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サンバ 関連記事

大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年5月8日  2日にブラジリアであった茂木経産相とピメンテル開発商工大臣の会談は、在外公館からの正式なプレスリリースと呼べるものがなく、当地の開発商工省のHPからの情報を引用した。せめて写真の提供をと大使館に申し入れたら、経産省の担当者しか撮らなかったとのこと。1日の「中小企業海外展開プラットフォーム事業」 ...

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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2013年5月8日  「BRICs」の名付け親ジム・オニール(ゴールドマン・サックス投資会社会長)が4月末の引退会見で「ブラジルには失望した」と発言し、話題になった。ここから透けるのは、世界的投資銀行ですらブラジルの本質を見抜いていないという事実だ。失望すべきは、同社の分析力か▼同標語が広まった01年当時、最もピン ...

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大耳小耳

ニッケイ新聞 2013年3月28日  在べレン総領事館を出張駐在官事務所に縮小するという日本政府の方針に対し、地元日系社会が反対運動を行って嘆願書提出にまで発展している問題がグローボでも取り上げられた。25日付けの報道は「べレン総領事館がアマゾナス州へ移転か」という見出しで、国会審議の上4月初めまでに正式決定、ブラジル第三の3万 ...

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連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第35回

ニッケイ新聞 2013年3月19日  アントニオはサンバのテープを慣れた手つきでカセットデッキに差し込むと、ボリュームをいっぱいにしてかけた。安物のスピーカーのためか音が割れたが、それでもボリュームを下げる様子もなく、後ろに乗っている児玉に気を遣う気配もまったくない。  たとえ注意をしたところで、ブラジル人が素直に音量を下げない ...

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青木カナさんライブ=詩の朗読会で弾き語り=23日

ニッケイ新聞 2013年3月15日  当地で活動する日本人歌手・青木カナさんが23日午後7時半から、カーザ・ダス・ローザス(Av. Paulista, 37)で行われる『詩の朗読会』に弾き語りで出演する。入場無料。  詩、曲共にテーマは「女性」。朗読の合間にゼッカ・バレイロとの共作曲「O Amor Viajou」やコンテスト優勝 ...

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連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第32回

ニッケイ新聞 2013年3月14日  小宮は単刀直入に訪問の理由を両親に告げた。 「何故、結婚を許してくれないのですか。私が被差別部落の出身だからですか。部落だと何故、いけないのですか」  小宮は冷静に感情を抑制した声で聞いた。だが視線は武政太一を鋭く睨みすえたままで、目は怒りに燃えていた。  武政もまた小宮の視線に身動ぎもせず ...

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NHK「オヤジバトル」で特別枠=フレンズ歌謡ショーに3百人

ニッケイ新聞 2013年2月26日  【既報関連】「グループ・フレンズ」(蛯原忠男代表)主催の『ブラジル日本人戦後移住60周年記念 ガンバレ日本!新春フレンズ歌謡ショー』が16日に宮城県人会であり、約300人の来場者で会場は満員となった。  NHK特番『第16回 熱血!オヤジバトル』出演バンド決定コンテストの最終選考で落選したも ...

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連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第20回

ニッケイ新聞 2013年2月23日 「コダマ、ノン・テン・トロッコ(お釣りがないよ)」 「ノン・プレシーザ(必要ない)」辞書を引きながら児玉が答えた。  サンパウロに来てから間もない児玉には物価の感覚がまだわからなかった。パウリスタ新聞から受けとる月給は約四十ドルだった。それでもサンパウロ州法で定められた最低給料の三倍はあった。 ...

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連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第18回

ニッケイ新聞 2013年2月21日 「少し休みましょう」  テレーザの声に児玉もテーブルに戻った。流れる児玉の汗をテレーザがハンカチで拭いた。 「オブリガード(ありがとう)」 「デ・ナーダ(どういたしまして)」  二人はしばらく飲んでからミッシェルを出た。店を出る頃には、児玉はすっかり人気者になっていた。 「また来て日本のサンバ ...

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連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第17回

ニッケイ新聞 2013年2月20日  体を回転させたはずみで彼女と視線が合った。彼女の踊りは児玉を挑発するように激しく腰をくねらせ、踊りながら四つ目のボタンを外す仕草をしてみせた。そして踊りながら児玉の目の前までやって来た。香水と彼女の体臭が混ざった匂いが漂ってくる。しかし、雰囲気がそうさせるのか、決して不快な匂いではなかった。 ...

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