2006年6月14日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】ベルゾイーニ労働者党(PT)党首は十二日、ルーラ大統領が再選された場合の新経済政策を発表した。第二期政権のプログラムは、PT政権の左傾化を打ち出す八つの主要項目からなる。かねての懸案であった中央銀行の独立案を新政権のプログラムから外す代わりに、単なる通貨管理に留 ...
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銃器で492人が死亡=PCC襲撃続く8日間に=5月15日は117人を記録=サンパウロ州
2006年6月14日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】サンパウロ州でPCCによる一連の襲撃事件が発生した先月十二日から二十日までの八日間に、銃器の犠牲となって死亡した人の数は四九二人に上った。警官隊が激しく応戦した十五日のみで一一七人となった。 サンパウロ州地方医師審議会が州内二十三カ所の法医学監察所の検死結果を ...
続きを読む »ヴァリグ買収決定を延期=判事、資金源の説明求める
2006年6月14日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙、フォーリャ・デ・サンパウロ紙十三日】経営難に陥っている大手航空会社ヴァリグの再建手続き責任者、リオデジャネイロ地裁第8法廷のアヨブ判事は十二日、競売に応札したヴァリググループ従業員団(TGV)による買収資金源の提示と、社債発行で買収費のうち五億レアルを支払う計画の明確 ...
続きを読む »囚人スト、7日ぶり解除=W杯テレビ観戦の要求通る=サンパウロ州
2006年6月14日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十三日】サンパウロ州プレジデンテ・ヴェンセスラウ市の刑務所で服役囚らは十二日、六日から続行していた「白いスト」(法廷への出頭拒否)を解除した。 この刑務所は服役囚のほとんどが州都第一コマンド(PCC)のメンバーで、五月十一日にアヴェレー市刑務所から幹部を含む七五〇人が ...
続きを読む »東西南北
2006年6月14日(水) ブラジル民主運動党(PMDB)執行部は十二日、大統領候補の擁立断念と、大統領選では他党と連立を組まないことを満場一致で決定した。州知事選でどの党とも連立を組めるようにするのが目的。しかし、党内には擁立を求める声もあり、党の最終決定まで紆余曲折が予想される。 ◎ 民間建設部門への支援策とし ...
続きを読む »ブラジルはドイツに学べ=サッカーでなく農業=エネルギー、環境産業へ転換=聖域なき改革受け入れる
2006年6月14日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙六日】サッカーW杯が開催されるドイツの主食は、ジャガイモである。ジャガイモの歴史をたどると原産地は、ペルーとボリビア国境付近で生活していたケチュア民族の国で、パパと呼ばれていた。征服者ピサロは、でん粉が豊富で活力源となるジャガイモを欧州へ持ち帰った。まず関心を示したのが ...
続きを読む »中南米経済不振の理由=中国とインドまねた国あるか
2006年6月14日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙五月十五日】ウイーンで開催されたEUラテンアメリカ首脳会議で、フランスのシラク大統領がルーラ大統領に「大衆路線をとる左翼の台頭は、ラテンアメリカだけの特異な現象ではないか」と意見し、会議の議題から一蹴した。 EUでは鼻にもかけない議題だが、南米では大問題。世界各国は二 ...
続きを読む »麻薬戦争は組織に軍配=社会疎外者取り込みに成功
2006年6月14日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙二十日】社会学者のエリオ・ジャグアリベ氏は、サンパウロ市やリオデジャネイロ市などブラジルの大都市が犯罪都市と化し、麻薬戦争は麻薬密売者に軍配が上がると話す。麻薬組織が地方自治体の上に君臨するコロンビア並みの犯罪王国だとみる。 ブラジルの過疎地に犯罪集団がたむろしたので ...
続きを読む »上塚周平胸像を故郷に=地元で建立費募金中=福田熊本県人会長「うまくいっている」=遺徳偲ぶPR冊子発行
2006年6月14日(水) 【既報関連】ブラジル移民の〃父〃、上塚周平の銅像を故郷の熊本県城南町に――昨年十一月、熊本県内で「上塚周平先生銅像建立期成会」(一村信義会長)が創立された。去る四月二十五日に「銅像建立をめざして」と題した冊子を発行し、現在募金活動を行っている。このほど訪日から帰国した福田康雄熊本県文化交流協会(県人 ...
続きを読む »伯ジャーナリストが見た「日本の食」=五感で堪能した2週間=連載(1)=出汁巻き卵の味比較=塩気が利いているブラジル
2006年6月14日(水) 国際交流基金が昨年十一月に実施した文化人招聘プログラム事業で、ブラジルから「Veja」誌の食文化ジャーナリスト、アルナウド・ロレンサート氏が招聘された。同氏は十五日間、日本各地をまわり、料理家や料亭、レストラン、食品メーカーなどを訪れた。このほど、「五感で体験した二週間」と題したその訪日記が基金の雑 ...
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