1月1日(金) 今年は、四年に一度の大統領選挙が行われる年である。焦点は、言わずもがな、ルイス・イナシオ・ルーラ・ダ・シルバ(通称ルーラ)現大統領が再選を果たせるかどうかだ。ちょうど昨年今頃の政界、財界、ジャーナリズム界の信頼できる筋の見方は、「ルーラ再選でまず間違いなし」といった点で一致していたが、大統領の所属する政党(PT ...
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交流協会研修生事業の継続を=過去25年で748人派遣=受入れ側に期待の声盛ん
1月1日(日) 両国百年の計には「人を植え」日伯の架け橋的人材を育てる―とのスローガンをかかげ、一九八一年から日本ブラジル青少年交流協会として日本の若者をブラジルの大地に植え続けて四半世紀。派遣した研修生は七百四十八人にものぼる。現在OBは架け橋になるべく、ブラジル、日本だけではなく世界で活躍している。今年六月には「派遣事業中 ...
続きを読む »卒寿過ぎ今もかくしゃく=悠々、自立生活者の健康法聞く
1月1日(日) 長寿で健康でありたいと誰しもが望む。しかし、実際にそれを実現するのはかなり難しい。特に日系移住者は食生活や生活習慣が母国と異なり、例えば糖尿病の罹患率が高いことが疫学調査で証明されている。健康増進に、気を使う人も多いはずだ。日系人(サンパウロ大都市圏、六十五歳以上)の医療保険加入率は六七%。三人に一人は医療機関 ...
続きを読む »グローバル化でどうなるブラジル?=否応なく新時代へ=時流に乗り有産階級誕生=自宅にいて技術を輸出
2005年12月28日(水) 【ヴェージャ誌一九三五号】丸かった地球がグロバリゼーションのために平たくなったというニューヨーク・タイムズ紙の記者トマス・フリードマン氏が自著「地球は板状」の出版記念で来伯した。ブラジルにとってグローバル化とは何かで、読者の関心を集めている。著書の内容は、グローバル化が経済一極化と技術革新をもたら ...
続きを読む »中銀の通貨政策は唯我独尊=産業界の発展まで目が届かず
2005年12月28日(水) 【エスタード・デ・サンパウロ紙八日】メイレーレス中央銀行総裁は六日、高金利政策に対する内外の批判に対し、隠忍自重の火蓋を切って猛反発した。中銀が時代遅れの通貨政策に固執して国内総生産(GDP)を犠牲にしたと批判したマンテガ産業開発銀行(BNDES)総裁が攻撃の的らしい。 総裁は、物静かな銀行マン ...
続きを読む »パラー州ベレンでモンテッソーリ教育セミナー=――受講80人超え盛況
2005年12月28日(水) ノーボムンド日伯学園(ベレン日系協会運営、越知学園長)は十二日から十六日の五日間に亘り、モンテッソーリ教育のクルソを開催した。 教師にはモンテッソーリ協会(OBRAP)認可のアンナ・イビアピーナ教師を招き、ノーボムンド日伯学園小講堂で、モンテッソーリ教育法についての講義と実習が熱心に行われた。受 ...
続きを読む »(1)初の文協会長選騒ぎ
2005年12月28日(水) 日系社会の代表機関ブラジル日本文化協会の会長を選ぶ会員選挙が三月十六日、創立五十年の歴史で初めて行なわれ、三候補が出馬した。 最大の争点は、〇八年日本移民百周年の目玉記念事業として取り沙汰された日伯総合センター建設案について。 日系社会の「総意」を得られないまま推進していた現職上原幸啓氏(元サ ...
続きを読む »(4)古参議員2氏が死去
2005年12月28日(水) それぞれが二つの世代を代表した日系の二人の連邦下院議員、野村丈吾氏と小林パウロ氏が亡くなった。 比較すれば、野村丈吾氏は古い世代。日本語で演説ができ、日本語がわかる人たちの支持を受けて国政に乗り出した人だ。まさしく日系コロニアを票田にして、その代表だった。いつも、コロニアに対しては温かかった。自 ...
続きを読む »(5)コチア青年が50周年
2005年12月28日(水) セラード開発に先鞭をつけ、花卉や果樹栽培に大きな功績のあった「コチア青年」。累計で二千五百八人を数える彼らの移住が始まり今年で五十年。その節目を祝う式典が九月に開かれ、日本から外務大臣政務官、全国農業協同組合中央会会長らが列席した。 戦前移民の農業後継者で「新来移民」「ジャポン・ノーヴォ」と呼ば ...
続きを読む »(8)移民ドラマに光当る
2005年12月28日(水) ブラジル日本移民のドラマに光が当った年だった。 映画「ガイジン2」(山崎千津薫監督)と、NHK開局八十周年記念ドラマ「ハルとナツ~届かなかった手紙~」。 前者は「ガイジン」(一九八〇)の続編。日系女性四世代の人生を軸に約百年にわたる日系ブラジル移民史を壮大なスケールで描いた作品。 制作費は一千 ...
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