2006年12月16日付け 今月九日にサントス市で行われた、旧サントス日本語学校の返還に関する署名式。テレビでその模様を見た上新(かみ・あらた)さん(84)も喜びをかみ締めた。 サントス日本人会の前会長で長年返還運動に携わってきた上さんによれば、同日本人会は一九二九年に設立されているが、日本語教育はその以前の二八年ごろから行 ...
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集中豪雨の季節到来=18年間に犠牲者1519人
2006年12月15日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十日】夏のシーズンの代名詞ともなっている集中豪雨は、今年もすでに三度の被害を各地に与えているが、全国で統計が取り始められた一九八八年から今年までの十八年間で、土砂崩れなどで死亡した犠牲者が一五一九人となっている。統計は一九八八年、リオデジャネイロ州ペトロポリスで鉄砲水の ...
続きを読む »PCC=金融機関で資金運用=3660万R$も=部下など1485人関与=諸州で支部開設の動き
2006年12月14日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】金融活動管理審議会(Coaf)は十二日、犯罪組織州都第一コマンド(PCC)が過去十一カ月間に縄張りを広げ、金融機関で三六六〇万レアルの資金を運用していることを明らかにした。組織の関係者二六〇人が銀行口座を使って資金の出納や振替を行い、直接または間接的に一四八五人 ...
続きを読む »東西南北
2006年12月14日付け サントス銀行元頭取のフェレイラ氏が十二日、背任、公金横領、資金洗浄などの罪で禁固二十一年の判決を受けた。有罪判決を受けた銀行家の中では最も長い刑期。同じく息子(禁固十六年)や妻(同五年四カ月)、甥、取締役二人も有罪の仮判決を受けた。二十一年は長すぎると被告の弁護士は控訴を検討。 ◎ 両院 ...
続きを読む »老ク連、年末寄付活動=日系9施設1万レ余に贈る
2006年12月14日付け 老人クラブ連合会(重岡康人会長)は、年末助け合い募金を行い、日系の九施設に総額一万六百レアルの寄付を行った。 毎年行われている同活動は、「会員が在宅で活動できることを大変幸せに思い、施設で過ごしている皆様に些少なりともナタールのプレゼントができたら」という気持ちから行っているという。 上原玲子事 ...
続きを読む »大耳小耳
2006年12月14日付け 九日に返還文書の署名式が行われた旧サントス日本語学校。長年の運動にひとまずの区切りがついたことになるが、老朽化した会館の改修費用、全面返還の実現など、これからまだ解決すべき問題は多い。ちなみに、署名に立ち会った国有財産局、企画省の担当者はそれぞれ、イタリア系、ドイツ系の子孫だという。六十三年前に敵性 ...
続きを読む »フェリーが遭難沈没=高波で浸水、1人不明=バイア州
2006年12月13日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十二日】バイア州サルバドール市で十一日午後五時半、フェリーが遭難して沈没、乗客一人が行方不明になる海難事故が発生した。残りの一三一人は全員無事救助された。 フェリーは乗客一二八人、乗組員四人を乗せてサルバドール市を午後四時四十五分に出港、トードス・オス・サントス湾に向 ...
続きを読む »61年後に終わる戦争=サントス=旧日語校返還文書に署名=08年に文化センター開設を=遠藤会長「歴史的な日」
2006年12月13日付け 第二次世界大戦中にブラジル政府に接収された旧サントス日本語学校の返還署名式が九日午前、サントス市ビラ・マチアス区パラナ街の旧校舎で行われた。サントス日本人会の遠藤浩会長と連邦政府国有財産局の代表が、同敷地の使用権を認める契約書に署名。同校は六十三年の時を経て、再びサントス日系社会の手に戻った。今後は ...
続きを読む »「こんなに狭かったかな」=63年ぶりの来訪者たち
2006年12月13日付け かつてのサントス日本語学校講堂で行われた署名式には、地元、サンパウロ市の日系団体関係者のほか、かつてこの学校で学んだ人たちも多数訪れていた。 会場には、サントス漁業組合長をつとめ戦後返還運動に尽力した故・中井茂次郎さんの娘、白木田鶴子さん(78)の姿があった。 開校からわずか十数年で閉鎖された日 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
2006年12月13日付け 米下院で先日、太平洋戦争中の日系人強制収容施設を修復、保存する法案が可決された。世界で日本人が敵国人になるきっかけとなった真珠湾攻撃。旧サントス日語校の返還署名式が行われたのは、奇しくもその記念日の翌日だった。 サントス地域からの強制立退きの日、学校から帰宅した子供たちは親からその事実を知らされ、 ...
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