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サンパウロ 関連記事

第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(45)

ニッケイ新聞 2013年7月17日  常盤ホテルでの失敗に懲りず、翌10月、野村・藤平は、下元健吉と組んで、またも同じ様なことを企てた。日本政府から、国際赤十字社を通じて、終戦の詔勅が邦人社会に届いたのを機会に、10日、各地の代表者をコチア産組の講堂に集めて、その伝達式を行ったのである。  詔勅は英文で打電されて来ていた。それを ...

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全伯陸上競技大会=日伯選手650人が出場=96歳の選手も大健闘

ニッケイ新聞 2013年7月19日  日系アナスピ・ベテラーノ会(宮村憲治会長)は『第12回全伯陸上競技大会』を6月1、2の両日、サンパウロ市イビラプエラのバス・ギラマンエス競技場で開催した。  サンパウロをはじめ、セアラー、ペルナンブッコ、アマゾナス各州など遠方からも35チーム650人が出場し、30〜90代までの幅広い年齢層が ...

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連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第121回

ニッケイ新聞 2013年7月23日 「なんだ、児玉さんは叫子さんを目当てに飲みに来たんだ。残念ね、彼女はいい人を見つけて、今はアクリマソンで暮らしているらしいよ」 「そうなんだ。どこのアパートだかわかる?」 「叫子さんと仲の良かった子がいるから、ちょっと待ってて」  彼女はサトミというホステスを連れてきた。児玉はボックス席で二人 ...

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南大河州で寒さによる死者=サンパウロ市でも1人死亡の可能性

ニッケイ新聞 2013年7月26日  22日から降雪も見られていた南大河州で、寒さによって死亡したと見られる遺体を2体発見と25日付エスタード紙が報じた。同日付G1サイトによると、サンパウロ市セントロでも凍死したと思われる遺体が見つかった。  今週は28市で最低気温が零下を記録している南大河州では、21日に州北部パナンビで55歳 ...

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ブラジル文学に登場する日系人像を探る 9=ベルナルド・カルバーリョ=『陽はサンパウロに沈む』=中田みちよ=(4)=作者の私生活の反映か

ニッケイ新聞 2013年7月30日  物語が過去と現在を行ったり来たりしながら進行するのはベルナルドの得意とする技だそうですが、一字一句に注意しながら読まないと迷路に入ったような気分になります。文体にはほのめかしがなく、簡潔で正確だから翻訳しやすいともいえますけど…。  次の13章の描写は、外国でまごつく異邦人としてのベルナルド ...

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デモの影響で消費冷え込む=6月中旬以降に暴落記録

ニッケイ新聞 2013年7月3日  6月中旬以降に活発化したデモの影響により、ブラジルの消費生活に強い影響が出ていると、2日付伯字紙が報じている。  サンパウロ商業会(ACSP)が発表したデータによると、サンパウロ市では6月、小売業界の売上げが昨年同月比3・5%落ちた。一括払いは前年同月比で4・1%減、クレジット販売も2・8%減 ...

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外国人医師招聘問題=地方に定着しないブラジル人医師=「高給の支払いは義務」

ニッケイ新聞 2013年7月6日  中西部マット・グロッソ州の州都クイアバから1100キロ、人口2千人のノーヴァ・サント・アントニオ市には、医者が1人しかいない。  33歳の女医、カリニー・ゴンサルべスさんは、この町唯一の医師として働き始めて半月。給与はなんと月3万レアル(132万円)だ。  「アスファルトも、上下水道もない。お ...

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連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第113回

ニッケイ新聞 2013年7月11日 「ここから二時間もかかる田舎なんだ。週末はシェッフェのために使って……」  パウロの言葉を制して、叫子が言った。パウロが家族に引き合わせたくないと思っているのは、小宮も感じていた。 「何をそんなに心配しているの?」  パウロはソファに座りこみ、頭を抱え込んでしまった。 「何か問題でもあるのか? ...

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コラム 樹海

ニッケイ新聞 2013年7月13日  リベルダーデの「七夕祭り」のゴタゴタ騒ぎには—呆れ果てる。これまでに30数回も宮城県人会と仲良くやってきたのに何を今更の思いが胸奥に浮かぶ。飾り竹の代金がどうのこうのとかの子どものお遊びのようなつまらないことが捩れてしまっての「諍い」らしいけれども、もっと大人の付き合いができないものなのか。 ...

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連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第117回

ニッケイ新聞 2013年7月17日  目下のところ、ブラジルの在日権益代表であるポルトガル総領事館から旅券の発給を受けた日系ブラジル人は前記中平兄弟のほかサンパウロ市生れの千崎クララ夫人(二十六=杉本芳之助令嬢)および令嬢の四人だけであるが、中平兄弟の方は他の航空会社の通し切符まで手にいれている関係で、終戦後の日系ブラジル人のブ ...

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