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【2016年移民の日特集号】テメル大統領代行の今後占う=暫定政権発足から1カ月=低支持率でも経済回復堅持

10日に聖市パウリスタ大通りで行われたジウマ擁護派のデモ(Paulo Pinto/AGPT)

 5月12日にミシェル・テメル副大統領(民主運動党・PMDB)が大統領代行となり、全閣僚が揃わぬまま発足した暫定政権も、誕生から1カ月が過ぎた。ジウマ大統領の罷免審議継続が決まった事で発足した同政権は、本当にブラジルを変えられるのだろうか。議会運営は滑り出し順調 テメル氏率いる暫定政権は、閣僚任命の時点でPMDBが唱えていた政治 ...

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【2016年移民の日特集号】大統領罷免問題=これは〝クーデター〟なのか?=論説=ジウマ側が見ようとしない現実=失政に学ぶ姿勢が未来に繋がる

大統領府でのイベントのたびに「私はクーデターの被害者だ」を繰り返したジウマ氏(Foto: Lula Marques/Agência PT)

 ジウマ大統領の罷免問題は、ブラジルの中での「左翼」対「右翼」の対立としても国際的に話題を呼んだ。「これは、左翼政権に反感を持つ者たちのゴウペ(クーデター)なのだ」「1964年の軍事クーデターのときも状況は一緒だったのだ」と労働者党(PT)支持者の左派は叫んだ。だが、本紙でここ数年、伯字紙の翻訳に従事しながら、ジウマ大統領をはじ ...

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メイレーレス財相が18年大統領選の本命?

メイレーレス財相(Foto: Alexandre Campbell/Forum World Economic)

 トランスペトロ社のセルジオ・マシャド元総裁の司法取引証言(報奨付供述)により、毎週一人ずつの勢いで3大臣が辞任に追い込まれた。17日G1サイト電子版によれば、彼は「一般人に戻るために、人生のこの部分を消し去る。心に平安を取り戻したい」と司法取引を受け入れたという▼これを読んで、司法取引証言というのは、どこかカトリックの「告解」 ...

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LJ不正企業=空港入札でも不正か?=ペトロロン企業が続々落札=オデブレヒトらの証言に注目

マルセロ・オデブレヒト被告(Cicero Rodrigues/World Economic Forum)

 ラヴァ・ジャット作戦(LJ)で、オデブレヒト社のマルセロ・オデブレヒト被告やOAS社のレオ・ピニェイロ被告といった元社長の報奨付供述の行方が注目されている。連邦警察は、ペトロブラス(PB)に関連した事業での大型不正(ペトロロン)に関与したとされる主要企業がサッカーW杯やリオ五輪前の空港入札にも絡んでいることに着目し、詳細を知り ...

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マシャド=25人の政治家の疑惑を暴露=テメルやアエシオも標的に=PMDBにもメンサロンか?=ジウマには有利な材料も

渦中のマシャド氏(Agência Petrobras)

 ラヴァ・ジャットの被告である元トランスペトロ総裁、セルジオ・マシャド氏の報奨付供述の概要が15日に明らかとなった。最高裁が司法取引を承認した供述書には7政党25人の政治家の名前が挙がっており、テメル大統領代行(民主運動党・PMDB)や14年の大統領選候補だったアエシオ・ネーヴェス上議(民主社会党・PSDB)に関する不正疑惑につ ...

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寒さ対策でサンパウロ市に過失?=州検察の捜査の手が入る=避難所の酷さ訴える声も

寒さによる死者の続出で、聖市の人道政策に過失がなかったか問われている(Rovena Rosa/Agencia Brasil)

 【既報関連】サンパウロ州検察局人権調査部は、路上生活者の中に寒さが原因と見られる死者が頻出していることで、フェルナンド・ハダジサンパウロ市長(労働者党・PT)の市政に過失がなかったかの調査に入ると、16日付伯字各紙が報じた。 カトリックの社会福祉組織「路上生活者の司牧会」は、この寒波で少なくとも5人の路上生活者が亡くなったとし ...

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ルーラ=大半の裁判の管轄がモロ判事に=サンパウロ州の2大邸宅など16件=LJ捜査妨害疑惑は最高裁で=ジウマとの疑惑会話は無効に

10日にジウマ大統領の訪問を受けたルーラ氏(Ricardo Stuckert/Instituto Lula)

 連邦最高裁のテオリ・ザヴァスキ判事は13日、ルーラ元大統領(労働者党・PT)に対する捜査要請や起訴状の大部分をパラナ州連邦裁判所のセルジオ・モロ判事に戻すことを決めた。だが、ラヴァ・ジャット作戦(LJ)の妨害工作容疑に関しては最高裁で取り扱うこととなった。14日付伯字紙が報じている。 ルーラ氏に関する捜査要請や起訴状中、モロ判 ...

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選挙時に裏金献金を要求=マリーナ元大統領候補に疑惑=ピニェイロ氏の報奨付供述で

〃清潔感〃が最大の強みだったマリーナ氏だったが…(Geraldo Magela/Agencia Senado)

 建設大手OAS社元社長のレオ・ピニェイロ氏は、ラヴァ・ジャット作戦担当捜査官への報奨付供述の中で、マリーナ・シウヴァ氏(持続ネットワーク・Rede)の関係者達から2010年大統領選に向けて、裏口献金を要求されたと語ったと14日付フォーリャ紙が報じた。 マリーナ氏は同年の大統領選に緑の党(PV)から出馬したが3位に終わり、ジウマ ...

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東西南北

 12日に米国マイアミ州オーランドで起きたゲイ・ナイトクラブにおける殺戮事件は、死者50人、負傷者53人という大惨事となり世界中に衝撃を与えたが、同性愛者に対する暴力事件はブラジルでも頻繁に起きている。サンパウロ市北部リモン区では11日未明、イベッチ・ザンガーロのコンサート中に男性の同性愛カップルが警備員15人から集団暴行にあう ...

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ルーラ=裁判権はモロ判事に移行か?=検察庁が最高裁に依頼書=セルヴェローへの口止めで=展開次第では今後逮捕も

10日の反テメル・デモでのルーラ氏(Ricardo Stuckert/Instituto Lula)

 連邦検察局のロドリゴ・ジャノー長官は10日、ルーラ元大統領も絡むラヴァ・ジャット作戦(LJ)での起訴状の扱いを、パラナ州連邦地裁のセルジオ・モロ判事に委ねることを望む依頼書を、最高裁のテオリ・ザヴァスキ判事に送った。起訴の内容は、昨年11月に逮捕され、議員罷免も受けたデウシジオ・アマラル元上院政府リーダー(元・労働者党・PT) ...

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