ニッケイ新聞 2013年5月18日 サンパウロ人文科学研究所が主催する勉強会『第7回コロニア今昔物語』が16日、文協会議室で行われ、約10人が参加する中、ブラジル音楽評論家の坂尾英矩さん(81、神奈川)が「ブラジル音楽とその道の日系パイオニア」というテーマで講演を行った。 用意された20以上の音源を使いながら、500年前の国 ...
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1963年6月12日着あるぜんちな丸=50周年同航会=6月、グァタパラ移住地で
ニッケイ新聞 2013年5月18日 1963年6月12日サントス着「あるぜんちな丸」同航者による『50周年記念昼食会』が6月16日午前11時から、グアタパラ移住地公民館で開催される。 40周年時、一度だけ記念の会合が持たれたきり。その際は、同移住地に住む同航10家族を中心に参加した。 世話人の小林俊和さんは「ここから先はな ...
続きを読む »第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(4)
ニッケイ新聞 2013年5月17日 一方で、日本学校にもブラジル学校にも行けぬ子供もいた。そうした場合、親や家族が、日本語の読み書きを教えるのが普通であった。(中には、子供の出生を届け出ず、日本語も教えぬ親もいた。が、これは例外ケースであった) 日本学校には、1927(昭2)年頃から、サンパウロ日本総領事館が梃入(てこい)れ ...
続きを読む »連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第76回
ニッケイ新聞 2013年5月17日 そのアミノ布団店の入口横にある螺旋階段を上がった二階に受付があった。学校の名前はエスコーラ(学校)・デ・ソロバンで、フロアをいくつかに区切り教室として使っているのか、講義する声が聞こえてきた。昼間は算盤を習いにくる二世、三世の子供たちで教室は埋まるが、夜間は日本語を学ぶ日系人や児玉のような新 ...
続きを読む »第2次大戦と日本移民=勝ち負け騒動の真相探る=外山 脩=(3)
ニッケイ新聞 2013年5月16日 熱風は、東京から送信されるニュースを掲載する邦字新聞によって──奥地も含めて──邦人社会の隅々に伝えられた。 本や雑誌も、日本から大量に輸入された。その中には子供向けのものもあった。軍国調華やかな記事や挿絵が満載されていた。 1937、8年には、日本放送協会の南米向け短波放送が始まった。 ...
続きを読む »連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第75回
ニッケイ新聞 2013年5月16日 マリーナも現在の日本の様子を日本語で質問してきた。 「広島までバスで何時間くらいかかりますか」 「天草はきれいな島ですか」 マリーナの関心は東京よりも祖父の故郷広島、祖母の生まれた天草にあった。児玉は広島には二度ほど訪れたことはあったが、天草どころか九州にさえ行ったことはなかった。サンパウ ...
続きを読む »歌手 マルシアが凱旋ツアー=県連「日本祭」にも出演=デビュー25周年を記念
ニッケイ新聞 2013年5月16日 1989年のデビュー以来、日本の芸能界で活躍するタレントのマルシア(44、三世)=モジ出身=が、デビュー25周年を記念した『サンパウロ凱旋ツアー』を行うことが決まった。7月19〜21日に開催される『県連日本祭り』に出演するほか、日系企業から希望を募り、販促イベントやディナーショーなどにも出演 ...
続きを読む »伯日議連=大田慶子氏が新会長に就任=「両国の繋がり強めたい」
ニッケイ新聞 2013年5月16日 伯日議員連盟(Grupo Parlamentar Brasil-Japao)の新会長に大田宮城ヨランダ慶子下議(56、PSD)が就任した。1994年の発足以来、初の女性会長となる。 同連盟のブラジル側には安部順二(PSD)、飯星ワルテル(PSDB)、パラナ州選出の西森ルイス(同)、高山ヒデ ...
続きを読む »コラム 樹海
ニッケイ新聞 2013年5月16日 シーズン間近のカンポス・ド・ジョルドンを訪れた。プラタナスの落ち葉舞う街路で、白い吐息にブラジルの冬の訪れを感じるやいなや、サンパウロの連日の暑さ。いつになっても季節感をつかめない。MHKの影響もあり感覚的にはどうも春。今月の紙面に今後を期待させるものが多かったからか▼日本の経産省が中小企業 ...
続きを読む »連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=第74回
ニッケイ新聞 2013年5月15日 「ブラジルの小学校しか出ていない私が教えるなんて無理。それは学校の先生に相談してもらわないと……」 「いや、確かに先生が教えてくれるポルトガル語は文法に則っているけど、解説の日本語が下手で実は何を言っているのかわからない時があるんだ」 「私の日本語はもっと下手よ」 「いや、マリーナの日本語は方 ...
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