2006年6月7日(水) 【フォーリャ・デ・サンパウロ紙二十八日】英国の歴史学者で親伯家のケネス・マックスウェル教授が、ラテンアメリカはいま歴史の転換期にあると定義した。ボリビアを震源とする地震が南米を揺さぶり、ペロニズムの不死身を知らされたという。同教授の見方では、ラテンアメリカ(以下LA)が旧時代の終焉にあり、新時代へ入ろ ...
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ちぐはぐな農業政策=融資などマクロ政策不在
2006年6月7日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙十八日】農業生産者が赤字経営で銀行融資を返済できず、農地が差し押さえの憂き目にあい、自暴自棄になっている。国道封鎖や農機具に火を放ち、ブラジリアで抗議の行進を行う一方で、MST(農地占拠運動)の侵略もあり、泣き面に蜂である。 農業生産者は口癖のように農政不在というが、政 ...
続きを読む »観光産業振興するSC州西部=イター、旧市街沈んで生き返る=トレーゼ・チーリャス カデイア、15年使用せず
2006年6月7日(水) ブラジル南部、サンタカタリーナ州の西部。リオ・グランデ・ド・スル州と境を接するこの地域には、戦前からドイツ、イタリアなどヨーロッパ系の移民が町を築いてきた。観光の盛んな州東部と違って戦後も長く農業が中心だったが、現在、この地域の諸都市が「Rota de Amizade(友情街道)」と銘打って観光振興を ...
続きを読む »若い浜五段が優勝=全伯王将戦、75人参加
2006年6月7日(水) 第三十四回全伯将棋王将戦(ブラジル将棋連盟主催)が五月二十八日に、サンパウロ市リベルダーデ区の同連盟会館であり、サンパウロを始め、クリチーバ、ベレーンなど全国から七十五人が参加した。 五段以上の王将戦を制したのは、浜公志郎さん(五段)。着実に実力を伸ばし、高齢化が著しい、ブラジル将棋界にとって頼もし ...
続きを読む »日舞の動画資料貸して=竹内さん呼びかけ
2006年6月7日(水) 「ブラジル人は日本人に良くしてくれた。だから、助けてあげたい。これこそ、日伯親善になると思うんだ」。来社した竹内喬さんは、近所の中学生が日本舞踊の録画資料を探していることを知り、所有している人がいればぜひ貸してほしいと訴えた。 サンパウロ市カンブシー区にあるコレジオ・マリスタ・ノッサ・セニョーラ・ダ ...
続きを読む »文協でコッパを見よう!=〝COPA NO BUNKYO〟=22日の日伯戦を体育館で=5×10mの大スクリーン
2006年6月7日(水) W杯を五×十メートルの大スクリーンで見ませんか?――。今月二十二日午後四時から行われる日本対ブラジルの試合(予選Fグループ)が文協体育館で観戦できる。サンスイが巨大スクリーンを提供、映像など技術面でパナソニックが全面協力、ドイツからの熱気を伝える。文協の小川彰夫副会長は、「挨拶とか固いことは一切抜きの ...
続きを読む »バレエ通じた文化交流を=ユバ農場とサンパウロ市のバレエ団
2006年6月7日(水) ミランドーポリス市の弓場農場(コムニダーデ・ユバ協会=弓場常雄代表)では、今月から二回にわたり、サンパウロのスタジウム・バレエ団(代表=マリカ・ジダーリ、デシオ・オテロ)と「ブラジルと日本の文化融合」をテーマに、交流事業を実施する。 この文化事業は、ミランドーポリス市制七十二周年と日本移民九十八周年 ...
続きを読む »「皆でもらった勲章です」=旭日双光章受けた田中さん
2006年6月7日(水) 二〇〇六年度春の叙勲で外国人叙勲を受けた田中エミリアさんへの旭日双光章伝達式が五月三十日午後四時半から、サンパウロ総領事公邸で行われた。 ブラジル国内での今年の受章者は三人。総領事の方針によってそれぞれ別の日に受章者に伝達されることが決まり、今回は田中エミリアさんに勲章・勲記が伝達された。 ブラジ ...
続きを読む »好天に恵まれ運動会=九州ブロック親睦深める
2006年6月7日(水) 雲ひとつない晴天に恵まれ、第四回九州ブロック親睦運動会(担当=大分県人会)が五月二十八日、ジアデマ市の沖縄文化センターで行われた。リベルダーデからはバス三台、さらに車で来た人たちなど約九百人が集まった。 長友契蔵・宮崎会長が開会宣言。国旗掲揚、先没者への黙祷に続いて、永松通一・大会総裁(大分会長)、 ...
続きを読む »コラム オーリャ!
「僕は二世だけどね」と、その老男性は言った。「でも歌の意味は分かるんだよ」 日曜日の沖縄県人会クリチーバ支部発足式典。会場で話した男性は、沖縄方言で歌われる琉球民謡を聞きながら、歌詞の意味を説明してくれた。 サンパウロからの慶祝団が奏でる曲と歌に、若い人は興味深そうに聞き入っていた。それ以上に印象的だったのが、懐かしそうな ...
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