5月13日(火) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十一日】議会で年金改革案が可決されると、ブラジル人一億六千七百万人の二%、三百五十万人の公務員退職者が社会負担金を支払うことになる。二%のうち、九〇%が所得層の上位二〇%を、七〇%が上位一〇%を占める。 これらの数値は〇一年度の全国家庭サンプル調査(Pnad)と同年度の社会年金 ...
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■起業に準備期間設置=労相零細企業の負担軽減
5月10日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙九日】ジャッケス・バグネル労働相は八日、四千万人といわれる労働者の未登録就業に対処するため、小・零細企業への負担軽減を示唆した。しかし十三カ月目給与など労働法が定める労働者の権利に、融通幅を設けることは否定した。 労相は、「企業計画準備法」を設け新零細企業を立ちあげるための試験 ...
続きを読む »年金改革 政府の態度軟化=反対派との交渉考慮=負担金徴収対象めぐって
5月9日(金) 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】政府側はこのほど、年金改革案の中で批判が絶えない「定年退職した公務員で千五十八レアル以上の年金を受けている人を対象にした負担金の徴収」事項に対して、交渉に応じても良いという反対派との和解を目指す姿勢を初めて見せた。交渉の可能性は、ジョゼ・ジェノイーノ労働者党(PT)総裁とPT ...
続きを読む »議員権はく奪免れる=ACM 多数派工作に成功
5月8日(木) 【エスタード・デ・サンパウロ紙七日】上院本会議で六日、議会の名誉を毀損したとされるアントニオ・カルロス・マガリャンエス(ACM)上院議員の議員権はく奪審議の開始を求める上訴が賛成四十九、反対二十五で否決された。 投票はPFL(自由前線党)の要請で無記名となった。PFLは同議員の電話盗聴疑惑の捜査を妨げるために ...
続きを読む »改革委の下議3人を解任=初めての強硬措置=改革にPTの命運かける=党籍から除名せず
5月7日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】PT執行部は五日、年金改革実行委員会から党内左派のジョオン・B・アラウジョ下議とルシアナ・ジェンロ下議、リンドベルグ・ファリアス下議の三人を解任することを決定した。三人は党方針に反し、改革案の柱の一つである定年公務員からの社会保障負担金の徴収に反対した。しかし政府に敵対する意 ...
続きを読む »大統領 メーデーで演説=輸出拡大を奨励=サンパウロ市 150万人が式典参加=農相生産者の組織化要請
5月3日(土) 【エスタード・デ・サンパウロ紙五月二日】クラウジオ・フメス枢機卿が行ったメーデーのミサに出席したルーラ大統領は一日、「健全な輸出を伸ばすために安定した為替相場を保つことが政府の責任。極度のドル安は好ましくない」と言明した。労組主催のショーつきメーデー式典は、百五十万人の聴衆を集めてサンパウロ市カンポ・デ・バガテ ...
続きを読む »不動産税が一気に7倍?へ=寮費も50レアル値上げ=香川県人会
5月3日(土) 一気に七倍増へ―。IPTU(不動産税)の支払いが、香川県人会(蓮井清朗会長)の財政を圧迫している。課税は月額二千六百レアル。昨年までは同三百五十レアルで済んでいた。 これに伴って寮費も一人部屋で、二百五十レアルから三百レアルに値上げせざるを得なくなっている。 「いきなりで申し訳ないが、もう少しもらいたいと思 ...
続きを読む »「PT党員の結束を」=大統領 年金改革前に要請
5月1日(木) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三十日】ルーラ大統領は二十九日、年金改革最終原案の国会上程に先立ち「もし改革に敗れるならPT全員の敗北であり、左翼政権は向こう五十年、日の目を見ることはない」と全党員の結束を要求した。 政府は最終的合意を図るため国家公務員の階級別年金上限を最高裁長官の給料に合わせ、基本給一万二千 ...
続きを読む »閣僚、議員に改革の〃踏み絵〃=反対派に解職圧力=違憲提訴も封じ込めへ=ルーラ大統領の試金石
4月30日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十九日】年金改革へ向けた国会対策があわただしい中、ジルセウ官房長官は二十八日、党に反旗を翻す与党議員を追放するとともに、改革方針に沿わない閣僚も交代するとの声明を出した。大統領命令でPTやPDT、PCdoB、PSB所属の閣僚に改革支持の確認を取り、反抗する場合は代わりの閣僚をP ...
続きを読む »エコノミーア
4月30日(水) 亜国大統領選の有力候補は、貿易では米国との直接交渉を希望しており、メルコスルを基盤とした団体交渉には関心が薄く今後の成り行きが注目されている。メルコスル強化のためにブラジルが払った対亜経済支援は評価されないのか。米州自由貿易地域(FTAA)構想でブラジルの孤立化を図る米国に、メネム候補は呼応するサインを見せた ...
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