ルーラ元大統領に逮捕命令が出た4月5日、元大統領支援者がルーラ研究所前で起こした殺人未遂事件で、労働者党(PT)元市議とその息子に逮捕令状が出たと12日付現地紙が報じた。 事件が起きたのは、元大統領逮捕命令が出た5日夜だ。サンパウロ市のルーラ研究所前の前には元大統領支援者らが大勢集っていたが、通りかかりの企業家、カルロス・ア ...
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PTはシロと手が組めるか?
混戦と言われ、「誰が勝つかわからない」と言われている今年の大統領選だが、ここに来て、大きく動きつつあるとコラム子は見ている。有権者の動向でこそないが、少なくとも政界関係者の流れはシロ・ゴメス氏(民主労働党・PDT)に向いている▼元々、この選挙はシロ氏には有利だと言われていた。それはルーラ元大統領が裁判有罪で出馬がままならない場 ...
続きを読む »ブラジル人のポルトガル移住が増加=不景気や暴力犯罪多発で
不景気や暴力犯罪の多発に嫌気がさしたなどの理由で、2017年に多くのブラジル人が同じ言語圏のポルトガルに移住した。 2017年に、ポルトガルに旅行したブラジル人は87万人いたが、それ以外に8万人が移住した。ただし、この移住者数は正規の手続きで確認された数で、実際にはもっと多いと言われている。 書籍『ポルトガル人』の作者 ...
続きを読む »《ブラジル》大統領選=バルボーザが出馬を断念=支持率高い候補だが=政党内部や家族説得できず=今後のPSBの動向にも注目
8日、10月の大統領選への出馬が有力視されていた元最高裁判事のジョアキン・バルボーザ氏(ブラジル社会党・PSB)が出馬断念を発表した。同氏は世論調査でも全体で3、4位となる10%前後の支持率を獲得し、政界浄化を期待する人たちの票を集めるのではないかと期待されていた。8日付現地サイトが報じている。 バルボーザ氏は8日午前10時 ...
続きを読む »7下議の裁判が地裁へ=最高裁の特権の見直しで
3日に最高裁が連邦議員の法的特権(フォロ・プリヴィレジアード・FP)の制限を決定した影響で、早くも7人の議員の裁判案件が最高裁の手から離れたと、5日付現地紙が報じている。 3日の判事投票で、連邦議員がFPで保護される範囲は、「任期中に起こった、職務に関わる刑事裁判のみ」ということになった。
続きを読む »理想的過ぎる憲法と予告された悲劇
「Tragedia anunciada(予告された悲劇)」――1日未明におきたサンパウロ市セントロ(旧市街)の火災でビルが崩壊する映像を見ながら、そう痛感した。昨年1月に消防署がそのビルに検査に入り、「居住環境が極めて脆弱」と警告していた。 その時に撮影された内部写真を見たら、盗電されたタコ足配線はむき出しで、ショートによっ ...
続きを読む »東西南北
1日に起きたサンパウロ市セントロの24階建てビルの炎上、倒壊後、現場となったラルゴ・ド・パイサンドゥ付近は、倒壊で生じた瓦礫や被災者らが持ち出した生活品が散乱し、混沌とした状態にあるという。そんな最中、住処を失った元住人らが僅かな衣類や毛布などに包まり、夜を過ごす姿も見られている。ブルーノ・コーヴァス市長は瓦礫撤去などをなるべ ...
続きを読む »サンパウロ州知事選に響きかねないドリアの失言
1日のサンパウロ市セントロの、不法占拠者が住み着いた24階建てのビルの火災による倒壊はブラジル全土を驚かす大ニュースとなった。そのタイミングで、10月のサンパウロ州知事選に臨むジョアン・ドリア前サンパウロ市市長が問題発言を行なった。彼はこの日、リベイロン・プレットの農業系のイベントで、「あのビルは犯罪組織が不法占拠していた」と ...
続きを読む »《ブラジル》連邦検察庁=ルーラやグレイシらを収賄起訴=14年パラナ州知事選で利用か=BNDES増資と引き換え?
連邦検察庁のラケル・ドッジ長官は4月30日、ルーラ元大統領やグレイシ・ホフマン労働者党(PT)党首、PT政権時代の閣僚のアントニオ・パロッシ氏やパウロ・ベルナルド氏らを、オデブレヒト社からの収賄容疑や資金洗浄の疑いで起訴した。1日付現地紙が報じている。 ドッジ長官の訴状によると、ルーラ氏は大統領だった2010年、オデブレヒト ...
続きを読む »東西南北
本日付本面で報じているサンパウロ市セントロの大火災は、そのショッキングな炎上の光景も重なり、1日のブラジルのニュースを独占した。その影響もあり、本来ならトップで報道されているはずのメーデーのイベントがすっかり影が薄くなってしまった。それに輪をかけるように、サンパウロ市のカンポ・デ・バガテッレ広場のフォルサ・シンジカルの集会も盛 ...
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