起訴されたグレイシ・ホフマン上議(労働者党・PT)夫妻が、6月の最高裁第2小法廷での審理で免罪された事が、LJの他の裁判にも影響しそうだ。同件で、司法取引の限界が明らかになったためで、個人や企業の報奨付供述を承認するか否かの段階でも見解が分かれていると2日付現地紙が報じた ...
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《ブラジル》Ibope支持率調査でボルソナロとマリーナが拮抗=ルーラが出れば圧倒的も=異常に多い白紙や無回答=気になる出馬可否の裁判
ブラジル世論調査・統計機関(Ibope)の大統領選支持率調査の結果が出、ジャイル・ボルソナロ氏(社会自由党・PSL)とマリーナ・シウヴァ氏(Rede)が事実上同率となったが、選挙まで100日の時点で白票や無回答が41%に上る異常事態である事も判明したと29日付現地紙が報じた。 Ibope調査は全国工業連盟(CNI)と共同で行 ...
続きを読む »愛の募金活動、今年で43年目=日本人学校、福祉4団体に寄付
サンパウロ市カンポ・リンポ区にあるサンパウロ日本人学校(吉田直人校長)は「愛の募金活動」で父兄から集めた物品および寄付金を、日系福祉4団体に寄付した。26日、援協本部の駐車場で贈呈式が行われた。 PTA社会奉仕部が毎年実施しており、今年で43回目。衣類、雑貨、食器、靴、タオル、本など生活用品70箱以上が希望の家、こどもの園、 ...
続きを読む »《ブラジル》最高裁が立て続けの容疑者寄り判決=ファキン対他判事の対立深刻=第2小法廷審理に偏り?!
【既報関連】最高裁第2小法廷が26日に周囲を驚かせる判決を連発し、関係者の間から「最高裁は戦争状態」との声が出始めていると27日付現地紙が報じた。 26日の判決は、労働者党(PT)の大物政治家のジョゼ・ジルセウ氏と進歩党(PP)元会計のジョアン・クラウジオ・グヌ氏の保釈、サンパウロ州の給食疑惑でのフェルナンド・カペス同州議会 ...
続きを読む »《ブラジル》農薬規正法=下院特別委員会で承認=反対派は「毒の法案」と攻撃
25日に開催された下院特別委員会が、農薬規制緩和法案を賛成18票、反対9票で承認したと、26日付現地各紙が報じた。 同法案はブラジル国内における農薬の登録、監査、使用の規制を緩和する内容で、報告官は西森ルイス下議(共和党・PR)が務めた。
続きを読む »《ブラジル》ファキン判事=最高裁第2小法廷でのルーラ控訴審理を差し止める=地域裁による、高等裁判送りの決定を受け=ルーラ弁護団は異議申し立ての予定
大型汚職捜査ラヴァ・ジャット(LJ)作戦の最高裁(STF)での報告官、エジソン・ファキン判事が22日、4月から服役中のルーラ元大統領が提出した保釈を求める訴えを、STF第2法廷での審議予定項目から外したと23日付現地各紙が報じた。 ルーラ氏は、サンパウロ州沿岸部グアルジャー市の高級三層住宅に伴う収賄、資金洗浄の罪に問われ、今 ...
続きを読む »《ブラジル》最高裁が警察にも司法取引の権利認める=判事投票10対1の大差
ブラジル連邦最高裁(STF)大法廷が20日、従来は連邦検察庁(MPF)だけに限られていた報奨付供述(デラソン・プレミアーダ、以下「DP」)を被疑者との間で行う権利を、連邦警察や各州市警にも認める決定を下したと、21日付現地各紙が報じた。 DPは〃司法取引〃とも呼ばれ、嫌疑を認めた被疑者が、自分が知っている事実を述べ、証拠も提 ...
続きを読む »《ブラジル》最高裁=グレイシ・ホフマン無罪に=証拠不十分で立証出来ず=今後のLJの審理の行方は=気になるルーラの釈放要請
ブラジル最高裁第2小法廷が19日、労働者党(PT)党首で上議のグレイシ・ホフマン氏と、夫で元企画、通信相のパウロ・ベルナルド氏らに対する、2010年上議選での収賄・資金洗浄疑惑に関する審理を行い、証拠不十分で無罪とする判決を下したと20日付現地紙が報じた。 ホフマン、ベルナルド夫妻は、検察庁が2015年に提出したラヴァ・ジャ ...
続きを読む »《ブラジル》10月統一選は知事選、上下両院選にも注目=女性の知事候補は全体の15%のみ=再選狙いの上議は6割以上も=問われる有権者の眼力
10月7日に行われる統一選。この日は大統領だけでなく、州知事、上下両院の連邦議員、州議会議員の選挙も行われる。州知事に女性候補が少ない事、再選狙いの上議の多さなど、大統領選以外でも注目される動きについて、16~18日付現地各紙が報じた。 テメル大統領の民主運動(MDB)、ジェラウド・アウキミン氏の民主社会党(PSDB)、ジャ ...
続きを読む »《ブラジル》最高裁が強制連行、事情聴取に違法判断=ラヴァ・ジャットにも影響=ルーラ擁護の判事らが推進=一時逮捕増加などの問題も
最高裁大法廷が14日に、ラヴァ・ジャット作戦で有名となった、連邦警察による強制連行と事情聴取(コンドゥソン・コエルシチーヴァ・以下CC)に関する判事投票を終え、5―6で違法との判断が下された。15日付現地紙が報じている。 先週から始まった投票は、労働者党(PT)とブラジル弁護士会(OAB)の訴えを受けたものだ。それによると、 ...
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