ポルトガル語本紙姉妹紙「Nippak」21日付によれば、サンパウロ州イタクアケセツーバ市にある希望の家福祉協会(下本ジルセ理事長)が、コロナウイルスの影響で経済的に深刻な危機に晒されており、援助を求めている。インターネットからの資金援助やノッタ・フィスカル・パウリスタ(NFP)制度を利用した援助、物資援助(食品、老人用オムツ、 ...
続きを読む »サンパウロ 関連記事
新日系コミュニティ構築の鍵を歴史に探る=傑物・下元健吉=その志、気骨、創造心、度胸、闘志=ジャーナリスト 外山脩=(20)
右の騒乱は、実は、その前哨戦の様なものが、戦時中に始まっていた。1943年から地方の邦人農家が襲撃されるという事件が頻発していたのである。 各地で養蚕舎が焼き討ちされたり、薄荷畑やその油の抽出機具が置いてある作業場が荒らされ、破壊された。 襲撃犯として、利敵産業自粛運動というものをしていた興道社という団体に嫌疑がかかり、そ ...
続きを読む »□コロナ禍緊急日誌□
昨日、日本からアマゾンの小包が届いてビックリした。中身は本が一冊。国際郵便は止まっているので、なんだろうと思ったらDHLだった。ドイツの国際輸送物流会社で「世界最大の国際輸送物流会社」とも言われる。こんなときでもちゃんと期日通りに配達するとは、さすが「世界最大」だけある。 ◎ 有名な航空券販売サイト(https:/ ...
続きを読む »外出自粛中=いつもの日本料理を味わおう!=各店工夫の持ち帰り、弁当で
クアレンテーナ(検疫)で外出自粛令の最中、サンパウロ市の日系レストランでも、ヴィアージ(持ち帰り)を行う店舗が増えてきた。主な日本食店の持ち帰りサービスを紹介する。 (1)居酒屋「一茶」の「原口さんのお弁当」は魚弁当、焼きうどん、生姜焼き、カツカレーなど充実の計8種類。しかも35レアル。配達なし、店頭での手渡しのみ。購入者の代 ...
続きを読む »《ブラジル》新型コロナの感染者7万1886人、死者5017人=感染者の黒人比率高まる=ワクチン治験志願182人
【既報関連】ブラジル保健省は28日午後の定例会見で、新型コロナウイルスの感染者は7万1886人、死者は5017人と発表した。前日発表から、感染者は5385人(8・1%)、死者は474人(10・4%)の増加だ。そんな中、コロナ入院患者における「褐色を含む黒人」(以下「黒人」)の比率が高まっていること、ワクチン開発のための治験に1 ...
続きを読む »《ブラジル》コロナ感染でAVC発生?=現場の医師が警告発する
【既報関連】新型コロナウイルスの感染拡大に伴い、死因が特定できない死者や自宅で亡くなる人が増えているが、コロナ感染に伴って起こり得るものに脳血管障害(AVC)もあると28日付現地紙が報じた。 コロナ感染症は病状が急変する例が多く、検査結果が死亡・埋葬後に出た例、死亡後の検査で感染が判明した例、検査さえ行っていない例が相当数出 ...
続きを読む »東西南北
24日の電撃辞任以来、セルジオ・モロ前法相、ボルソナロ大統領の両支持者が「国民の期待を裏切った」と、ネット上で互いを中傷し合うことを繰り返している。それは、モロ氏が辞任会見で言及したボルソナロ氏による連邦警察への介入などの捜査を最高裁が認めたことでさらに過熱化しそうだ。ダッタフォーリャの最新の調査だと、「モロ氏と大統領のどちら ...
続きを読む »《ブラジル》1千レアルの人工呼吸器=USPが開発、承認待ち
新型コロナウイルスの感染拡大で人工呼吸器の需要が高まっているが、サンパウロ総合大学(USP)が、市場価格の15分の1という廉価な人工呼吸器を開発。現場での臨床試験を行った後、国家衛生監督庁(Anvisa)の承認を得るべく、準備を進めている。 重症のコロナ感染症患者には必需品ともいえる人工呼吸器を少しでも迅速に、かつ廉価で調達 ...
続きを読む »11人が受勲の栄誉に輝く=コロナ吹き飛ばす春の叙勲=芸術、政治、経済など多分野で
「今回の叙勲の受賞を、心の底から嬉しく思います。それと同時に、今まで以上に日伯間の交流と発展に貢献できるよう、より一層励まねばと感じております」――春の叙勲を受勲した一人、飯星ワルテル氏は電話取材に応じて、そう丁寧に、嬉しそうに答えた。日本政府は4月29日、2020年(令和2年)春の受勲者を発表した。ブラジルからは邦人2人、外 ...
続きを読む »新日系コミュニティ構築の鍵を歴史に探る=傑物・下元健吉=その志、気骨、創造心、度胸、闘志=ジャーナリスト 外山脩=(19)
乱調 下元健吉の生涯は、成功と失敗の繰り返しであった。それが起伏が大きく激しい波の様に続いた。 戦中は、打つ手打つ手が当たり、危機を事業面での飛躍という奇跡的現象に転換させた。 これは1934年の仲買人との抗争の折とよく似ていて、規模は数桁、大きくなっていた。 しかし、終戦後は対外関係で調子を乱れさせた。以下、しばらく、 ...
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