日本移民110周年を控え、日系社会の全体像が明らかに―。サンパウロ人文科学研究所(本山省三理事長、以下、人文研)は、日本財団の資金協力を得て、創立50周年記念事業として『日系団体調査』を実施している。 地域を基盤とした会館を中心とする日系団体や街頭での調査を通じて、各地の日系団体や日系社会の規模や活動状況、地域社会への影響力 ...
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東西南北
ブラジル連邦検察庁が26日にテメル大統領を起訴したことは、世界中の有名メディアでも写真付で報道された。アメリカではニューヨーク・タイムスにワシントン・ポスト、イギリスはBBCやガーディアン、スペイン語圏はエル・パイスなどだ。経済系も、ウォール・ストリート・ジャーナルやファイナンシャル・タイムスなどが大きく報じた。昨年8月にジウ ...
続きを読む »200人で沖縄の伝統を演奏=「時の鼓魂」サンパウロ州6公演
「レキオス芸能同好会エイサー太鼓(大嶺初枝会長)の15周年と、玉城流小太郎会ブラジル支部(同支部長)の20周年を記念した公演「時の鼓魂(こだま)」が、7月2日からサンパウロ市、サントス市、マリア市で計6回行われる。 数十人の一団が「身体をひねる、しゃがむ、飛ぶ、回転する」という踊るような振り付けをしながら、「締め太鼓」や「パ ...
続きを読む »サンパウロ州を「ブラジルの機関車」にした鉄道=(上)=帝政の終わりとサッカー王国の誕生
トレンディ・ツーリズモ主催の「鉄道の町パラナピアカーバ(Paranapiacaba)観光ツアー」に参加し、現地ガイドと歴史話をしていて思わず興奮した。サンパウロ州最初の鉄道であるサントス/ジュンジャイ線(S/J線)が開通したのは1867年2月26日だから、今年は記念すべき150周年だと気付いたからだ。日本人なら絶対に記念行事を ...
続きを読む »謝罪求める声、未だ届かず=米国強制連行、不法滞在扱い=ペルー移民への理不尽な扱い
ブラジル日本人移民は来年で110年を数えるが、その長い歴史の中で多くの移民が辛酸をなめた。その例の一つは第2次世界大戦中に起きた、日本人や日系人の強制退去だ。ブラジル国内ではサントス市に住んでいた日本人やその家族が強制立ち退きを命じられ、とるものもとりあえず移動し、家族がバラバラになった。だが南米諸国に目を広げると、国内移動に ...
続きを読む »サッカー王国復活への道=新世代で18年W杯優勝へ=現セレソンが無敵な真の理由
あの悪夢の「ドイツ戦1―7敗戦」も今は昔――。セレソンは雪辱を期す2018年W杯ロシア大会のための南米予選を、世界の他の国に大幅に先駆けて制覇して、3月の時点で本大会出場を確定した。昨年9月就任のチッチ新監督は就任以来、南米予選を全勝で飾ったことで「チッチ効果」とも呼ばれているが、果たして強さの秘密は彼だけであろうか。 担う ...
続きを読む »「日本移民の日」を祝して=在ブラジル特命全権大使 佐藤 悟
「日本人移住の日」を迎えるに当たり、皆様に心よりお祝いを申し上げます。 最初の日本人移住者を乗せた笠戸丸がサントス港に到着した原点の日、6月18日を迎える度に、日本人移住の苦闘の歴史に想いを馳せざるを得ません。初期の移住者の方々が筆舌に尽くせない艱難辛苦を乗り越えてブラジル社会に確かな足場を築くとともに、後に続く世代の方々が ...
続きを読む »バルサの本命は誰?=獲得が噂されるブラジル人ミッドフィールダー
サッカー・サイト「ゴール」とフォックス・スポーツが報じるところによると、世界的名門サッカークラブ、FCバルセロナは現在、2人のブラジル人ミッドフィールダー、パウリーニョ(広州恒大)とルーカス・リマ(サントス)と入団に向けた交渉を行っているという。 報道によると、より現実味があるのは、ボランチのパウリーニョの方だという。それは ...
続きを読む »ジャパン・ハウス=ブラジル人は何を期待しているか?=一カ月で来場客7万5千人=称賛と同時に、違和感も
一般公開からおよそ一カ月―。ミシェル・テメル大統領や麻生太郎副総理の臨席の下で開館した日本政府の文化広報施設『ジャパン・ハウス』(平田アンジェラ館長)は、一般公開された初日2日間だけで来場者数が7509人を突破。その勢いは衰えることなく、1カ月間で7万5千人以上が来場した。連日賑わいを見せる同館を訪れた来場者の声を拾い、その成 ...
続きを読む »「日本移民の日」に寄せて=内閣総理大臣 安倍晋三
本年もブラジルにおいて「日本移民の日」を迎えるに当たり、日系社会の皆様に心からお祝いを申し上げます。 ブラジルへの最初の日本人移民を乗せた笠戸丸がサントス港に到着して、本年で109年目を迎えました。今日めざましく発展している日伯関係を振り返ると、移住された方々の足跡の歴史的意義と、その後の計り知れない御苦労が改めて思い起こさ ...
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