ニッケイ新聞 2007年10月4日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】最低落札価格一四億七八〇〇万レアルという超大型取引は、ヴァーレ・ド・リオ・ドッセ社(CVRD)のみが名乗りを上げ、同社の今後三〇年間の運営事業認可は事実上決定となった。 この競売の対象は南北鉄道のアサイランジア(マラニョン州)からパウマス(トカンチン ...
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チップ車がお目見え=来年5月をめどに始動
ニッケイ新聞 2007年10月4日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】サンパウロ州内の自家用車のすべてにチップを埋め込む作業が動き始めた。この規制は関係者の間で約十年にわたり検討されてきたもので、セーラサンパウロ州知事とカサビサンパウロ市長が二日、法案に署名したもの。法案によると、三月までにチップ設置会社を入札で決定し、 ...
続きを読む »ヴァーレがイメチェン=廃坑と植林で環境整備
ニッケイ新聞 2007年10月4日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】ヴァーレ・ド・リオドーセは長い間、環境汚染の権化のような批判を浴びてきたが、鉱石の含有率が少ない鉱山の廃坑によりイメチェンに努力する方針を決めた。これには、鉱山開発の技術革新や環境法制定、環境団体の圧力が背景にあった。 大体掘り尽した鉱山が多数あり、 ...
続きを読む »アマゾン観光に融資=米州開銀が意欲見せる
ニッケイ新聞 2007年10月4日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙三日】ブラジル政府と米州開発銀行(BID)はこのほどブラジルの観光振興に注力すべく、観光用として融資を行うことで合意に達し、十七日にワシントンでアマゾン地区向けに二億ドルの観光融資を締結することとなった。BIDとしてはこれはほんの一端で、北東伯向けも含めた総 ...
続きを読む »ペルー=銅鉱山で鉱夫二千人スト=銅高騰に便乗する労組
ニッケイ新聞 2007年10月4日付け 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙三日】ペルーで銅採掘を営むメキシコ系企業Southern・Copperの鉱夫二〇〇〇人は二日、一一%の賃上げと日働八時間を要求して無期限ストに入った。鉱夫らは国道や鉄道を石山で封鎖し、港湾への銅鉱石の積み出しを阻止した。 直ちに警察部隊が現地に派遣され、平 ...
続きを読む »永田稠の孫=東大大学院教授=永田信さん=リオ環境フォーラムで発表=百周年シンポ打ち合わせも
ニッケイ新聞 2007年10月4日付け 「ブラジルは生まれた時から、隣の国だと思ってますから」。二十九年ぶりの来伯を満面の笑みで語るのは、永田信さん(55)。「カフェーより人をつくれ」とアリアンサ移住地建設の主導的役割を務めた永田稠の孫にあたる人物だ。 東京大学大学院農学生命科学研究科教授を務めており、九月十九日から二十一日 ...
続きを読む »日経初代特派員の竹本さん=「経済界」でブラジル特集
ニッケイ新聞 2007年10月4日付け 経済ジャーナリストの竹本昌史さん(65)が経済雑誌「経済界」が企画しているブラジル特集号の取材のため、一日に来伯、サンパウロのほかにベロ・オリゾンテ、ベレンなどを訪れる。 竹本さんは一九七四年、日本経済新聞サンパウロ支局開設時の初代特派員として来伯。七八年まで駐在した。 「当時は国家 ...
続きを読む »帝政時代からの長い闘争=3回も米国と国交断絶
ニッケイ新聞 2007年10月3日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十四日】米国の覇権時代が終わりつつあると政治学科外交政策のルイス・M・バンデイラ教授が次のように講演をした。米国が退却しつつある領域を、ブラジルが占領するチャンスが到来している。それは、ラテン・アメリカの左傾化ではない。 ラテン・アメリカ諸国は過去におい ...
続きを読む »最高裁が最後の頼り=公務、公社職員乱脈ストに断
ニッケイ新聞 2007年10月3日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十三日】国会による公務員スト規制法案の審議遅れをよそに、最高裁が民間企業従業員の罷業権に倣うという審理を始めた。手始めにパライバ州の小学校教師とエスピリット・サント州の軍警両ストが、俎上に上がる。 同審理は四月、レヴァンドフスキー判事の見解で最高裁が国会 ...
続きを読む »バイオ燃料=コモディテイを下支え=来るか食糧インフレ
ニッケイ新聞 2007年10月3日付け 【エスタード・デ・サンパウロ紙十九日】農産物コモディテイ相場の上昇により、アグフレーションという新語が生まれたとICONEが伝えた。新語は農産物が高止まりし、従来の需給法則が機能しないという意味に使われる。これはバイオ燃料が、コモディテイ相場の底支えをしているからだと政府は見る。 これ ...
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