27日、上院のジウマ大統領(労働者党・PT)の罷免特別委員会に提出された監査人の鑑定書は、同大統領は議会の承認を得ずに大統領令で支出増加を決めた事実を認めたが、粉飾会計への直接の関与は認められないとしたと、28日付伯字各紙が報じた。 大統領令による支出増加と粉飾会計は、ジウマ大統領罷免派の主要な根拠となるものだ。 鑑定書は22 ...
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ボカ・リーヴリ作戦=連警の新対象はルアネー法=1億8千万レを横流しか=初回で14人が逮捕される
28日、連邦警察の新しい作戦「ボカ・リーヴリ」が行われ、14人が逮捕された。今回の作戦は、文化省(MinC)が認可し、ルアネー法の対象とされた文化活動にまつわる不正を調査するもので、過去20年間に1億8千万レアルの資金が横流しされたと見られている。28日付伯字紙サイトが報じている。 今回の作戦はサンパウロ州の連邦警察が2014 ...
続きを読む »LJ=PTとPSDBの現状は?=刑の累積に苦しむヴァカリ=党の責任を求める被告たち=アエシオの疑惑進展か?
ラヴァ・ジャット作戦(LJ)の進行に伴い、ブラジルを代表する2政党、労働者党(PT)と民主社会党(PSDB)に関連し、重要な動きが起きつつある。26日付伯字紙が報じている。 23日に行われたLJ最新の捜査「クスタ・ブラジル」は、ルーラ、ジウマ両政権で企画相と通信相を務めたパウロ・ベルナルド容疑者逮捕や、カルロス・バガス元社会福 ...
続きを読む »クスタ・ブラジル=ジウマ大統領の側近を直撃=グレイシー元官房長官にも捜査=ペトロロン以外にも進むLJ
【既報関連】23日に行われたラヴァ・ジャット作戦(LJ)の「クスタ・ブラジル」は労働者党(PT)や旧ジウマ政権に大きな衝撃を与えたが、これが政界に示す意味を24日付エスタード紙が報じている。 ルーラ~ジウマ政権で企画相、通信相を務め、重要閣僚の一人だったパウロ・ベルナルド容疑者の逮捕はとりわけ、罷免問題を抱えているジウマ氏には ...
続きを読む »サンパウロ市モノレール=建設半ば民営化に方針変更=期限遅れ、僅か2駅の惨状
サンパウロ市東部に建設中のモノレール、15号線(シルバー)は総距離26・6キロの計画だが、14年8月に2駅2・9キロ区間が完成した後は、未だに建設中か計画凍結状態となっており、ジェラウド・アウキミンサンパウロ州知事(民主運動党・PMDB)は、建設、運営を民間企業に引き渡す事を決定したと24日付エスタード紙が報じた。 これにより ...
続きを読む »LJ=ベルナルド元通信相を逮捕=PT政権の元重要閣僚=企画省巡る贈収賄疑惑で=妻グレイシ上議絡みの疑惑も
23日午前、「クスト・ブラジル」と名付けられたラヴァ・ジャット作戦(LJ)が敢行され、ルーラ政権で企画相、ジウマ政権で通信相をつとめたパウロ・ベルナルド容疑者(労働者党・PT)が逮捕されたほか、同容疑者と妻のグレイシ・ホフマン上議の自宅に家宅捜査が入り、さらにサンパウロ市にあるPT本部にも捜査が及んだ。23日付伯字紙サイトが報 ...
続きを読む »サンパウロ市寒波=避難テント半分埋まらず=今後5カ所に建設予定=「犬小屋まで造る」と市長
【既報関連】サンパウロ市が寒波対策として市内中央ガレリア・プレステス・マイアに建てた緊急避難用テントの運用初日は、空きが目立ったと23日付伯字各紙が報じた。 このテントには250台の2段ベッドが用意され、男性用、女性用に分かれたシャワーと、朝食と夕食が提供される。500人収容できるテントを初日の21日に利用した路上生活者は23 ...
続きを読む »南米諸国の右傾化は進むか=統治欠如と大衆迎合主義=左右を問わず潜む危険性=パラグァイ 坂本邦雄
最近12年間において左派が君臨していた南米のほとんどの国々は、ここ8カ月の間にその覇権勢力を失って来た。その最も顕著で衝撃的だったのは昨年11月にアルゼンチンで、クリスティナ・キルチネル政権が中道右派のマウリシオ・マクリ氏に大統領総選挙戦で思わぬ敗北を喫したハプニングだった。 そして、1カ月後にはヴェネズエラで、これまでは無敵 ...
続きを読む »サンパウロ市市長選=ルッソマノが圧倒的首位=ハダジは4位と大苦戦
21日にサンパウロ市市長選に関するイボッピの世論調査の結果が発表され、現職のフェルナンド・ハダジ市長(労働者党・PT)は、セウソ・ルッソマノ下議(ブラジル共和党・PRB)に大きく水を開けられ、現状で4位と苦しい展開を強いられている。22日付伯字紙が報じている。 世論調査で1位となったルッソマノ氏は、他の候補者を寄せ付けず、26 ...
続きを読む »【2016年移民の日特集号】ブラジル政治に物申す!=汚職まみれの現状を斬る=日系の活躍に期待する声も
日本移民108周年を迎えた今年。混迷する政治状況のなかで、ジウマ大統領が上下両院の承認を経て、180日間大統領権限が停止処分となった。テメル暫定政権が発足した今’、『ブラジル政治に物申す』と題して、現在の政治情勢に関するコロニアからの意見と、今後の日系社会に期待する声を集めてみた。経済政策に道筋を飯星ワルテルさん(54、二世) ...
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