細江静男著『ブラジルの農村病』には、十二指腸虫病の原因となる寄生虫の一種ネカトール・アメリカーノについて、次のような歴史的に興味深い記述もある。 大航海時代に連れて来られた黒人奴隷と共に、アメリカ大陸に持ち込まれた病気の一つが、寄生虫の一種ネカトール・アメリカーノで、「アメリカ大陸人を殺す」という意味があるという。 《この ...
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岐阜・日伯友情交流絵画展=締め切り延長8月15日まで
ブラジル岐阜県人会(長屋充良会長、ながや・みつよし)と在サンパウロ日本国総領事館(野口泰総領事)が共催し、宮坂国人財団特別協賛、ヤマト商事協賛で開催する「第16回日伯友情交流絵画展」(橋本マルコス亮委員長)の作品応募締め切りを8月15日まで延長する。 応募要項や応募用紙は以下(http://shorturl.at/mqEHR ...
続きを読む »《ブラジル》検察庁長官が「LJ捜査をやり過ぎ」批判=「今こそ正常に戻すべき」?!=自らの長官指名も正当化
連邦検察庁のアウグスト・アラス長官が、「ラヴァ・ジャット(LJ)作戦」を管轄するパラナ州連邦検察局が今までやり過ぎていたと批判し、「そろそろ正常に戻すべきだ」と発言して大きな波紋を呼んでいる。29日付現地紙が報じている。
続きを読む »《サンパウロ市》成人11%以上がすでに抗体所持=集団免疫に近づく「でも目指さない」=高齢者の14%所持に市長警告
サンパウロ市のブルーノ・コーヴァス市長は28日午前、3回目の抗体検査(exame sorológico)の結果に関する記者会見を行い、少なくとも市民の11・1%、18歳以上の成人約132万人がすでに新型コロナウイルスの抗体を持っていると発表した。 サンパウロ州政府の公式統計では、サンパウロ市の罹患者は18万2027人で、今回 ...
続きを読む »《ブラジル》経済省「解雇者、上半期過去最悪」=正規雇用者の119万人
28日、ブラジル経済省が20年度上半期の全就労・失業者台帳(Caged)を発表した。1992年にCagedを設立以来「上半期で最悪の結果」となる正規雇用者119万人が職を失ったと発表した。
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27日、大サンパウロ都市圏サンベルナルド・ド・カンポで、ジェットスキーをしていた24歳の男性、アンドレ・フェリペ・イグレシアス・ゴンサウヴェスさんが、後ろからきた別のジェットスキーに轢かれて死亡する事故が起きた。この件で警察は、加害者となった26歳女性を業務過失上致死容疑で起訴する予定。この女性はジェットスキー免許を持っていな ...
続きを読む »日本移民と感染症との戦い=世界最大の日本人無医村で(18)=知らされなかった防疫策
第7回で紹介した、鈴木南樹が笠戸丸以前の体験談を書いた『伯国日本移民の草分』(http://www.brasiliminbunko.com.br/Obras/143.pdf)には、実は次のような続きがある。 ブラスの移民収容所の上司ビートはしたり顔で、《マレタ(マラリア)は早いうちであれば、注射の五、六回もすれば大方治ってし ...
続きを読む »《ブラジル》パラナ州がロシア大使と会談=ワクチン技術提携を交渉
パラナ州政府は、新型コロナウイルスのワクチン製造のための技術提携を結ぶ書類をロシア大使館へ提出した。8月1日には、セルゲイ・アコポフ在伯ロシア大使とラチーニョ・ジュニア州知事(PSD)が会談を行う予定だと各伯字紙が報じている。
続きを読む »東西南北
28日に行われる予定だったサンパウロ市地下鉄のストは、深夜1時に交渉がまとまったため流れた。だが、決定時間が遅かったため、早番の職員に連絡がつかずに営業開始が遅れ、早朝から午前9時ごろまで混乱した。特に1号線、2号線、3号線、15号モノレール線の駅がどこも行列でごった返すという、新型コロナウイルス対策上もっとも避けなければなら ...
続きを読む »特別寄稿=文豪の闘病から生まれた傑作=正面から病と向き合う生き方=サンパウロ市ヴィラカロン区在住 毛利律子
コロナ禍で、互いの「繫がり」を切らないように助け合う知恵を交換するネットワークが急速に普及し、大きな助け合いとなっている。 しかし、少し時代を遡れば、病気や災害による相互扶助の手段は、限定的、限域的なことであった。「近代医療・医薬」が堰を切ったように始められたのは1950年代からだと言われている。 日本の国民病とも言われた ...
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