ニッケイ新聞 2013年4月6日 サンパウロ人文科学研究所主催の研究例会が2日夜、文協ビル会議室で開かれ、国際日本文化研究センター教授の細川周平さん(58、大阪府)が講演し、26人が集まって耳を傾けた。 コロニア文学調査を1991年から行ってきた細川さんはこのほど、1600ページに及ぶ『日系ブラジル移民文学 日本語の長い旅』 ...
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釈迦誕生祝う「花祭り」=リ広場で8〜13日
ニッケイ新聞 2013年4月5日 宗派を超えて釈迦の誕生日を祝う「第47回花祭り」が8〜13日、サンパウロ市のリベルダーデ広場の特設会場で行われる。 案内のため、共催団体のブラジル仏教連合会の松峯慈晄会長、浄土真宗本願寺派ブラジル別院の安中マルコ隆曙開教使、ブラジル仏教婦人連盟の山田光子会長、釈尊讃仰会の小野昭二会長、ACA ...
続きを読む »出版=『枕草子』のポ語版が完成=日文学研究者らが共同で
ニッケイ新聞 2013年4月5日 平安時代中期に書かれたと伝わる随筆『枕草子』の全編ポルトガル語翻訳版「O LIVRO DO TRAVESSEIRO」(Editora 34、614頁、2013年)がこのほど出版された。 訳者は脇坂ジェニ、織田順子、橋本マダレーナ・コルダロ、吉田ナナ・ルイーザ、橋本リカさんの5人で、いずれもサ ...
続きを読む »大耳小耳
ニッケイ新聞 2013年4月5日 最後の移民船「にっぽん丸」の同船者会には、在仙イッソ会の名川宗彦さんからも祝辞が届けられた。世話人の小池和夫さん(67、宮城)にその名の由来を聞くと、出航前の1週間、横浜移住センターで研修を行ったさい、何かあるたび覚えたてのポ語で「イッソ!(isso)、イッソ!」と囃し立てたことからだとか。同 ...
続きを読む »連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=46回
ニッケイ新聞 2013年4月4日 コンデの坂はプラッサ・リベルダーデ(リベルダーデ広場)まで続く。この広場を左折するとガルボン・ブエノ街で日系人、韓国人、中国人が構成する東洋人街の中心地にあたる。児玉はここにある明石屋に立ち寄った。 経営者は戦後移民で、ブラジルのお土産や宝石を扱う店だった。児玉は絵葉書を適当に五、六枚ほど引 ...
続きを読む »SC州新集団地を訪ねて=第39回県連ふるさと巡り=第2回=ジョインビレ=7割奉仕、最古の消防隊=世界唯一ボリショイ学校
ニッケイ新聞 2013年4月4日 3月23日、バスは別々にジョインビレ市内観光に向かい、4号車はブラジル最古の消防隊本部を訪れた。創立は約120年前の1892年と日本移民よりも古い。約1200人も隊員がおり、うち7割は無償奉仕で参加しているという。ドイツ移民が多いこの町独特の市民意識の高さを伺わせるブラジルでは特異な集団だ。 ...
続きを読む »パウリスタ・スポーツ賞=57年の重み噛み締め=選手、功労者24人を表彰=約4百人が来場し祝福
ニッケイ新聞 2013年4月4日 スポーツ振興を目的に、スポーツ界の功労者や優秀選手を表彰する『パウリスタ・スポーツ賞』(ニッケイ新聞主催、高木ラウル社長)の贈呈式が2日夜、サンパウロ市議会で開催された。同賞は、1957年に本紙の前身パウリスタ新聞の創刊10周年を記念して創設されたもので、今年で57回目。水泳、射撃、相撲、合気道 ...
続きを読む »援協役員会=SM病院は6月に開院か=福祉部、高齢者相談が増加
ニッケイ新聞 2013年4月3日 サンパウロ日伯援護協会(菊地義治会長)の3月の定例役員会が先月28日、リベルダーデ区の本部の会議室で行われた。 サンミゲル・アルカンジョ市に新設中のSUS病院に関しては、昨年末の落成式の時点では今月の開院が目指されていたが、現在も内装工事を中心に作業中の状態だ。 菊地会長は「少し延期になっ ...
続きを読む »連載小説=移り住みし者たち=麻野 涼=45回
ニッケイ新聞 2013年4月3日 あれはいつだったのだろうか。四人とも泥酔状態で折原の下宿に転がり込んだ。何の話題からそうなったのか、児玉は思い出せない。おそらく将来のことについて話し合ったのだろう。 「わしは小説ば書きたか。小説ば書いて世に問うてみたいことがあっとよ」 折原は酔うと九州の訛がさらに出た。 「どんな小説を書き ...
続きを読む »9年生に数学力急落現象=深刻な専門教師の不足=長期的視野の教育も必要
ニッケイ新聞 2013年4月2日 公立学校の5年生から9年生に至る過程で、数学の学力が大きく落ちる現象があることがわかった。1日付フォーリャ紙が報じている。 これは「トードス・パラ・エドゥカソン」という非政府団体が、連邦政府の主催する全国学力テスト「プロヴァ・ブラジル」に基づいて分析した結果、判明したものだ。 それによると ...
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