2日、エスタード紙経済面にオデブレヒト社の謝罪広告が出ていた。それを見ながら考え込んだ。「司法取引が成立したワケだ。これで政局は次の局面に移った。これからがテメル政権の本当の正念場、〝浄化の時〟だ」と実感した。200人とも言われる汚職政治家の名が来年早々にも暴露され、次々に逮捕されるだろう。この難局を乗り越えるまで、政局は安定 ...
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小桜舞子さん=ブラジル初公演を大盛況で飾る=懐かしの歌謡曲で郷愁誘う=優雅な舞で1300人を魅了
「リオ五輪で感動と夢を与えてくれたブラジルでコンサートできるなんて、まるで夢のよう。皆さんにお会いできて感激で胸がいっぱいです」―。小桜舞子さん=テイチクエンタテイメント所属=は26日、故・島倉千代子の形見分けの帯を締め、ブラジル初公演を大盛況で終えた。二階席まで満員となった文協大講堂の観客およそ1300人は、可憐な舞と美しい ...
続きを読む »創立65周年記念を盛大に=ロンドリーナ熊本県人会
汎ロンドリーナ熊本県人会(西村鉄雄会長)は『創立65周年記念式典』を11月6日午前10時から、同市西本願寺で行った。関係者ら90人近くが集まり、節目の日を祝った。 堅田玄悠導師の下でしめやかに会員先没者追悼法要が執り行われ、熊本県人会本部からは田呂丸哲次会長らが出席した。田呂丸会長による日伯両語での挨拶ののち、大塚節子さん( ...
続きを読む »サッカー全国選手権=パルメイラスが優勝=22年ぶり、涙の栄冠=2部降格後の改革実を結ぶ
27日、サッカー全国選手権で、パルメイラスが22年ぶりの9回目の優勝を飾り、サポーターは歓喜の涙を流したと28日付伯字紙が報じた。 サンパウロ市西部にある本拠地アリアンツ・パルケでの対シャペコエンセ戦は、1―0でリードしたまま終了したが、その10分ほど前から異様なムードに包まれた。優勝を確信した観客の目に涙が溢れはじめたのだ ...
続きを読む »新機関誌で日本文化普及する日文連
アリアンサの新しい機関誌「JAPAN GO」(ポ語)。誌名は「日本語」と「日本へ行く(英語GO)」と掛け、ブラジル人スタイリストによる日本の服飾界の紹介や日本人のラーメンの食べ方、日系企業社員が語る外国語習得者の就職活動の可能性など、各分野の日本関連情報を提示する。 若者の日本文化への入り口になるように編集されたためか、古典 ...
続きを読む »大耳小耳
日本ブラジル中央協会(東京都港区)の機関紙『ブラジル特報』(編集人・岸和田仁)では最近、読み応えのある内容が目に見えて増えてきた。11月号では、巻頭言「小池都知事への勝手連のメッセージ」(和田昌親)として「リオ五輪から何を学ぶか」を提言は、「ハート(心)のバリアフリー(建物の段差などを取り除くこと)を」という味わい深い一言で締 ...
続きを読む »東西南北
2016年という年は、ジウマ大統領の罷免とリオ五輪という、年表に載せるべきことが二つも起きており、ブラジル社会にとって歴史的に見て特別な年になるということに、多くの国民も同意すると思われる。だが、この年の混乱はまだまだ終わらない。ただでさえ、大統領と下院議長が罷免されたという、世界的に見ても前代未聞の出来事が起きた年なのに、五 ...
続きを読む »東西南北
15日の共和国記念日に伴うフェリアドン(長期休暇)は、連日の雨のためにスカッとしないものとなったが、それはすなわち雨季の本格到来ということでもある。そうなると、サンパウロ市などでは、強いにわか雨が降った際の冠水が気になりはじめる。16日付アゴラ紙によると、次期市長のジョアン・ドリア氏は既に灌漑対策を考案しているとか。この対策は ...
続きを読む »W杯南米予選=セレソンが快進撃で5連勝=チッチ監督の成功の秘訣は?
チッチ新監督のもと、セレソンがW杯南米予選で破竹の5連勝を記録中。11節終了時点で勝ち点27点で首位と、好調を続けている。 それにしても、チッチ氏にバトンタッチされる前と後のセレソンは、全く別のチームのようになっている。チッチ氏が9月に采配を引き受けるまでは、W杯進出圏外の6位と苦しんでいたが、その後の5試合は全て勝利したの ...
続きを読む »ニッケイ俳壇(914)=星野瞳 選
アリアンサ 新津稚鴎
ランプ下げ通いし句会念腹忌
アラポンガ鳴き止めば森がらんどう
木々芽ぐむ枝にぎやかに差し交わし
森の穂にアララが騒ぎ初明り
万緑の中漂へる鷺一羽
大雷の鳴り夕立のはたと止む