「初めは驚きましたよ。何気ない家族の写真を友人に送ったら、『赤ちゃんにマスクしないとだめじゃないか!』と怒られたんです。でもそのおかげで、マスク嫌いの娘をどうやったら新型コロナウイルスから守れるか考え、この商品の販売に至りました」――サンパウロ市在住の山田・ヘンリー・ケイギさん(49、三世)は、商品開発の動機をそう説明した。 ...
続きを読む »サンパウロ 関連記事
大耳小耳
記者が居候するサンパウロ市ミランドーポリス区にある親戚宅アパートでは、3月から毎晩ボルソナロに抗議するためにパネラッソ(鍋たたき)をする住人がいる。最初は注意する人もいなかったが、さすがに毎晩だと煩く感じる人も出てきて、最近では鍋たたきに「シーッ」と注意する人が出てきた。注意された直後はしばらく静かにするが、間をおいてまた叩き ...
続きを読む »《サンパウロ》反ファシズムデモで大混乱=過激化した大統領親派が乱入=「まるで台頭期のヒトラー」
5月31日、サンパウロ市パウリスタ大通りで反ファシズムを訴える平和的なデモ行進が行われたが、ボルソナロ大統領支持派の乱入により、大混乱が生じた。このところ、ボルソナロ大統領やフェイクニュース(FN)捜査の対象となった人物による、ファシズム、ナチス的な挑発的行為が相次いでいた。5月30~6月1日付現地紙が報じている。
続きを読む »《ブラジル》コロナ死者フランス抜き世界4位に=成長見込み再引き下げ
【既報関連】新型コロナウイルスの感染拡大で経済活動が落ち込み、景気後退(リセッション)は避けられないとの認識は世界共通だが、感染終息前に経済活動を再開する事への懸念も大きい。 5月30日夜の保健省発表によると、ブラジルのコロナ感染者は前日比1万6409人増え、51万4849人、死者も480人増の2万9314人となった。一見す ...
続きを読む »東西南北
ボルソナロ大統領は5月31日、トランプ米大統領が発した「アンチ・ファシストはテロリスト」というツイートを、サンパウロ市での反ファシスト・デモの直前に拡散した。トランプ氏の発言は、同国の白人警官が黒人男性の首を膝で圧迫し続けて死亡させた事件を受け、全国規模でデモを連日扇動している左派反ファシズム運動組織「Antifa(アンティフ ...
続きを読む »特別寄稿=サンパウロ市/羽田=コロナ禍でどう変わる?=空港や機中での過ごし方=金剛仙太郎=(上)
金剛仙太郎さん(埼玉県出身、43歳)は10年前、ブラジル日本交流協会生として本紙で記者を務めた後、当地の企業で働いて永住権をえて、外国人女性と結婚して住み着いた。しかし諸所の事情からコロナ禍を機に、日本への永住帰国を決意した。まずは地盤が固まるまで、妻子をサンパウロに置き、単身で5月18日に帰国した。クアレンテナ(検疫)の真っ ...
続きを読む »《記者コラム》樹海=ボルソナロ、実は「無策という政策」?
「コロナで高齢者を減らして年金負担を軽く」? 米ニューズウィーク誌は5月28日付ヤフーニュースで《ブラジルのコロナ無策は高齢者減らしのため?》との衝撃的なニュースを報じた。
続きを読む »デカセギ定住化30周年祝う=記念製作動画を1日に公開=西森下議、飯星元下議ら出演
「この30年間でブラジルと日本は素晴らしい協力関係を築いてきました」――西森ルイス弘志連邦下院議員(71、二世、PL-PR)は、1990年に日本国入国管理法が改正され、日系三世までが定住者として在留資格を与えられるようになってからの30年をそう振り返った。6月 1日(月)18時、駐日ブラジル大使館のフェエイスブック(@Bras ...
続きを読む »■ひとマチ点描■憧れの選手を追いかけ初来伯=写真=エバンドロ・グエッラ選手と写真を撮る森松未来さん
「彼を追いかけて今回初めてブラジルに来たんです!」。コロナ騒動が広まる以前の2月6日に本紙を訪れた森松未来さん(29、愛媛県)は、来伯した動機について興奮気味にそう語った。 森松さんは、1月22日~2月6日までブラジルに滞在した。初来伯を決意させたのは、バレーボールのブラジル代表選手であるエバンドロ・グエッラ選手(38)だ。 ...
続きを読む »臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(262)
ハキオは会計及び会計監査関係の会社員として働き、個人会社も経営していたが退職し、現在は年金生活者。ミルナ・マサエ、レジナルド・マサキ、ロジェーリオ・アツシ、エリアネ・サナエ、リカルド・キヨシの父、メイリー、ウィリーの祖父である。 ネナは黒崎博文と結婚。主婦だったが、2005年5月9日眠りながらシルビア・チエミ、ソランジェ・ヒ ...
続きを読む »