新型コロナウイルスの感染拡大で前倒しされたインフルエンザの予防接種が23日から行われているが、外出自粛令発令中のサンパウロ州では、サンパウロ大都市圏だけで少なくとも14の自治体がドライブスルーでの対応を行い、好評を得ていると26日付現地紙などが報じている。 23日からの予防接種は60歳以上の高齢者と医療関係者が対象で、サン ...
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東西南北
24日の政見放送で不評を買ったボルソナロ大統領が、26日に出した暫定令(MP)で、外出自粛令(クアレンテーナ)の適用外となる「国民にとっての不可欠な行動」に「教会での集会」を加え、教会での活動継続を認めた。外出自粛令には企業家やペンテコステ系の福音派教会が強く反対しており、「祈りの力でコロナウイルスに打ち勝つ」と発言したシラス ...
続きを読む »新日系コミュニティ構築の鍵を歴史に探る=傑物・下元健吉=その志、気骨、創造心、度胸、闘志=ジャーナリスト 外山脩=(3)
下元一家が味わった苦痛は、実は日本移民の多くが経験したことであった。「金の成る木」は嘘であった。しかも、その宣伝もしくは噂を誰が流したか判らなかった。そのため、苦情を持って行く先がなかった。 実際の収入は、間作をして当てでもしない限り、僅かなものだった。「間作」とは、ファゼンダ(農場)側からカフェーの樹間の土地を無料で借り、 ...
続きを読む »ブラジルの外出自粛措置は本当に大げさなのか?
「州知事たちが出した外出自粛措置(クアレンテーナ)を、大統領がひとりでのたうちまわるような形で阻止しようとしている」。新型コロナウイルス(以下コロナ)が猛威を振るいはじめたという大変な時期に、ブラジルでは州知事と大統領が対立するという異様な事態が起きている。 もともと「ひとつにまとまる」ことがあまり得意でないブラジルだが、今 ...
続きを読む »■訃報■宗像直美さんコロナで病死=サンパウロ州立交響楽団合唱団の指揮者
サンパウロ州立交響楽団(OSESP)合唱部などの指揮者、指導者として活躍してきた宗像(むなかた)直美さんが26日正午ごろ、サンパウロ市のオズワルド・クルス病院でコロナウイルス感染症が悪化して亡くなった。享年64。16日から入院し、19日に検査結果が陽性だと判明していた。 宗像さんは1955年5月31日、広島県生まれ。家族に連 ...
続きを読む »《ブラジル》コロナ禍=南、北部でも死者、計57人に=26歳で検査さえ受けず死亡の例も
【既報関連】新型コロナウイルスの感染者や死者急増で、24、25日にはブラジル北部と南部でも死者発生と24、25日付現地紙、サイトが報じた。 24日夜発表の州保健局の集計は、感染者2271人、死者47人(保健省発表では2201人と46人)だった。 感染者最多はサンパウロ州で、感染者が65人増えて810人、死者も10人増えて4 ...
続きを読む »サントス=クアレンテーナで女性が負傷=母に会いに行くと窓から出て
サンパウロ州海岸部のサントス市で、新型コロナウイルスに伴う外出自粛令(クアレンテーナ)を振り切って母親に会いに行こうとした女性が、窓から抜け出そうとして瓦を踏み抜き、負傷する事故が起きるなど、同令実施の難しさを示す事柄が起きている。25日付現地サイトが報じている。 同市の軍警によると、この事故は、同市のドトール・ペドロ・レッ ...
続きを読む »東西南北
ボルソナロ大統領が24日夜に行った政見放送は、政界や国民のみならず、保健・医療、科学などの分野の専門家からも反感を買い、25日には諸団体が一斉に抗議声明を出した。代表例を挙げると、国家保健審議会、ブラジル感染症学会、ブラジル公衆衛生協会、サンパウロ州医師協会、ブラジル腫瘍外科学会、サンパウロ州地方薬剤師協議会、ブラジル小児科学 ...
続きを読む »《ブラジル》商業信頼感指数11・7Pダウン=統計開始史上最大の下げ幅を記録
リオのジェトゥーリオ・ヴァルガス財団(FGV)は、3月のブラジル商業界の景気信頼感指数が、前月比11・7ポイント(P)ダウンの88・1Pだったと発表した。 この指数は0~200の間で算出され、100Pより上ならば、商店主たちが景気を信頼している、または楽観視していることを示すが、100Pを下回る場合は、景気を信頼していない、 ...
続きを読む »臣民――正輝、バンザイ――保久原淳次ジョージ・原作 中田みちよ・古川恵子共訳=(233)
たしかに、近づいてくる人たちのなかに、見違えるほど整った服装のネナがいた。だから、ツーコはネナだと気づかなかったのだ。三人は懐かしさのあまりネナのほうに走った。ネナはきれいに着飾り、パーマまでかけていた。両親に合わせようとわざわざ連れてきてくれたのだ。 ツーコはこんなにおしゃべりなネナを見たことがない。姉は話しつづけた。 ...
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